「とんでもなく"ハラショー!" な映画‼️」時計じかけのオレンジ 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)
とんでもなく"ハラショー!" な映画‼️
モラルを持たない残忍な男が洗脳によって模範市民に作りかえられ、再び元の姿に戻っていく。「ヤーブルをデボーチカにインナウト、インナウト!」地下道の浮浪者を愛用のステッキで袋だたき、女性を「雨に唄えば」のメロディーに乗せてレイプするウルトラバイオレンスな世界‼️ジーン・ケリーごめんなさい‼️「雨に唄えば」を聴くとMGMミュージカルの同名作よりもこの「時計じかけのオレンジ」を思い出してしまう‼️ベートーヴェンごめんなさい‼️「第九」を聴くとあなたよりもマルコム・マクダウェル演じるアレックスを思い出してしまう‼️ウルトラミルクを飲ませるバーや広々としたレコードショップなどの近未来デザインと、"管理社会への反逆" というブラックなテーマを、スタンリー・キューブリック監督がスーパー・ポップに演出して、観る者にとってはホントに悪夢‼️山高帽かぶって片側の目だけのメークが凄み充分のマルコム・マクダウェルの佇まいもまさに悪夢‼️ちなみに「ダークナイト」のヒース・レジャーのジョーカーはこのアレックスを参考に役作りしたらしいです‼️そしてこの映画の真に凄いところはその先見性‼️犯罪の低年齢化、同世代限定の独特のファッションセンス、仲間同士でしか意味が分からない言葉、そして洗脳‼️この作品の公開当時はSFの世界でしかなかったことが、今は全て現実化しています‼️恐るべきノストラダムス映画‼️スタンリー・キューブリック監督はホントに天才‼️公開から50年が経ってますけれども、さらに50年後が恐ろしい‼️
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