「ハロウィンのブルースター家」毒薬と老嬢 jarinkochieさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ハロウィンのブルースター家

2020年7月16日
Androidアプリから投稿

ハロウィンは古代ケルトが起源らしい祭りで
この時期、悪いもの(精霊とか)も行き来するので
これらが家に侵入しないよう かがり火をたき、暖炉の火を新しくした

独身主義のモーティマー(グラント)は結婚を決めたが、問題が次々と起こりハネムーンが暗礁に乗り上げそうに…

脱獄した兄(殺人鬼)も戻って来る

叔母姉妹は料理上手だが 毒酒で殺人をし、慈善事業をしたかのように喜んでいる
(すでに家内に存在する魔女のよう)

魔女 vs 殺人鬼

そこに セオドア “テディ” ルーズベルト化したテディが微妙に絡む

家に実験室や薬物があり、姉妹の死体慣れからも
ブルックリンの(アメリカの)名家の胡散臭さを皮肉っている

ケーリー・グラントが様々な驚きの表情を見せ、ドタバタを牽引する

ピーター・ローレ(アインスタイン博士)の軟体動物のような不思議な存在感
ジョセフィン・ハル(アビー叔母さん)の狂気も感じられる可愛さ
ジョン・アレクサンダー(テディ)のぶっ飛び感
ジャック・カーソン(オハラ巡査)の二度見、逸脱してゆくアイルランド系
などが印象に残った
(達者な人々が出演しているので 好みも色々、分かれそう)

大ヒット舞台劇を キャプラ監督が違和感なく映画化している

jarinkochie