「何故「2001年宇宙の旅」から一転コレを作る気になったのか?」時計じかけのオレンジ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
何故「2001年宇宙の旅」から一転コレを作る気になったのか?
キューブリックの性格がチョー分からんw
午前十時の映画祭で鑑賞。映像も音も綺麗✨
やはりこの映画は第九🎵
不良少年アレックス達は街で強盗、暴漢、レイプを繰り返す。ある時アレックスだけが捕まり人格改造実験をされ、別人になるのだが、、、。
最初観た時は凶暴で無慈悲で考えた人凄いなと思いましたね。「雨に唄えば」暴力やレイプシーンなんて観ている人をあえて突き放す様な映像。
そして人格改造シーン。犬や猫の去勢や競走馬のブリンカー等に通じ、何故今まで人間には無かったのだろうか?的発想。
アレックス役マルコム・マクダウェル。あの顔つきは当時映画に出しちゃいかんでしょ?w的。
後半仔羊になってしまったアレックスを落とすだけ落とす展開には無口になってしまう。
昔の作品ってある程度落ち着きのある作品ってイメージでしたが、落ち着きの無い&観客を突き放すこの映画はかなりインパクトありました。ホント何故これが超落ち着き&観客を引き込む映画「2001年宇宙の旅」の後なのだ?真逆の映画では無いか?
不思議でたまらん。
キューブリックの当時の事を考えながら観る作品です。
…パンクな20代、ハヤカワ文庫で原作を読んでいて、物凄く観たかった時、デヴィッド・ボウイの「地球に落ちて来た男」と二本立てで、やっとの鑑賞…以来、幾度も観ておりますが「午前十時の映画祭」は行きそびれました😅
巫雪サンの答になるかわからないっすが、以下、その当時に購入したパンフのプロダクションノートから引用…
「原作をもらったのが、2001年撮影中で読む暇無く長い間、本棚に眠っていたが、ある晩にふと目にして読み出したら面白くて椅子から一度も立たず完読。第一章で映画になると思い、第二章で興奮してきて、それから二、三日は本の映画化で頭がいっぱいになった」…