劇場公開日 1962年1月1日

「黒澤明にしては珍しい続編」椿三十郎(1962) ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0黒澤明にしては珍しい続編

2025年7月22日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この映画は三十郎を主役にした用心棒の続編である。彼の作品で続編があるのは姿三四郎と用心棒しかない。おそらくこの時期、黒澤明は黒澤プロダクションを設立しており、興行的にウケる娯楽映画でしかも製作費が安く済む尺の短い作品を作る必要があったのではないかと推察される。芸術家が金に振り回されるようになると感性が鈍っていくと個人的には思うのだが、彼もまたその道を辿っていく、その後の彼の作品には往年の輝きを感じない。

ちゆう
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