ニュー・シネマ・パラダイスのレビュー・感想・評価
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トト可愛い💕アルフレッドはもっと可愛い❤ ❤ ❤
あまりにも有名過ぎる作品だけど観るのははじめて😊来週末にWOWOWの『W座からの招待状』で劇場公開時に見逃してた『モリコーネ 映画が恋した音楽家』が放送されるのを楽しみにしてたら、まさかの新文芸坐さんがニューシネの上映してくれるという運命的なスケジュール💕これは行かねばっ❗️観ねばっ‼️と即決✨✨
結論:
この先映画を観るときは五感をフルに使ってで楽しむようにしよう❤ そぉでないと損してる気がする、と思わせてくれた映画。
あまりにも聞き覚えのある曲の連続で驚き。そして日本人には馴染み深い(?)武田鉄矢の「おふくろ〜もう一杯!」が頭をよぎる😂
こんなに知ってる曲ばっかりなのに、受賞したオスカーは歌曲賞ぢゃないのね。1990年の外国語映画賞。もぉ不朽の名作としての不動の地位を確立してるから今更なんの賞でも変わらないか💦(ちな、モリコーネ氏がオスカー獲ったのはタランティーノとのコラボとのこと。翌日はタランティーノ作品を劇場観賞する予定なのもなんだか素敵な運命を感じる🍀)
曲の素晴らしさばかり書いたけど、ストーリーももちろん素敵。舞台はシチリア島の小さな村。大人も子どもも“共存”してる感じ。時代的なもので今だったらバッシング対象になっちゃう描写はあるものの、それでも子どもが子供らしく、それを大人が笑顔で見守る暮らしはとっても素敵。
宗教的観点からラブシーンをカットする神父様。見ちゃダメと言われたら余計に見たくなるのは大人も子供もみんな一緒w
作中劇にはクリス松村のそっくりさんが出てきてウケた😂
サルヴァトーレ君(愛称トト)の子供時代、青年期、大人になってからをみせる映画だけど、彼を周りで支える人達の顔触れは変わらない。同じ愛情を持って接し続ける。広場オヂサンも変わらないwww
(ただ、残念な事に青年期のトトがあまり思い出したく無い元彼にそっくり過ぎて感情移入の妨げに……残念だゎ😭😭😭)
最後はサッカーくじのナポリ人館長の笑顔と泣き笑いが素敵。
戦時中の映画館の雰囲気を知りたいと思ったので視聴しました。 悪知恵...
アルフレード技師お許しください!女装映画鑑賞第4弾。これレビュージャナイ!
名作中の名作ということで、いつも女装映画鑑賞でお世話になっている名画座での鑑賞でした。
このたびも「いつもこんな恰好で観にきて済みません」と断りを入れてからの入館。
「いえいえ、どんな恰好でもいいんですよ。映画を楽しんでくださるなら」と、いつも優しいモギリのおねいさん。慣れてきたのか、引きつり気味ではなくなって。←困らせたるなよ!
この人がチョー可愛い₍ᐢ⑅•ᴗ•⑅ᐢ₎♡から困る。
むしろ、アルフレードみたいな強面のおじさんの方がいいのに。
振り返ってみれば、女装映画鑑賞って
①この名画座での『フォレストガンプ』でデビュー
からの↓
②大阪の魔窟映画館での『カンフーモンスター』
からの↓
③名画座での『秘密の森の、その向こう』(未レビュー)
からの↓
ときて、本作の鑑賞です。
結論から言うと、ディレクターズカット版を観たかったなぁ…と思いました。
映画解説を読むと、やはり劇場公開版では物足りなさを感じてしまいました。
ところが、これが困ったことに完全版だと上映時間が、およそ3時近くある超大作なのですね。
普段なら何ということないのですが…
女装鑑賞だと、致命的に困るのが、緊急時のトイレ問題(笑)
勿論、しれっと女子トイレに入る訳にはいかず。かといってそんなナリで男子トイレにも入れずで、非常に困るのよん。
やはりエレナとのその後のエピソードを観てみたかったです。
ですが、トトの屈託のない笑顔を微笑ましく思い、何だか既視感を覚えて。
この子何だったっけ?と考えていると、ふいに連想しました。しょーもないことを。
TVアニメ『母をたずねて三千里』のアメディオやん!と思いました。←なんでやねんな!
真面目にレビュー書けよ!→それは真面目なれビュワーさんにお任せして。私如き女装崩れがあれこれ述べるまでもなく。
これでも大真面目なんだよ!トイレ問題チョー悩むんだよ!
なら、もういい加減止めたらいいのに…
まだ行くつもりだよ!次回もこの名画座での『音楽』鑑賞だよ!女装でだよ!
前を向くだけが全てじゃない
トトとアルフレード
戦後まもなくのイタリア🇮🇹シチリア半島。
娯楽の少ない時代、人々は教会で上映される映画に足を運び楽しむ。
ただキスシーン、裸、抱擁のシーンは、牧師様の意向でカットされている。
映画好きな男の子トト、映写技師のアルフレードと仲良くなり見よう見まねで技術を覚え映画を映しているが、アルフレードから、島を出て夢のある仕事に就け、と促される。
アルフレードにしたら映画好きならただ映すだけの仕事ではなく作る仕事をしろ、という示唆だったのだろうか。そしてそれはアルフレードの夢でもあった。
絵本のIページのような広場の情景。
建物の壁をスクリーンに見立て映像を映す。
入りきれなかった人々は喜び食い入るように観るが、燃えやすいフィルムから火が出て火事に、あわや、でトトがアルフレードを引き摺り出し助かった。命の恩人トト。
青年となり好きな女の子エレナもできて充実した生活を送る二人。しかし、徴兵され、大学に通うエレナと離れ離れになりいつか自然消滅。
決心し、島を出て行くトト。
見事夢を果たし、30年帰らなかった島に帰って来る。
アルフレードの訃報を聞いて。
出て行く時に帰って来るな!
と言い、
病の床に就いても、妻にトトには知らせるな!
と言い‥‥。
だから、亡くなってからしか会えなかった。
アルフレードのトトに賭ける二人分の思いが伝わる。
あの新しかった白い現代的なシアターが、
情けないほど惨めな様相を呈していたのは、
観ていて辛い。
恋人エレナとの出会いといつのまにかの別れは、仕事を達成する為の布石となったのだろうか?
トトの子供時代青年時代は、映画の絶頂期。
昔のたくさんの作品が映され、映画好きにはたまらない作品だろう。
私がわかったのは、
『カサブランカ』『風と共に去りぬ』のポスター。
『恐怖の報酬』、『誰がために鐘は鳴る』、
チャップリン、イングリット•バーグマン、
トトとエレナがサボテンのお皿でサラダを食べている時、ラストのテーマ曲、
『森の学校』でも流れていた。
ノスタルジーの塊
自分のすることを愛せ〜映画こそわが人生‼️〜
公開当時、ケビン・コスナー主演の「フィールド・オブ・ドリームス」と共に、中学2年生だった私を号泣させ、脱水症状寸前にまで追い込んでしまった確信犯的名作‼️この作品は映画という芸術へのラブレターであり、映画を愛し映画館へ通う我々映画ファンへの素敵な素敵なプレゼントなのです‼️可愛いトト少年。映画が大好きで、フィルムの切れ端を集めて宝物にしている。映画館の2階にある映写室にも入ってみたい。そして映写技師アルフレードとの友情。アルフレードのケガによりトトは映写技師に抜擢される。成長したトトは初恋、戦場へも駆り出される。そして故郷を出たトトは有名映画監督となり、アルフレードの死をきっかけに30年ぶりに故郷へ凱旋する・・・何だこの映画ファンが一度は夢見るような人生は‼️このトトの様々な人生模様を美しく、そして切なく彩るエンニオ・モリコーネの素晴らし過ぎる音楽が、この作品を永遠に忘れられないモノにしています‼️数々の名作が映し出される映画館内の風景や、アルフレードが映写を反転させて外に映し出し、お金がない人たちに映画を見せてあげたり、トトとエレナの映写室でのラブシーンなど、一つ一つのシーンに製作者たちの映画への熱い想いが溢れていますよね‼️ラスト、トトがアルフレードの形見のフィルムを上映するシーンの感動は、映画を好きでよかったなぁ〜としみじみ痛感させてくれるかけがえのない瞬間です‼️映画こそわが人生‼️
タイトルなし(ネタバレ)
自分が存在する根拠を問い続ける映画(だから身に覚えがある人は多いよね)。男女(父母)が睦み合って自分は生まれたという確信を得るために、失われた欠片を拾い集める。それが一つの物語として紡がれる最後は圧巻。
イタリアらしく適度に下世話なのも人間讃歌という感じでよく、下世話だから人間が生まれるんだよね。
幻を信じられる人は強い。
音楽が大好き
冒頭の、大人のトトが、映写技師の死を聞いて、その死を悼み、過去を振り返るスタートからつまずきました。
きっと、監督は自分の半生をこの映画に投影したんでしょうが、不義の関係の女性がベッドにいる必要があったのでしょうか、余計な夾雑物に見えますし、関係性はどうにでも表現できたはず。「こんなに汚い大人になった自分にも、かつて輝かしい季節があった」というような、自戒の意味が込められているのでしょうか。私には余計な演出で、まわりからのおすすめの声と、評価の高さもあって、二重のマイナスポイントでした。
少年時代のお話は、文句なしの素晴らしい出来栄え。
特に、情感たっぷりに繰り返されるテーマ音楽は、既に耳なじみのいい印象であちこちで刷り込まれていたので、「あ、この曲この映画がもとなんだ」という驚きと、あらためてその旋律の美しさに聞きほれてしまいました。
何かのジブリの映画だと勘違いしていたほどです。使われる古い映画のフィルムと、耳に覚えのあるメロディの効果で、既視感たっぷりの展開に。
自分の少年時代がダブったほどです。
私には、ほろ苦い演出がちょっと苦過ぎました。
全ての映画付きに捧ぐ
映画史とともにトトの人生を振り返る
映写士という仕事に魅せられたトト、はじめは煙たがられるもアルフレッドとの間に絆が生まれる
エレナとの恋を経てトトは村を離れる
決して戻ってくるなというアルフレッドの真意は
アルフレッドの話した兵士と王女の話、兵士は約束の100日の前日にバルコニーを離れてしまう
アルフレッドの解釈はおそらく、
兵士は愛する王女の可能性を摘んでしまうと感じて自ら手を引いたというもの
アルフレッドも同じく、トトのことを思っていたからこそ、そして未来の可能性を信じていたからこそ村という閉じた世界に留まらせず外の世界に出した
そして村の映画から取り除かれていた、村では得られなかった恋愛をラストにトトへ届けた
映画を観る一人一人に世界観があり、映画愛あふれる作品
何をするにもお前のしたことを愛せ、あの日映写室を愛したように
このくらい映画に対して愛があれば…
名作です。 好きなことへの情熱や恋、すごくキラキラして描かれていて...
【"Kiss Kiss Kiss the Movie!"映画を通して成長するトト少年の姿を、数多くの映画を愛する人々の姿を絡ませて描き出した作品。映画を大スクリーンで観る時間は、何物にも変え難い。】
ー これだけの名作であるので、久方ぶりに鑑賞した感想を簡潔に記す。
但し一部、ネタバレになっています。-
・シチリアの小さな村。少年・トトは、母の目を盗んで、村唯一の娯楽である映画館・パラダイス座に通い詰めて映写技師・アルフレードと交流を深めて行くシーンの数々。
そして、教会を兼用した映画館に集う人々。映画館は常に満席であり、人々は映画を見て笑い、涙し、司祭によりカットされたキスシーンが観れなくて、憤慨する。
ー 何度観ても良い。
トトが牛乳を買うお金を映画に使ってしまい、母親に叱られるも、アルフレードが機転を利かせて、トトを助けるシーン。
トトの母親もそれを分かりつつ、お礼を言う。
アルフレードの善性と、トトの映画大好きな事が見事に描かれたシーンである。
そして、司祭によりカットされたキスシーン。
伊丹十三のエッセイで、日本でも戦時下、統制により恋人同士のベッドシーンの台詞が”お兄様と久しぶりに寝るわ・・。”と勝手に変えられていたという逸話を思い出す。ー
・1950年代まで、映画のフィルムは可燃性であった。今作でも上映中、映画館に入れない人達のためにアルフレードが、向かいの家の壁に映画を映してあげるシーンで、火災が起こってしまう。
ー けれど、映画館は”ニュー・シネマ・パラダイス”という名で復興され、トトが映写技師として働く。だが、そこにアルフレードがやって来て、火災のために盲目になりながらも一緒に働く、まるで目が見えているかのように・・。映画愛だなあ・・。-
・青年になったトトが、美少女エレナと恋に落ちるシーンも良い。
ー 告解室で、トトがエレナに言った言葉。そして、二人のキスシーンはカットされる事無く、この映画内で何度も、映し出される。ー
・トトに、アルフレードが”若くて、未来があるのだからこの村を出てローマに行け。帰って来てはイケナイ”と諭すシーン。
ー ローマで、トトは映画監督として成功し、アルフレードが亡くなったという連絡を母から受け、30年振りに故郷へ戻る。
久しぶりの故郷の輝くようだった映画館は、TVの普及により解体が決まっていた。
現況下も、似たような状況になっているが、私は映画館特にミニシアターは無くならないと信じている。
TVは、かつての様な面白さを失い、一部のドラマを除いて、グルメ番組やゴシップニュースを流す番組が多くなっているという・・。(私は、TVは殆ど見ないので、伝聞です・・。)
何故なら、客電が落ちた漆黒の闇の中、映画を大スクリーンで観る時間は、何物にも変え難いモノだと思っているからである。ー
<ラスト、トトが会社の試写室で観た、アルフレードが遺した且つてカットしたキスシーンを繋ぎ合わせたフィルムを涙を浮かべて観るシーンは、何度観ても心に沁みるのである。
これは、私の勝手な解釈であるが、亡きアルフレードが天国から、
”もう大人だから、観ても良いよ、トト・・。”と言っているように、私には見えるのである。>
<2013年5月の気候の良き頃 今は無き映画館にて鑑賞>
<その後、様々な媒体で再鑑賞>
Merci vo cu, M. Jacques Perrin.
映画好きを自認しながら、つい最近までこの作品を観たことが無かった。しかし、もし若い頃にこの作品を観ていたら、そのノスタルジックさが鼻について好きになれず、その後観ることが無かったかも知れない。だが、ジャック・ペラン演じるトト、もといサルヴァトーレの年代になって初めてこの作品に触れたからこそ、そのノスタルジックさを理解できて、受け入れることができて、そして浸ることができるのだと思う。ペランの訃報を聞き、改めてこの作品の素晴らしさを噛み締めている。さあ、ペランの冥福を祈りながら、今夜またこの作品を観よう。ノスタルジー?いいじゃないか、十分に戦って来たんだから。
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