デッドマン

劇場公開日:1995年12月23日

解説・あらすじ

ジム・ジャームッシュ監督がジョニー・デップを主演に迎えて描いたウェスタン。19世紀、アメリカ西部の町マシーンにやってきた会計士ウィリアム・ブレイク。そこで、街の有力者の息子と花売りの娘の喧嘩に巻き込まれ、胸に銃弾を受けたブレイクは、殺人の濡れ衣を着せられ、そのまま追われる身となる。追っ手から逃げる山の中でネイティブアメリカンのノーボディーと出会ったブレイクは、次々と襲いかかる敵をノーボディーとともに打ち負かしていくが……。「ダウン・バイ・ロー」でやり残したモノクロ撮影をとことん追求したかったというジャームッシュ監督がふたたび撮影監督にロビー・ミュラーを起用。

1995年製作/121分/PG12/アメリカ
原題または英題:Dead Man
配給:フランス映画社
劇場公開日:1995年12月23日

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(C)1995 Twelve Gauge Productions Inc.

映画レビュー

1.0 見ないで良いです。

2025年9月27日
PCから投稿

20回ぐらい。あくびが出ました。とにかく退屈な映画だった。そもそも、この脚本のどこが面白くて映画化に踏み切ったのかわからない。きっと忙しいプロデューサーがログラインだけ読んで映画化すると決めちゃったんでしょう。この監督の作品は総じて過大評価ですし。
面白かったのは最初のところだけですね。 そこから引き継がれる長々と続くシーンの連続は既視感に溢れ、ただただ退屈でした。ドラマも何も無い。あるのは白黒写真とジョニーデップとエレキギターの音だけです。この映画の評価が高いのはもしかしてこのエレキギターの響きが良かったのでしょうか?それなら、布袋寅泰が音楽を担当したSFという日本の映画を見てください。音楽としての完成度がとても高く、こんな中途半端なサウンドとはケタが違います。これが日本の天才かと、あなたも驚くことでしょう。

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KIDOLOHKEN

5.0 河は三途の川なり

2024年7月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0 ◇アシッド西部劇とロードムービー

2024年4月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

タバコ持ってるか? いや、吸わない
>Do you have any tobacco?
> I don't smoke.

 西部劇とロードムービー。アメリカ映画のお家芸であり、アメリカ人の映画監督であれば、一度は撮りたい題材です。

 走り続ける汽車🚂の旅から始まる物語、列車の揺れは不思議と心地よい微睡みへの導きになります。車窓からの眺めは、郊外の農場の景色から山岳風景、砂漠の風景へと、目が覚める度に変遷していきます。回りの乗客についても、都会的な勤め人から、長閑な農民たち、そして、ライフルを携えた粗野なハンターたちへと入れ替わります。プロローグから既に、旅を題材とすること、微睡と覚醒の境界のような展開の予兆を感じさせます。

 アメリカ🇺🇸という国が潜在意識的に孕んでいる先住民インディアンの存在。大地や自然に同化した呪術的でスピリチュアルな世界観は、酩酊している時や意識が混濁としている時に、姿を現して文明化したアメリカ人の意識を揺さぶり混沌とさせます。「ヴァナキュラー(vernacular)」な世界観による再活性化です。

 タバコ🚬が飼い慣らされて矮小化されたインディアン土着の呪術的な世界の象徴であるならば、主人公ウィリアム・ブレイクはそんなもの持ってない。彼は全身全霊を注ぎ込むようにアシッド(麻薬)な世界にドップリ没入するのです。そんな死と隣接した泥々の旅の物語に埋没することによって、私たち観る者も自分の中に潜在する原初的な本能の存在に思い当たるような、そんな映像体験でした。

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私の右手は左利き

3.0 何が変わったのだろう?

2021年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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トミジュン