「トトとアルフレード」ニュー・シネマ・パラダイス りかさんの映画レビュー(感想・評価)
トトとアルフレード
戦後まもなくのイタリア🇮🇹シチリア半島。
娯楽の少ない時代、人々は教会で上映される映画に足を運び楽しむ。
ただキスシーン、裸、抱擁のシーンは、牧師様の意向でカットされている。
映画好きな男の子トト、映写技師のアルフレードと仲良くなり見よう見まねで技術を覚え映画を映しているが、アルフレードから、島を出て夢のある仕事に就け、と促される。
アルフレードにしたら映画好きならただ映すだけの仕事ではなく作る仕事をしろ、という示唆だったのだろうか。そしてそれはアルフレードの夢でもあった。
絵本のIページのような広場の情景。
建物の壁をスクリーンに見立て映像を映す。
入りきれなかった人々は喜び食い入るように観るが、燃えやすいフィルムから火が出て火事に、あわや、でトトがアルフレードを引き摺り出し助かった。命の恩人トト。
青年となり好きな女の子エレナもできて充実した生活を送る二人。しかし、徴兵され、大学に通うエレナと離れ離れになりいつか自然消滅。
決心し、島を出て行くトト。
見事夢を果たし、30年帰らなかった島に帰って来る。
アルフレードの訃報を聞いて。
出て行く時に帰って来るな!
と言い、
病の床に就いても、妻にトトには知らせるな!
と言い‥‥。
だから、亡くなってからしか会えなかった。
アルフレードのトトに賭ける二人分の思いが伝わる。
あの新しかった白い現代的なシアターが、
情けないほど惨めな様相を呈していたのは、
観ていて辛い。
恋人エレナとの出会いといつのまにかの別れは、仕事を達成する為の布石となったのだろうか?
トトの子供時代青年時代は、映画の絶頂期。
昔のたくさんの作品が映され、映画好きにはたまらない作品だろう。
私がわかったのは、
『カサブランカ』『風と共に去りぬ』のポスター。
『恐怖の報酬』、『誰がために鐘は鳴る』、
チャップリン、イングリット•バーグマン、
トトとエレナがサボテンのお皿でサラダを食べている時、ラストのテーマ曲、
『森の学校』でも流れていた。
これはみなさんが名作名作って言うのが納得ですね😘 その関係で昨日この監督さんが10年くらい前に作った 鑑定士と顔の無い依頼人て作品を見て ラスト10分くらいまで完全に騙されていてあまりの出来事に驚愕して明日複線回収する為にもう一度鑑賞するかなって感じです🥹
ここまでのミステリーって数年に一本レベルのやつを喰らいましたよ🤮
りかさん、こんにちは。
あまり知識の無い僕のバカな質問ですが『森の学校』っとレビューの中に書かれてましたが、別の作品名の事ですよね!?
どっちが先だったんですかね?