「【ジム・ジャームッシュが描く、地球上の5つの都市の5人のタクシードライバーがほぼ同時刻に乗せた乗客との遣り取りを描く”粋”で”面白き”5つの物語】」ナイト・オン・ザ・プラネット NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【ジム・ジャームッシュが描く、地球上の5つの都市の5人のタクシードライバーがほぼ同時刻に乗せた乗客との遣り取りを描く”粋”で”面白き”5つの物語】
■<Caution! 以下、内容に思いっきり触れています!>
<オープニング>
宇宙の中に浮かぶ美しき地球。
トム・ウェイツの”バック・イン・ザ・グッド・ワールド”が流れ始める。
スクリーン上の画はどんどん地球に近づいていき、自転する地球上の地形を映し出しながら、アメリカ西海岸に至るところでトムの歌は終わり、暗転。
5つの時計が映し出される。左から、ロサンゼルス、NY、パリ、ローマ、ヘルシンキの時刻を刻んでいる。
<ロサンゼルス:7:07PM>
・タクシードライバー コーキー(ウィノナ・ライダー) ガムを噛みながら、煙草を吸いながらハンドルを抱えるように運転している。小柄なのだ。
ロッカーを空港に降ろした後、乗せたのは映画キャスティング・エージェント(会話の途中で分かる)ヴィクトリア(ジーナ・ローランズ!)。
二人は煙草を吸いながら、会話を交わす。
目的地に到着した後、ヴィクトリアはコーキーに映画出演を持ち掛けるが、コーキーは”整備工になりたいから!”ときっぱりと断る・・。
ヴィクトリアもスッパリ諦め、挨拶を交わし車を後にする・・。
物語はほぼタクシーの中での気鋭の新人女優とベテラン女優の会話のみ。けれど、これが”粋”で良いのだなあ。
個人的には、ロサンゼルス編が一番好きなのだが、この後も
<ニューヨーク:10:07PM>
<パリ: 4:07AM>
<ローマ: 4:07AM>
・タクシードライバー ジーノ(ロベルト・ベニーニ)
・客 神父(パオロ・ボナッチェリ!)
の面白き遣り取り。
ローマ編は2番目に好みである。
<ヘルシンキ: 5:07AM>
の各都市のタクシーの中で面白き物語が繰り広げられる・・・。
<1992年5月5日 劇場にて鑑賞>
<その後も、ジム・ジャームッシュ監督作品が観たくなると、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「ダウン・バイ・ロー」などと一緒にブルーレイにて鑑賞。
いつ見ても、面白い作品群である。>
<2021年3月23日 追記>
・ジム・ジャームッシュ監督作のお気に入り作品として、その後「パターソン」が加わった。ゴルシフテ・ファラハニが奥さん役なんて、羨ましいぞ!アダム・ドライバー!
こんにちは。
素敵な思い出ですね♡後に奥様になられる方と本作を鑑賞なんて!オシャレ過ぎます!そしてバイザウェイを歌いこなすNOBUさん。どんだけ何でも出来る人なん!
o(≧▽≦)o
そして「Filmarks 90´s」
本日から「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」です!!!!
1週間って短すぎます( T_T )