「のめり込む自分が怖い」時計じかけのオレンジ 前菜さんの映画レビュー(感想・評価)
のめり込む自分が怖い
70年代の作品なのに、全く古臭くない
始まってから30分ぐらいは、怖いなぁ…、とセックスや暴力を客観的に楽しみながら観ていました。
ところが、途中から主人公のアレックスに感情輸入し始めました。
アレックスは悪くない。
途中で瞬きを忘れるほど彼に夢中になりました。
罪を犯した人間が罰を受けるなんて当たり前ですが、悪をかばっていた自分が後から怖くなりました。
何が善で何が悪なのか、、全くわからない。
こんなに主人公が好きになった映画は、初めてです。
この世に生きているなら、是非、一度観て頂きたい映画です。
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