劇場公開日 1972年4月29日

「往年の名作に対する映画素人の感想」時計じかけのオレンジ さとうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5往年の名作に対する映画素人の感想

2024年6月23日
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鑑賞方法:VOD

知的

難しい

私は全く映画に詳しくなく、本作も「昔の有名な作品」ということしか知らない、ジャンル・監督・事前知識0の状態で視聴した。
見終わってから「???」の状態で映画のあらすじを読んで、「これ近未来SFだったんだ…」と理解。
教養がなさすぎで全然内容を理解できなかった…と視聴後落ち込んだが、SFか…たしかに週刊ストーリーランドみある…と後から思ったけど内容に関してはそのくらい浅い感想しか出てこない…。
寓話物かな?と思ったがオチが童話のようにきれいについているわけではなく、ラストで少しゾッとする。近未来SFと認識した後から考えてみると、すごく納得のストーリー展開だった。
しかしわかりやすいストーリーや、複雑な内容でもわかりやすいテーマがある作品に慣れてしまっている現代人には、2時間強離脱せずに見続けることがしんどいかもしれないとなんとなく思った。

でも決してつまらなくて途中で離脱するようなことはなかった。
なにしろ画面が見ていて飽きなさすぎる!
この監督の作品は他に見ていないので、詳しい方にとっては周知の事実なのかもしれないが、舞台・小物・服装などどれもセンスが爆発しており本当に70年代の映画なのかこれはと感服していた。カメラワークも全然古い感じがしない、むしろ新鮮だった。画が映え映えなため、特に前半は食い入るように画面に没入してしまった。
デザインや画作りは、自分の創作でも参考にしたいと思うくらいに素敵だった。

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さとう