「【”君にもう一度だけチャンスをやろう。と政府の裏組織の男は言った。”美しくも哀しき女アサシンの苦悩と儚い恋を描いた作品。30年前のこの映画に後年、影響を受けた映画は数多あるのである。】」ニキータ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”君にもう一度だけチャンスをやろう。と政府の裏組織の男は言った。”美しくも哀しき女アサシンの苦悩と儚い恋を描いた作品。30年前のこの映画に後年、影響を受けた映画は数多あるのである。】
■内容は、巷間に流布していると思われるので、割愛。
だが、この30年前のリュック・ベッソンの映画に影響を受けた映画は数多あるのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・粗野で品性の欠片もない10代のニキータを演じたアンヌ・パリローの、ニキータが政府の裏組織に警官殺しで無期懲役になった事をチャラにする事と引き換えに、女アサシンとして訓練をする中、美しい20代の女性に変貌していく様が、凄い。
・ニキータを訓練するボブが、彼女に与えた最終試験のレストランの激しい銃撃シーンも忘れ難い。
ー プレゼントとして、差し出された箱の中に有った銃。ー
・ニキータは、見せかけの自由を手に入れ、スーパーで買い物をしていた時に会った、レジ係のマルコと恋に落ちていく様。
ー ボブは伯父さんとしてニキータとマルコが同棲している家に来て、二人にベニス行きのチケットを渡すが、そこでもニキータには殺しのミッションが待っていた・・。
バスルームで、隠されていたライフルを組み立て、マルコが呼ぶ中スナイパーとしてミッションを遂行するシーンは、幾つかの映画が明らかに影響を受けている。-
<ラストあるミッションに失敗し、命からがら戻ったニキータに対し、マルコは全て知っている”と言って涙を流すニキータとキスを交わす。
そして、彼はニキータを逃がした後に”ニキータを自由にしてやれ”と言ってボブにニキータが命懸けで取ったマイクロフィルムを渡し交渉するシーン。
ボブも、ニキータを愛しているため、”何とかやってみる。”と答えるのである。
ご存じの通り、掃除屋のヴィクトルを演じたジャン・レノが、この後「レオン」で大ブレイクする事も改めて記す。
今作は、30年前の映画だが、スパイガジェットの数々や、テンポよいストーリー展開は久方ぶりに鑑賞しても面白きリュック・ベッソン監督の名が世界に轟いた作品である。>
大好きな映画です。
ガンアクションもすごくかっこいい。
彼と一緒にいる最中に暗殺の指令を受け、バスルームに篭って、泣きながらライフルを打つニキータ、切ない。
また観たいなぁ