白鯨のレビュー・感想・評価
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白鯨との闘い‼️
ハーマン・メルヴィルの「モビー・ディック」をジョン・ヒューストン監督が映画化した傑作ですね‼️片脚を奪った白い巨鯨モビーディックを探し求めるエイハブ船長の執念と、モビー・ディックとの死闘をダイナミックに描いてます‼️グレゴリー・ペックの熱演で魅せるエイハブ船長の執念を楽しむ作品ですね‼️特に後半の対決シーンに至っては観客だけでなく、劇中の部下たちまでエイハブ船長の狂気に呑まれて狂気じみてくる‼️スゴいです‼️有名なラスト、モビー・ディックの巨体にロープで磔になったまま絶命するエイハブ船長‼️夢に出てきそうな迫力ですね‼️そんなエイハブ船長の狂気やモビー・ディックによるモンスターパニックとしてだけでなく、捕鯨港ニューベッドフォードの全景から、ピークォッド号の佇まいまで、全体的に古い銅版画のような壮厳な色彩で、堂々たる文芸大作としての香りが高いです‼️そして観終わった後、やはり「黄金」などと同じく、今作もヒューストン監督お得意の「努力水泡」の傑作なんだなと痛感させられました‼️
抹香鯨
作業しながら流し見。
ものすごく昔に、大変つらい思いをしながら原作を読んだ。なにが大変って、現代日本人としては帆船の構造や捕鯨の仕組みがよく分からんので理解が追いつかない。でも物語の大半はそのあたりの知識の羅列である。そして暗くて重い。キツい。でもスゲーいい作品なんだよな…。
という記憶だけはあるので、アマプラで映画を見つけてさっそく再生。
原作より先に映画が観たかったな…当時あんなに想像が難しかった捕鯨のやり方がビジュアルとしてわかる…。
さすがに原作ほどの重厚感はない。うっすらした記憶だけど、原作ではもっと船員たちに熱いやり取りがあった気がする。でも陰鬱な雰囲気を上手く描いているし、迫力もある。この時代によくこれだけの特撮ができたなあ。帆船を思う存分堪能できるのは大変よい。
ラスト、船が渦に飲まれてゆく様は、かつて原作を読んで思い描いた通りだった。感動した。あの虚無感がたまんねえんだ。
モビー・ディックあんな追い回されてかわいそうだな…と思うけど、この物語は捕鯨のリアルさと対象にストーリー自体は非常に観念的なものなので、モビー・ディックもなにかの象徴としての存在でしかないのだ。つまり追い回されるかわいそうなクジラは実在しないってこと、よかったね…。
「これのためなら死んでもいい」というタイプの人が出る物語が好きなんだけど、まさにそういうアレなので私はやっぱり白鯨が好き。そういうのが理解できない人には全く刺さらない話だろうな。一部の人間には銛のごとく刺さるのである。あと主人公とクィークェグの関係がエモい。
クイークェグ珈琲の方が良いのでは?少しは『にぎやか』になる
親父が好きな映画だったが、帆船が出てくるので、僕自身も好きな映画だった。白鯨なので、白黒映画で見ても問題なかっただが、カラーとは今日始めて知った。小説は読破してない。海底二万海里と一緒で、観光ガイドブックの感が払拭出来ない。
テーマは『黄禍論』と考えている。日本海沖で遭遇すると言うのも象徴的すぎる。
この時代はパナマ運河もスエズ運河も出来ていないので、喜望峰を回る。また、マゼラン海峡は物凄く海が荒れているので、インド洋を横断する。しかも、なぜか、ロサンゼルスとかサンフランシスコから出ていないかは、まだ、アメリカではないから。また、このお話はアメリカ文学だが、映画の出発地点はイギリスだとも思う。
従って、白鯨と言うよりも『黄鯨』だと思う。細田守監督の諸作品はリスペクトしているかなぁ?
クイークェグ珈琲の方が良いのでは?そうすれば、ショップの中も少しは『にぎやか』になる。僕の時代は喫茶店って言えば『議論する場』と考えている。この前、クイークェグ珈琲の店内で知り合いと喋っていたら、アベックに嫌な顔された。若者に言いたいものだ。勉強は学校の図書館か家でやってもらいたい。勿論、いじわる爺さんになってクレーマーにはならないよ。あと、八年の命だからね。
追記 白鯨は日本や中国の事だと思う。つまり、仮想敵国さ。アメリカじゃない。捕鯨船がアメリカキャピタリズムそのものだからね。
その後、グレゴリー・ペックさんが制作した『ダフ』とジュール・ベルヌ原作の『八十日間世界一周』を池袋の映画館で鑑賞して、1日で世界2周した地上での世界記録があると勝手に思っている。
『Far East Network』なJAPANより
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