天空の城ラピュタのレビュー・感想・評価
全89件中、81~89件目を表示
“ あの雲の峰の向こうに見たことのない島が浮いているんだ ”
晴れた日に大きな雲を見ると、この映画が
頭に浮かびます。この映画の素晴らしい点は
起承転結のあるわかりやすいストーリー、
そして、キャラクター1人1人が
魅力的である点だと僕は思います。
空から落ちてきた飛行石を持つ少女シータ、
その少女を助けた鉱山で働く少年パズー、
その飛行石を狙う女海賊ドーラ、
と、その女海賊の情けない息子たちと乗組員、
そして、飛行石を使い、自らの野望を
叶えんとする男ムスカ。
1人1人がそれぞれの目的、信念、野望を
叶えようとする力強さを感じました。
そして、徐々に明かされていくラピュタの存在、
シータの名前の秘密、など全体的にこの映画には
休む間がありません。あるとしたら、
シータ救出後のタイガーモス号のシーンかな?
ラピュタを初めて見たのはもう何年も前ですが、
この映画はいくつになっても少年のような
冒険心を思い出させてくれる作品です。
ジブリ鉄板です
空の上のラピュタ島・・
夢があるジブリ映画ですね。
大好きなんですが、ナウシカに引き続きアニメの戦闘シーンは少し疲れる時があるのでしょっちゅうは観ません。
でもたまに観ると本当に面白いです。
シータもパズーもまだ若い少年少女だけど、二人の言葉に納得させられる物がいくつもあります。。好きです~
細かなところまで描いてるから何回見ても飽きない!
アニメ作品の傑作
私にとって、宮崎駿監督作品の中で「風の谷のナウシカ」と、この「天空の城ラピュタ」の2本は、繰り返し見たくなる作品です。
この2本を比べるなら、「ラピュタ」に軍配が上がります。
魅力は、なんといっても冒険ロマンです。
鉱山の街でごく普通の生活をしていた主人公の少年パズーが、ある日空から降りてきた少女シータと知り合い、そこから大冒険が始まる。
「ナウシカ」が自然破壊という深刻なテーマを扱っているので、冒険劇の「ラピュタ」のほうが見ていて夢中になれるというか…。
登場するキャラクターもとても魅力的です。
個人的には「ドーラ一家」が大好きです。
冒頭の襲撃シーン、オートモービルに乗ってパズーとシータを追い回すところ、そして軍隊基地でのシータ救出の場面、ゴリアテ追跡中に見ることのできる彼らの日常生活。
女ながらに親分のドーラおばさんは、年齢を感じさせないほどとてもパワフルで、でも無鉄砲というわけでもなく、きちんと計画を練り、知識・経験ともに海賊(空賊?)としての腕は一流。
彼女の父がすでに海賊だったらしいですね。動力室にいる「じっちゃん」はドーラの父の代から付き合いがあったみたいです。
そして彼女の息子の三兄弟。体力バカっぽくて、憎めない。
それから、悪役のムスカ。寺田農さんの声が良いです。
パズーとシータが「善」だとするなら、ムスカの悪役っぷりは、これぞ悪役と言えます。
なぜなら、彼は最後まで自分の考えを曲げず、他者の命を平気で踏み潰し、人間の持つ邪悪さをこれでもかというほど見せつけ、散っていったからです。
彼は笑いながら「人がゴミのようだ」と言う。この台詞にそれが表れています。
ラピュタの崩壊シーンで、海に落ちていく残骸に混じって、落下するムスカが見えます。切ないです。
この映画の、久石譲の音楽も最高に良いです。タイトル画面で流れるテーマ曲がもう、聞いていて感動します。
全編の曲が素晴らしい。
ドーラ一家がフラップターで飛ぶシーンの音楽、「竜の巣」が現れた時の音楽などが好きです。
パズーが竜の巣の中で父の姿を見るシーン。ここでパズーの口が動いて何かを言うんですが、あえて無音にする。これは本当に絶妙だと思いました。
私の中では限りなく最高に近いアニメ作品です。名作です。
これぞ正統派「冒険アニメ」。
全89件中、81~89件目を表示