ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドのレビュー・感想・評価
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小走りゾンビ
ノロノロとしたイメージが意外と機敏に動くゾンビ、特に最初に登場するセメタリーゾンビのインパクトが大で女性の裸体も印象深く、ホラー映画というよりもアート映画としての芸術性が強く感じられる。
黒人青年が最後まで生き残る劇中の主人公でありながらラストは酷い仕打ちを受けて殺されてしまう、ゾンビ退治を緊張感もなく楽観的にまるで人間狩りの如く、人種差別の問題を描いている訳では無いにしろ白人至上主義としての浅はかで残虐な醜い人間の愚かさが目立つ。
ほぼ密室劇としてゾンビそっちのけで争う人間同士のエゴから発生する力関係、西部劇やアメリカン・ニューシネマの雰囲気も感じられるジョージ・A・ロメロのゾンビ映画としての原典は様々なジャンルの映画に受け継がれているような、例えばスティーヴン・キングの『地獄のデビル・トラック』が本作まんまな設定で『ヤングガン』のクライマックスも思い出す、どっちもエミリオ・エステヴェスだ。
籠城モノ映画の原典でもある、昔の映画にも沢山あるかもしれないが!??
なぜにモノクロなのかと思ったら…。
今年177本目(合計453本目/今月(2022年6月度)24本目)。
(※「異世界かるてっと あなざーわーるど」を見た後に向かったのですが、この映画のレビューの需要はないと思うので飛ばします)
始まるとほぼモノクロというタイムスリップしたような映画。あれ?映画館間違ったかな?(大阪市にはよくモノクロ映画をリバイバル放映する映画館があります)と思ったのですが、映画館を間違えるわけないですし(シアター番号を間違えることはあっても)。
多くの方がいわゆる「ゾンビ映画のはしり」と書かれているのもなるほど納得、というところです。また、「相当」前なので(1968年らしい)、今とは考え方の違う部分(特に一部の字幕にやや配慮は足りない)や、そもそも「映画描写上のテクニック、技術が今ほど発達していない」という部分もあるので、現在の2021~22の観点で見ると、どうしても「古い映画だなぁ」という印象「だけ」は受けます。
ただ、この映画をきっかけとして今日にいたるまでいわゆるゾンビ映画(ほか、隣接するようなものも含む)ができたのだと思えば、そのはしりとなったいわゆる「原点」を見ることができた点で有意義であったし、「昔はこんなのだったのだなぁ」という点も(同じ日本で、日本の映画館で放映されているとしても)(時代変化による)文化の違いを知ることができてよかったです。
逆に言えば「ストーリーというストーリーが存在しない」、換言すれば「ネタバレのしようがない」という点はいえますが、この映画の公開意義は結局「今日も放映されているゾンビ映画(隣接する分野も含む)のはしりとなった50年くらい前はどうだったのか」という点を知るという「なつかしさ、古いもの探し」という点にあるのは明らかで、「ストーリーがよくわからない」というようなことを論じるものではなかろうと思います。
特に減点要素もないので(ただ、今日の映画館の一般的な放映スタイルからすると、いつ始まっていつ終わるのかが不明瞭な点は言えます。無理やり今日の映画館に入れたため、映画館固有の「これから始まりますよ」とか「これで終わりですよ」とかとなぜかバッティングしたり、それらが飛ばされていたりしたが、仕方がない。勝手に元フィルムをカットして放映すると著作権上の問題が起きるため)、フルスコアにしています。
1968年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨
もう言わずと知れた、クラシック・ホラーの名作!
"ゾンビ"は、ここから始まった!
…なんて、偉そうなことを…
ハイ、この作品を初めて観たのは、もちろんTSUTAYAで DVDを借りて…でしたね。もう大昔のことです(笑)
当時は、かの『ゾンビ』の前作ということで、えらく気合いを入れて観たような気がします…。
何回か観たことがあるのか、ストーリーはもうインプット済み…まぁ、インプットするほどのお話でも無いんですけどね…笑
で…
日本で正式にロードショー公開されるのは、何と今回が初めてとのこと!…劇場に足を運ぶ価値のある上映となりました。
久しぶりに観て、面白い発見もありました…。
ゾンビが道具を使ったり、なんか意図的に車のヘッドライトを壊したり…笑
最初期のゾンビは、かなり知的だったんですね…そんなのすっかり忘れてました(笑)
ホラー映画ファンは、当然見逃し厳禁なこの作品。まだ未見の方は、この"異なる世界"にぜひ浸ってください…。
もしかしたら途中で寝てしまうかも知れませんが…笑
オススメ!!!笑
*パンフレットには、この作品の映像化やソフト化の歴史がまとめてあって、なかなか興味深い記事でした。
(日本のソフト会社は、クライテリオン社でソフト化された映像作品を日本語字幕付きで国内盤として出してくれやしまいか…)
やっぱりラストは強烈。
実質的には、日本初上映のようで…
ジョージ・A・ロメロ初監督作品
ここからゾンビが始まったと思うと、 歴史を感じる作品です。 白黒で...
プロトタイプ・オブ・ザ・『ゾンビ』
ゾンビ映画の教科書
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