「挫折と再起…元祖地上版「トップガン」!」デイズ・オブ・サンダー しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
挫折と再起…元祖地上版「トップガン」!
クリックして本文を読む
Amazon Prime Videoで鑑賞(4K,字幕,レンタル)。
血気盛んで才能もある若者が挫折を味わい、恋人やライバルの叱咤で再起、栄光を掴む。ほぼ「トップガン」と同じ筋だなと思った。トム・クルーズが乗り込むのが戦闘機からレースカーに変わっただけで、ここまで似ているとは想像していなかった。なるほど地上版「トップガン」と呼ばれるだけある。
コール・トリクルのキャラ造形も「トップガン」のマーヴェリックそのままだし、ストーリーも既視感バリバリで新鮮味が無い。しかし、王道故に胸をアツくさせる力があった。
ロウディとの互いを認め合う気持ちの良いライバル関係やハリーとの絆、クレアとの熱い恋と云った青春映画に欠かせない爽やかさと熱が、どうしようもなく心を湧かし、魅了する。
「人生、全て賭けだと悟った。だからこれに賭ける」。「負けることより、何も出来ないようになるのが怖い」。コールが決意のデイトナに挑む直前、飛び出した名言が悉く刺さった。
レースシーンのスピード感と迫力は、さすが「トップガン」の撮影チームが再集結しただけあって、テレビ画面でもものすごい緊迫感と迫力を感じさせ、度肝を抜かれた。
今であれば、確実にIMAX推奨案件であることは間違い無いだろう。何やら噂によると続編の企画開発が進められているとかで、トム・クルーズも大変乗り気であるらしい。
続編のメガホンはジョセフ・コシンスキー監督に取ってもらいたい。「F1/エフワン」はもしや、この続編用の撮影技術を開発するための映画ではないかと勘繰っている。
コメントする