THX-1138
解説
後に「スター・ウォーズ」シリーズを生み出すジョージ・ルーカスが1971年に手がけた長編デビュー作で、自身が学生時代に制作した短編「電子的迷宮 THX 1138 4EB」をもとに描いたSFドラマ。25世紀。人類は地下に広がるシェルターで、コンピューターに支配されながら暮らしていた。人々は名前すら持たずに番号で管理され、精神安定剤の服用を義務づけられながら黙々と作業に従事する。そんな中、THX-1138とルームメイトの女性LUH-3417は、自らの意思で精神安定剤の服用をやめる。2人は精神安定剤から開放されて愛し合うようになり、禁止されている肉体関係を交わす。これに気づいたコンピューターは2人を引き離し、THX-1138を裁判にかけて投獄。THX-1138はLUH-3417を求め、逃亡を決意する。「ゴッドファーザー」のロバート・デュバルが主演を務めた。
1971年製作/86分/アメリカ
原題:THX 1138
スタッフ・キャスト
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そこまでジョージルーカスのファンな訳ではないが今作は割と面白く感じた。ただオチに少しのモヤモヤ。
2021年5月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
至って単純な物語でありながら不親切に進む演出描写に複雑さや知的な雰囲気、ルーカスの美的センスが炸裂する不穏で難解な世界観、こんな感じで"スター・ウォーズ"を撮っていたらウケなかった筈!?
今、最新作として公開されていたらアートなSFとして話題にもなっていたような気もする、女性のヌードや絡みのシーンに真っ暗闇が真っ白闇な斬新さ、所々で垣間見れる"スター・ウォーズ"っぽい場面、ジョージ・ルーカスのイメージを覆えし見直してしまう初期衝動。
若い男女が同じ部屋で暮らしたら我慢できるモンも我慢できない、性欲は果てしない若い男女であれば尚更。
2020年2月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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お、映画.comで珍しくレビュー1番目!
「スターウォーズ」のジョージ・ルーカスの長編デビュー作として、きっとジョージ・ルーカスをwikipedia先生で検索したことがある人なら聞いた事がある「THX -1138」です。見事に「考えるな、感じろ」タイプの作品でした。エンターテイメント性は開花しておりません。独特過ぎて俗物のワタクシはついて行けませんでした。
なんだかんだで50年程前にこれだけ未来を描いているのはスゴいですね。例えば話しかけると答えるキリストっぽい懺悔室の壁は今で言うとAIスピーカーですし(今のAIスピーカーの方が賢そう)、至るところに監視カメラがあるのは今では一般的です。3Dのホログラム映像や遠隔医療は5Gが一般的になったら実現されるはずなので、もうそろそろ可能かな?時代がやっと追い付いてきた感じですね。
真っ白な空間であったり、最後のカーチェイス等々美術面では才能を感じます。だかしかし、妙に哲学的な話が挿入されたりするので、率直に言って訳がわからないです。ディストピアな未来の描写はとても上手いのですが、観てて眠くなるのも事実。ただ本作がなければスターウォーズも生まれなかったでしょうし、ジョージ・ルーカスの歴史を知る上でマニアの方は観てて損はないのかもしれません。