「デイトナ500」デイズ・オブ・サンダー odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
デイトナ500
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F-14戦闘機から800馬力のモンスター・カーに乗り換えて「トップ・ガン」のトム・クルーズがまたもや大活躍。それは半ばお約束だから妙な小細工をせずストーリーも登場人物もシンプル、見どころは実戦さながらのレースでしょうと割り切っているだけに迫力も十分でした。
下ネタもユニークで仲間が仕込んだハニートラップが伏線、勘違いしたトムが脳外科医のニコールの手を局部にあてがうと、「関心が無いわけではないけど、そこは専門外なの」といなすシーンは、まさに大人の対応、お見事でした。
デイトナ500で有名なNASCARレースも元はフロリダの暴走族が始めたらしい、ただ速さを競うのではなくベンハーの戦車レースのようにぶつけっこをするのだから今も昔も危ないことを面白がる大衆の悪趣味は変わらない。車も市販車に似せてはいるが中身は別物、クラッシュが当たり前だからボディはパイプ・フレームで強化、ドアも開かず窓から出入り、レギュレーションは最低車重1.5トン、エンジンはOHVとクラシカル。劇中で特殊なタイヤに換えたと言っていたがグッドイヤーのワンメイク。
事故死したレーサーの逸話など実際のレースのエピソードがちりばめられているそうなので、TV中継もあり人気の高いアメリカでは色々と受けたのでしょう。個人的にはカーレースはホンダが活躍したF1の方が好みでしたのでエピソードというか、くすぐりは殆ど分かりませんでしたが十分楽しめました。
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