「アクション映画ではありません。」デビル(1997) よしさんの映画レビュー(感想・評価)
アクション映画ではありません。
身分を偽ったIRAテロリストと、市井の警官の交流を描く物語。
ハリソン・フォードとブラッド・ピッド。人気絶頂の二人の俳優を起用したサスペンス。
公開時に鑑賞済みですが、CS放送を期に再鑑賞。
物語は、人間ドラマ寄りのサスペンス。
正義感と使命感で警官を勤め、そして家族愛溢れるハリソン・フォード演じる警官。
父を殺され、氷の心を宿したブラッド・ピッド演じるテロリスト。
年齢も経歴も国籍も心情も違う主人公二人。そんな二人の仄かな友情が、この映画のメインストーリーなのでしょう。
そう考えると、テロリストの「氷の心」を解かすエピソードは、もっと厚くても良かったように思います。娘達との交流等を増やし、欲しても得られなかった家族を実感するテロリスト。そんな描写があれば、人間ドラマとしてもっと深くなったように思います。
尺の問題があるのなら、警官側のトラブル描写を全部削っても良かったように思いますが・・・ハリソン側の尺が短くなるので、難しかったのでしょうか??
私的評価は・・・普通にしました。
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