「名作、って言いたい作品なのだが」ディア・ハンター okaoka0820さんの映画レビュー(感想・評価)
名作、って言いたい作品なのだが
名作、って言いたい作品なのだが、やっぱり長尺にしている全体の構成がいただけない。
もちろん長尺が成立する名作ってあるが、これ、どう見ても序盤の結婚式あたりが薄い。その後も、画に力もなく抜けている場面がちょくちょくみられる。ゴッドファーザー、ワンスアポン~、なんでもいいが長尺な名作ってやっぱり、作品力が抜けるような場面てほとんどない。
て、好きな作風なぶん、残念なところを先に。
しかし、打って変わって舞台をベトナムに映すと、濃密で魅力溢れる場面がたくさんある。捕虜でロシアンルーレットの場面なんて失禁ものの緊迫感がある。人で溢れる雑踏を撮った画もすばらしい。当時の現地の野蛮な活気が感じられて映像に迫力がある。そのあたりだけでも名作と言いたいぐらいなのだが。。
あと、でずっぱりのデニーロより、なぜかウォーケンの印象が強く残る映画。
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