チルドレン・オブ・ザ・コーンのレビュー・感想・評価
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トウモロコシを受け入れよ
日本初公開となるキング作品ということもありワクワクしながらポップコーンをひとつまみしながら鑑賞したのだが、与えられた尺が93分ということもあり、本来ならば経緯を説明せねばならない箇所が集団と化した子どもたちに対して大人は何も抵抗できずひれ伏す内容になっている。
元は短編小説だったことからも、実際にキングが当初に執筆した短編小説のほうは残念ながら読んでいないために、映画の本編と短編小説を比較してのコメントは申し訳ないが出来ない。
ただ言えるのは、子どもたちがいかにして多大な力を得てカリスマとなったのか。
例えば悪ふざけをするのが目的で集まっていくうちにひとつの子どもたちだけのサークルとなり、次第にリーダー(当作品では子供教祖のアイザック)が力を振るうようになり、副リーダーのマラカイを据えて存在感を強めていく。
集団になれば怖くないという心理も働き、暴徒化した子どもたちによる、止めようとした大人が犠牲に、またそんな大人を睨むようになり喫茶店でコーヒーを飲むだけのお客さんまでもアイザックのターゲットとなり殺されてしまう。
ラストのトウモロコシ十字架にマラカイの裏切りにあったアイザックがチクショウと悔しさを滲ませながらも、バートが仕掛けておいた炎上装置によりトウモロコシ畑が炎上していく中でアイザックも逃げれず死んでしまうラストだったが、逃げ切りビッキーとガトリンから離れるぞとなった際に残党がまだ残っているというおまけ付き。
ナタで襲われそうになりながらも、何とか逃げ切り徒歩で距離が30kmもある近くの町へ。車が使えないから、あとはヒッチハイクするしかないね(;´∀`)
ハラハラドキドキの展開がなかなかよかった。子供教祖アイザックの黒ハットとスーツ姿も不気味で強いインパクトを残したね。
“日本なら チルドレン・オブ ライスかな 畦の後ろを 歩くモノ 恐?” 期待度△鑑賞後の満足度△ リピート:ないわ~ シェア希望度:ないわ~
①当時(1984年か1985年)「スクリーン」だったか「ロードショー」だったかに(当時両方読んでました)確か公開予定ということで載っていて、トウモロコシで作った十字架らしきものに磔にされたスーザン・ハミルトンのスチールと、秀逸なネーミングの題名に惹かれて観たいな、と思っていたけど結局未公開となりました。
その後、アメリカの映画誌を読んだらあまり批評が良くなかったけれども、今回40年経っての初公開ということで懐かしさもあり観てきました😁
②で感想はというと、やはり批評通りの典型的なB 級映画。
原作は未読なので、多分トウモロコシ栽培を生業としているアメリカの田舎町でトウモロコシ畑に潜む邪悪なモノが(『Salem's Lot 』)みたいに知らず知らずのうちに子供たちに取り憑いて行き、大人達を惨殺していく…という話かな、勝手に思っていたら、冒頭からダミアンのイトコみたいのが現れて彼の言い付けとおり(アイコンタクトだけど)少年達が教会で礼拝を終えていつものカフェでコーヒー飲んでた大人達を惨殺(1980年代ですから残酷度は低い)するところからスタート。
ただ、カフェのウェートレスさんも一味の一人みたいなんだけど(コーヒーに毒入れた?)どうみてもおばさんで、邪悪なモノの手下は子供達だけじゃないのか?結局全編を通してこれが一番のミステリーだったりして。
③その後、????だらけの展開なんだけど()
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