キサラギのレビュー・感想・評価
全24件中、1~20件目を表示
勢いが凄い
シナリオ(というか伏線回収パズルといった趣き)と演技力の勢いで突っ走る作品。個人的にはキライじゃない。いや本作はむしろ好き。
細かに伏線を散りばめつつ回収していく。塚地がお腹いたなど頻繁に抜けるのは話についていけないというギャグと状況整理を挟む意図かと思ったら、幼馴染で情報が深いので後から登場させる技だったとか、色々と小賢しく突き進んでいく。終盤どうやら真相が見えたと見せかけて、もう1トリックを挟み込む。その最後のピースが只のファンである小栗旬のファンレターで、彼に救いを与えつつ彼女はアイドルだったんだねなどなかなか秀逸に落としてくる。
ただ、最後の顔出しコンサート映像の狙いがよく分からない。あまり可愛くない(というか年を取りすぎている)という自虐ネタ?それとも深い意味はなく可愛いアイドルが歌ってるというだけ?もうちょっと可愛いか可愛くないかどちらかに振り切ったルックスでお願いしたかった。
古沢さんらしいおはなし
古沢良太さん好きなのでみてみた。相棒も古沢さん脚本やとほんまワクワクする😊
自殺したアイドルの一周忌に集まったファンたち。自殺の真相に迫る…という話。古沢さんらしいゆるーい感じの雰囲気からサスペンス調にもっていく。二転三転…と思いきや、あれ?それでおしまい!?嘘やろ!?もう一捻りあるやろ!?ないんや…という残念感。最後も意味がわからず、思わずネットで調べてしまった。(宍戸錠さんが鍵を持ってる。)大変お恥ずかしながら宍戸錠さんを存じ上げず、ああ!かけてたのか!!と検索して納得。続編はもうこんなに経っているから作られないんやろうなあ。
他殺説のほうがストーリー的にはよかったのかなとか生意気にも思ってしまった💦題材的にもう少しサスペンスよりのほうが個人的には好き。
アイドルは虚像‼️
D級アイドル如月ミキが自殺して一年が経ち、ファンサイトの常連である五人の男たちが彼女の思い出を語り合おうと集まる。ところが、一人が「彼女は殺されたんだ」と言い出したことで状況が一変する・・・‼️あの名作「十二人の怒れる男」みたいに、部屋から一歩も出ることなく事件を解決するアームチェア・ディテクティブ・ムービーの傑作ですね‼️ひとりのアイドルの死が二転三転していく展開はスリリングだし、五人の人間関係というか立場、ミキとの関係が目まぐるしく変化していく様にはワクワクしながらも爆笑させられ、そしてラストのどこかホッとするカタルシスまで、ヒジョーに密度の濃い1時間50分です‼️五人の役者もそれぞれ見事なんですが、やはり "いちご娘。" の香川照之さんが絶品‼️ラスト、五人の男たちが家庭用プラネタリウムの下、如月ミキに思いを馳せるシーンは、自然と涙が出てきました‼️
古沢良太好きならオススメ
昔観て楽しかったので、久しぶりに鑑賞。
伏線回収しまくりは古沢良太脚本の真骨頂。
(相棒で脚本書いていたときはキレッキレだった)
初見時とは違った目では観るが、見事な回収ぶりは今でも楽しめた。
まあ、成立させるために設定が甘くなるのは仕方ないのでそこは大目に見る。
あくまで伏線回収作品であってどんでん返しとまではいえない作り。
舞台演出の技法を使っているため舞台が苦手な人には向かないかもしれない。
特に舞台畑で活躍していた小栗旬がまだ映像作品に向けた演技に馴染んでいない。
伏線回収作品が少ない時代のものなので、当時の評判はとても良かったのだが、目新しさもない最近に観た人にはあまり受けないようだ。
再度観て思ったのは、自己紹介で身元を明かさないのが不自然過ぎるので、家元さんとデブっちゃー以外は真実を話していないかもしれない。
デブっちゃーは犯人捜しに必死、ストレスで激痩せしたのに、毎日電話していた幼馴染み?恋人?のやっくんは全く痩せなかった。悲しみ方をみてもあのやっくんは恋人ではないでしょ。
いちご娘さんは最初なぜコソコソしていたのかわからないし、犯人に疑われたら父親っていうよね。
そもそも皆さん、ファンならば関係が自慢できる身分なのに隠し過ぎている時点で怪しい。
リバイバルでラストの評判がすこぶる悪いが、2007年時は続編構想があったと聞いていたので宍戸錠シーンはそのせいだろう。
先の身分隠しの矛盾は続編のためにあえてそうしていたようにみえる。結論が出た後に真実じゃないかも、みたいなセリフがあったし。
が、もう映画化は難しいと思うのでモヤモヤ解消のためにノベライズだけでも出してもらえたら嬉しい。
偶然と偶像
タイトルは耳にしていたものの未鑑賞だったため、リバイバルにて。
わちゃわちゃした始まりに笑っていたら、オダが如月ミキの死に疑問を呈し、空気は一変。
天候まで空気を読んだ…かと思いきやコメディも続行。
サスガにうるさい(主にスネーク)と思うことはあれど、登場人物が指摘するのでストレスは薄い。
それぞれの正体が明らかになる中で、緊迫と弛緩を繰り返す展開がどっちにオチるかを読ませない。
警察だとバラす時の小栗旬の表情変化は見事。
留守電の真相あたりは特に、先が読めてるのに勿体つけるので少し焦れったい。
「やっくん」も分かり易すぎたなぁ。
それでも細かく撒かれた伏線が繋がっていく気持ちよさはなかなかのもの。
ファンの愛と本物のアイドル性が悲劇を生んだという結末は遣る瀬ないものがある。
星空に映った家元のロッカーも…
小さな違和感や登場人物がみんな記憶力よすぎたりはあるが、非常に完成度の高い密室劇だった。
それだけにエンドロール後のカットは蛇足。
ドラマCD(声優めちゃくちゃ豪華!)での真相もネットで読んだが、これも不要かなぁ。
それだと芝居が不自然になるし、映画版でそこに繋がる伏線を削除した方が綺麗だったのでは。
演者さんを思えば当然映してあげたいが、作品としては如月ミキの顔も最後まで出さない方がよかった。
沢山笑ったが、「もうちょっと何か…」「無職です」「言わない方がよかったですね」のリズムが好き。
全く、まさかの展開である
リバイバル上映とも知らず、周りのお客様もそんな方がいらっしゃったのかな。コミカルな展開やセリフにも館内が暖まらない。
しかし、中盤から推しアイドルと五人の男との関係がわかってきて、更にアイドルの自殺にそれぞれが関与していることがわかると、この映画に妙な感覚を覚えてくる。終盤に焼死の理由がわかり五人の男全てが推しアイドルの最期と生活に大きな影響を与えていたことがわかり、パズルが全てはまる。
大磯ロングビーチのビデオ映写によるアイドル顔出しと2周忌の宍戸錠の出演は、要らなかったのでは、と思っているが、他の方のレビューも見てみよう。
五人の男の会話で、歌や演技が下手だとか、世界で俺たちの他にファンはいないだとか、思わず推しアイドルをディスっているのが可笑しい。
大磯ロングビーチ懐かしい
またみたい!
アイドルの1回忌に集まった5人の男が死の真相を語る話。
見たの2度目ほどですが、内容忘れたころに見るのがオススメ。
ここからネタバレ
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アイドルのいちファン、マネージャー、幼なじみ、友人、父が集まり、全員が如月ミキに関係している。
流れていくように解けていく展開が見ていて気持ち良いです。
音響効果で不気味さがありました。ひやっとしたわ。
最後に謎も残り、最後の最後まで見入る映画でした。
大磯ロングビーチこの時には知ってたはずなのか自分…。
また5年後くらいに見たいです。
13.10.4
期待外れ
だいぶ前に観たので記憶違いがあったらすいません。
評価がすごく高かったので期待して観たら、イマイチでした。
理由①
伏線回収のほとんどが後出しジャンケンだったから。
登場人物たちの『そういえば○○は××だったんだ』といった言葉だけでの伏線回収って、なんとでもできてしまうから、あとになって『あーあの時のあれはこういうことだったのかぁ』といった本来伏線回収が持つ爽快感を全く得ることが出来ませんでした。
理由②
何で大団円?
最後アイドルの死の真相が明らかになるのですが、結構悲惨な事実であるにもかかわらずみんなで『よかった、よかった』って。何がよかったんでしょうか?私にはさっぱり理解できませんでした。
理由③
出演者たちの演技が大袈裟でわざとらしく、説明多すぎが気になりました。
5人の中途半端なオタ芸もなんだかなぁ・・・。オタ芸の時にアイドルの顔が映るんですが、今まであえて顔を映さなかったのに何でラストで顔をさらす?しかも全然知らない女優(?)さん。
密室劇映画を観るんだったら、『12人の怒れる男』と『12人の優しい日本人』をお勧めします。
色々書きましたが、私のような批判的な意見は少数派だと思いますので、興味がある方は是非『キサラギ』観てください。
これを「見事な伏線回収」とは呼びたくない
この映画実際見たのは2年ほど前なので、レビュー内容に記憶違いや勘違いがあったらすみません。
「伏線回収が見事な映画」としてネットで紹介されていたのを見かけて、伏線回収モノが大好きな私は期待して鑑賞いたしました。
結論。これを「見事な伏線回収」とは呼びたくありません。「実はこうでした」「実はこうでした」が繰り返されるだけの単調なもので、期待していた伏線回収とは程遠かったです。これを「見事な伏線回収」と呼んでいる方は、今まで伏線回収というものを観た事がないんでしょうか。
「1つの部屋で物語が進行する斬新な映画」とレビューしている方もいらっしゃいますが、このようなワンシチュエーション会話劇は舞台演劇の戯曲を基にした映画ではよくあることなので、斬新でもなんでもありません。
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焼身自殺でこの世を去ったD級マイナーアイドルの如月ミキの一周忌を行なうために、ファンサイトを通じて集まった5人の男たち。もともとは主催の家元(小栗旬)が彼女の死を悼むことを目的としたオフ会だったが、メンバーの一人であるオダ・ユージ(ユースケ・サンタマリア)が彼女の死を「自殺ではなく他殺」と言い出したことによって事態は一変。如月ミキの死の真相を巡り、それぞれが持つ情報を出し合いながら、議論が繰り広げられることになった。
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「地下アイドル」じゃなくて「D級マイナーアイドル」っていう呼び方をしているところに時代を感じます。当時は「地下アイドル」っていう呼び方は全然一般的じゃなかったんでしょうね。
前評判が高かったので期待しすぎてしまったというのもありますが、私にとっては期待はずれな作品でした。批判ポイントは大きく分けて3つあります。
1つ目はこの作品の売りでもある「伏線回収」について。
私個人の考えではありますが、伏線が出てきた時に「これが伏線ですよ」とパッと見では分からないようにすべきと考えています。見えている伏線は伏線とは呼べません、それはただのネタバレです。巧妙に隠された伏線が後から回収されることで「そうだったのか!」「なるほど!」という驚きと快感を得られるのです。
しかし、この作品は「分かりやすい伏線が登場する」→「実はこうでした」という展開が短いスパンで連続するので、伏線回収の驚きも快感も全くありません。繰り返される「実はこうでした」演出のせいで、途中から退屈でした。
2つ目は説明的な台詞が多いということ。
原作は舞台用に書かれた戯曲だということで、状況説明的な台詞が多いです。これは小道具をアップに映せない・細かな表情や動作を観客に見せるのが困難な舞台であれば問題はないのですが、映画ではキャラクターが説明的な台詞をベラベラ喋ると違和感を覚えます。他のレビュアーさんに「ラジオドラマ聴いてるみたいだ」とおっしゃっている方がいましたが、私も完全同意です。舞台を映画にするにあたっての脚本の改正をきちんと行なっていないのかな?と思ってしまいました。
最後に、ラストシーンについて。
映画のラストで如月ミキの死の真相が明らかになります。当初想像していた真相とは全く異なる展開で、先ほど伏線回収の杜撰さを指摘した手前で恥ずかしいですが、ラストの真相が明らかになるシーンは「なるほどな」と感心するくらい良かったと思います。
ただし、その真相を突き止めた後の展開が私に強烈な違和感を抱かせるものだったのです。何故か5人全員が「良かった良かった」と言わんばかりの表情を浮かべるのです。「人が死んでるってのに何だそのスッキリした表情は」って感じです。特に小栗旬演じる家元は如月ミキの死の原因を作り出した張本人です。普通は「自分のせいで如月ミキが死んでしまった」と罪悪感を抱く場面じゃないんでしょうか。それをいい話っぽく最後に締めているのが私には納得できないし、強烈な違和感があるし、意味の分からないオタ芸をするし、それまで頑なにモザイクかけてた如月ミキの顔が出るし。
正直、このラストの展開は最悪だったと言わざるを得ません。あれを観て「いい話だなー」と思ってしまった人は、よく考え直して欲しい。全然いい話じゃない。女の子が死んでんだぞ。
以上の理由から世間の評価とは異なり私は全く楽しむことができませんでした。
あと細かいところで言えば、ちょいちょい挟み込まれるギャグシーンもイマイチ笑えません。シリアスもダメだしギャグもダメでした。
ただ、世間的には評価されている作品ですし、所々面白いと思える場面もありましたので、試しに一回観てみることをオススメします。
舞台を見てるみたいでした!
 ほぼ脚本一本勝負なだけあって、ストーリーは抜群に面白かったです。ネットで募って集まったアイドルファン5人。ただのファンと思いきや、次々とアイドル本人との接点が発覚していく。そして、自殺当日の行動のふとした疑問から推理が始まり、2転3転する中で、ミキの死の真相にたどり着く。この5人の直前の行動が真相にリンクしていて、まさにこの5人じゃないとたどり着けない答えだったのが、よかったです。映像的には、変化がほとんどない作品でしたけど、脚本的にはとても変化に富んだギャップのある作品でした。場所は一箇所だけだから舞台を見てるような印象もありました。
 小栗旬さんがこんなに謙虚な役だったのが珍しい。ユースケさんが、オダ・ユージを名乗ってるのがシュール(笑) 小出恵介さん、ストーリーの展開を増幅させるようなオーバーの演技、よかったです。
 そして、最後、如月ミキの歌のシーン。なんとなくかわいい見た目を想像していた私に、なかなかシビアなどんでん返しを見せてくれました(笑)
100分ほぼ一室 こんな映画なかなかない
全く飽きなかった。もっと見たい。
もともとコメディやサスペンスっぽいジャンルが好きなので、この映画は自分の中ではとても面白かった。
10年以上前の映画で、小栗旬さんが特に、若いな!って感じがした笑
香川照之さんは昔から変わらず演技が面白い。
如月の一ファン家元が如月本人と接触したことのある4人と如月は自殺か他殺かの議論を通して自分が一番彼女を支えていたと知る物語
起:追悼会やりましょう→犯人探し
承:全員が疑われ身元を明かす。
転:一通り疑った後でやすおさんの電話内容を機に思い出話をする。→自殺の仮説を立て始める。
結:感傷に耽る。ミキの思い出話をする。動画を見た後司会が真相を見せる。第2回追悼会
ラスト30分は泣きそうになった。自分はミキと何も接点もないのに一番知ってるなんて言ってた。でもミキは一番遠い存在だった一ファンを命よりも大事に、一番近くに感じていた。
最後まであっというま!
アイドル如月みきの1周忌に集まった熱狂的ファンの5人。
物語がどう動くのかわからんかったけど
ひとりが「如月みきは自殺じゃない、殺されたんだ」と言い出したころから物語がどんどん面白くなります。
最初はだれてしまって、これどうなるのかな?って思ったけど
途中から最後まであっというまだった!
香川さんのきもちわるさと
途中からいじける小栗旬の演技力に拍手!
オダ・ユージは踊るとかけてるのかな?笑
とにかく面白かったし、終わり方がとってもいい。
すっきりするともいえるし、なんだかほんわかします。
エンディングのダンスも見もの( ´・◡・`♥)
一室で起こる二転三転の真実。
DVDで鑑賞。
今から7~8年前に上映されて、当時は何も興味はなかったんですけど、ネットでちょっとした話題になっていたので、今更ですけど、借りて鑑賞。
舞台は一室のボロい部屋だし、ストーリーはしっかりしてるし、笑えるシーンもあり、時折、スリリングな場面もあったり、登場人物も少ないのにかなり面白かったですねー(^o^)
アイドルの一年忌として集められた5人。
「家元」「安男」「スネーク」「オダ・ユージ」「いちご娘」
たが、オダのある一言がきっかけで、事態が急変します。
アイドルの自殺、様々な伏線、集められた5人の正体が徐々に分かるようになって。。もう・・・二転三転します(笑)
エンディングはいい終わり方ですが、最後のオチが意味がよく分からなかったので、イマイチでした。(^^;
地味な映画ですが、中身はしっかりしてますし、二転三転する内容なので、普通に面白かったです(^-^)v
秀逸!
面白かったです。
全ての言葉に無駄がなく、テンポよくストーリーが進んでいきます。
真剣に見なきゃいけない!と、いうより
勝手に引き込まれていく映画でした。
しかも、ちょいちょい笑えます。
レザボアドッグスや、12人の怒れる男のような密室系映画ですがシリアスではなく
日本映画ならではのコミカルさがあり
とっても楽しめました!
本当は満点をつけたいくらいですが、
最後の宍戸錠のシーンは
私的には蛇足かなーと思い☆4です。
満足です。
自殺したB級アイドルの1周忌をネット上で繋がったファンである5人が集まり偲ぶ会がはじまる物語。
5人は年齢も職種もバラバラだけど、唯一ファンである事だけが共通点のはずだったのに、蓋を開けてみれば、主催者以外は元マネージャー、幼なじみ、実の父親、B級アイドルが通ってた雑貨店のお店の人で主催だけが純粋のファンだった。
最初は誰も正体を明かさずハンドルネームの事などで盛り上がったりして話は進んでいくのだけど「自殺ではなく殺されたんだと思う」と元マネージャーが言い出してから、謎解きらしき事が始まりそれぞれの正体が分かってくる。
主催者は皆の正体を知るまでは自分が持ってる彼女のアイテム関連の記録を自慢したいぐらいの代物だと思っていたけど、プライベートも知らない自分が一番遠い存在で何も知らないんだと悟ってしまいものすごーーーーーく落ち込むのだけど。。。
この映画はかなり舞台向きだなって思ってたら、舞台化された。
そして観に行った。
舞台で観たほうが正直面白かったけどレビュー書いてたらまた鑑賞したくなりました。
心あたたまる、ちょっぷり切ない物語だと思います。
喪服を着れば盛り上がれるんです!
ずっと見たいなぁと思ってた映画。
けっこうヒットしてたし、ほぼ日感激団も薦めてるし、
好きなユースケ・サンタマリア(魚座・B型)出てるし。
『キサラギ』って何かと思ったら、劇中D級アイドル・如月ミキより。
全然内容は知らなかったんだけど、面白い!
こんな話だったのね。
コメディであり、サスペンスであり、ドンドン展開があるのが
気持ちよい。
これは内容知らないで見る映画。で、終わった後、確かめたくなる映画。
<ネタバレ含み感想>
なんかいろんな事が伏線になってて、あー、あれはココにつながり、
もしかしてこういう事と予想したり、気を抜けない!
デブッチャーがこういうこととは読めなかった。
ユースケのオダ・ユージよいなぁ。
香川輝之もサスガ!昔は好きじゃなかったけど、
いつからか、とても良い味の出る俳優さんで、ハズレなしに。
小出圭介と小栗旬は世間でいうほど好きじゃなかったけど、
今作では良かった。
スネークがボトルが全然違うよっていうところが可愛かった。
塚地はジョニーデップ後ろ斜め45度似…。喪服を着ると盛り上がれるんです!
如月ミキの顔は出てこないかと思ったけど、出てきた。
如月ミキ「ラブレターはそのままで」作詞:サエキけんぞうは、なかなか名曲。
オリジナル脚本の勝利
登場人物4人によるワンシチュエーションドラマなので、舞台劇の映画化と思ったら、オリジナル脚本だった。これはズバリ脚本の勝利。あるアイドルの自殺の真相をめぐって、ファンサイトで知り合った4人の男たちが織りなす一風変わった推理劇。まずファンサイトで知り合ったという現代的な設定が効いている。匿名によるネット上での交流は相手の正体が分からないという点がミステリー向きだ。案の定、物語が進むうちに集まった男たちが何らかの形でそのアイドルに関わりがあるうことが分かり、他殺の可能性が大きくなって行く(犯人はこの中にいる?)。一幕の室内劇は、登場人物のキャラクター設定がしっかりしていないと面白みが欠ける上に、テンポや間を外すと退屈になりやすい。本作では演技力の確かな俳優を集め、テンポよくコミカルに進み(前半で若干、タルい感じなる所もあるが全体を通すと気にならなくなる)、最後まで飽きさせない。事件の結末も意外性があって良い。ただ、ある意味主役でもある当事者のアイドルの顔をぼかし、観客の想像力を煽るという気の利いた演出をとっていたのに、エンディングでそのアイドルを登場させてしまったことが残念だ。もう1つ、エンディング後のエピローグ(?)はいらなかった気がする。エンディングバックでの4人のキレッキレッのオタ芸が最高だっただけに、蛇足感が否めない。
全24件中、1~20件目を表示

 
  











