「EUへの憧れ」トリコロール 白の愛 ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
EUへの憧れ
カロルは、旧共産圏である貧しいポーランドの象徴として、自由平等博愛のフランスの象徴であるドミニクを強烈に欲していることを表しているようでした。このフランスへの愛憎入り混じった複雑な感情は、キェシロフスキの感情そのものだと思います。ポーランドは2004年にEUに加盟してますが、『トリコロール三部作』を製作した1993年当時はどういった状況だったのでしょう。フランスを始めとした先進諸国に拒否されていたのでしょうか。非常に興味があります。
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