劇場公開日 1990年6月29日

「レースシーンは見ごたえあります。でもなんて言ってもデュバル様との関係💛」デイズ・オブ・サンダー とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0レースシーンは見ごたえあります。でもなんて言ってもデュバル様との関係💛

2021年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

幸せ

萌える

女性の描き方に腹が立つので、総合評価は低くなります。

デュバル様との追いかけっこ。なんて幸せそうな!!!
 キッドマンさんとの出会いの映画。この共演の後、トム様離婚して、キッドマンさんと結婚。だから、キッドマンさんとラブラブなのはわかるのだけれど、映画では、キッドマンさん演じるクレアとより、デュバル様演じるハリーとの絡みの方が印象に残ります。この二人のやりとり観ているだけで心ほんわか、くすぐったい。
 『アウトロー』でも同じ雰囲気でした(≧▽≦)。

映画は『トップガン』の二番煎じとも言われてしまう。
 確かに、大きな事故を経ての、主人公の成長物語という点では一緒なんだけれど…。
 前述のデュバル様演じるハリーとの絡みは『トップガン』にはない。
 Wikiによると、実際にあったカーレースでのエピソード(アイス事件とか)を盛り込み、実在の方々の半生も取り入れているらしい。カーレース界に詳しくない私からは、時に退屈なエピソードになってしまうのだけれど、カーレースに詳しい方ならくすぐられるんだろうな。
 とはいえ、トラウマの乗り越え方など、あまりにもなおざりの描き方で不満。煙で一寸先は闇状態のコースを駆け抜けたシーンは、グッと力が入ってしまったけれど。
 昨日の敵は今日の友のプロセスもね。車いすレースは好きですが(笑)。

 そして、女性の扱い方も気に入りません。20代の男性には夢のような世界なのかもしれないけど、私から見たらDV(ドメスティックバイオレンス)?不愉快極まりない(-_-)/‾‾‾ピシー!ピシー! キッドマンさんもたんなるセックスシンボル、ただの人形。う~ん…。

 ストーリーにおざなり感が出てしまうのは、レース描写に力を入れたからかな?
 レースのスピード感・ドキドキ感は見ものです。
 今も、カーチェイス等で、観客を楽しませてくれるトム様ですが、公道でのカーチェイスとはまた違う迫力。メイキングを見ているだけでも力が入ってしまいます。当然、CGなし。事故車から何から全部本当に走らせてます!!!
 この頃はさすがにまだ、顔が映らない場面ではトム様のスタントが走らせているのだろうけれど…。
 ただ、他の映画でのカーチェイスのような物語はなく、ただひたすらレース場の駆け引きが瞬速で展開していくので(カーレースがわかっていないから余計に)、その分ちょっと退屈にもなってしまう。特に、コールのスランプ時期。

 もっと見せる映画になる素材はたくさんあるのに、残念な気がします。

P.S.何かの本で読んだのですが、トム様にカーレースを教えたのは、『ハスラー2』で共演したニューマン氏だそうです。この映画制作も、ニューマン氏もカーレース映画作って自爆しているから、反対された、あれ、応援されたんだっけ?忘れました。m(_ _)m。

とみいじょん