「劇場で見たのですが…」2010年 koma komaさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場で見たのですが…
小学生くらいの時に誘われて今は無き日比谷スカラ座まで行って見たのですが、なんと2001年宇宙の旅は未見でした(^◇^;)
冒頭のフロイド博士の報告書の形を取った状況説明シーンを頼りに映画を乗り切ったのですが、当時は星4つ分位の見て良かった、感を覚えていたと思います
木星の大気を使っての空気ブレーキングシーンではサラウンド全開で椅子が震えてましたね、書き込んでて思い出した。
当時最先端のCGを使った木星収縮シーンも良かった
と思って幾年月、当時はレンタルビデオ台頭前夜で2001年宇宙の旅を見る事も叶わずクラーク原作の2001年〜を購入して読んだら改めて2010を見返す必要が無くなってしまったのですね。
最近2001の4K UHDを購入したのでセットで購入して見直したんですが、今見ると色々とアラが有って当時の評価はダダ下がり
前者は1960年代に21世紀の技術はこうなるはず、と言う考証の下に作られているのが、2010では取ってつけた様な未来感で今見ると既に古臭く感じてしまうのですよね。
例えばフラットモニター、タブレットが出てくる2001に対して今や街の電気屋でも見なくなったブラウン管モニターになって(退化してる!)たり
ソ連が崩壊、みたいな事情は当時は想像出来なかったのは分かりますが、それ以外のノイズが多くて素直に楽しめませんでした。
この映画制作当時にすでに映画史に残る作品だった2001年宇宙の旅の様に映画史に残る作品にしようと言う心意気が有ったのかと今考えます
でもジョン・リスゴウが珍しくいい人役なのと、劇中のホットドッグの話に免じて星を半分増やしました
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