キサラギのレビュー・感想・評価
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秀逸!
面白かったです。
全ての言葉に無駄がなく、テンポよくストーリーが進んでいきます。
真剣に見なきゃいけない!と、いうより
勝手に引き込まれていく映画でした。
しかも、ちょいちょい笑えます。
レザボアドッグスや、12人の怒れる男のような密室系映画ですがシリアスではなく
日本映画ならではのコミカルさがあり
とっても楽しめました!
本当は満点をつけたいくらいですが、
最後の宍戸錠のシーンは
私的には蛇足かなーと思い☆4です。
音声で楽しめる映画
私が好きな、脚本がうまいと思う作品はゴールまでの納得できるロジックの積み上げがあり、その過程を隠したりミスリードすることで謎解き時に、また見返した時に「あれはこのことか」!とか「確かにそうだった」と感心するもの。
伏線回収にしてもメインのストーリーに必要な形で溶け込んでいる要素が、後に違う意味を持って浮かび上がることでおおっとなるようなものが好みです。
本作は見返すと不自然さが目立ってしまい(例えば父親とはとても見えない、ゴキブリ追いかけて油まいて手紙を守って死ぬ等のイメージがわかないなど)
伏線も謎解きパートに必要となる要素を伏線として無理やりエピソードとして追加したように感じてしまいました。
また映画ならではのという演出もあまりないので舞台で十分のように思います。
映像にすると不自然さが際立つと思うので、
そういう意味では上手いのかも。
テンポ良く進むサスペンスコメディ
無名アイドル・キサラギミキの自殺から一年。
一周忌を開こうと、ネットを通じてマンションの一室に集まった家元(小栗旬)・スネーク(小出恵介)・安男(塚地武雅)・オダユージ(ユースケ・サンタマリア)・いちご娘(香川照之)の5人。
はじめはそれぞれの思い出話やグッズの話で盛り上がるが、「キサラギミキの自殺の原因はなんだと思う?」というオダユージの一言により、状況は一気に加速していき...?!
舞台はマンションの一室で終始進行していきます。
サスペンスコメディなので所々に笑どころが用意されていて、5人それぞれの正体が明かされていくたびに事態が一変していきます。
テンポがいいので途中でダレたり飽きることなく、また、次々と新たな真相が明かされていくので、次の展開が楽しみであっという間に時間が過ぎていきます。
世間的にはあまり有名ではないかもしれませんが、間違いなくオススメの映画です。
すばらしい!
満足です。
自殺したB級アイドルの1周忌をネット上で繋がったファンである5人が集まり偲ぶ会がはじまる物語。
5人は年齢も職種もバラバラだけど、唯一ファンである事だけが共通点のはずだったのに、蓋を開けてみれば、主催者以外は元マネージャー、幼なじみ、実の父親、B級アイドルが通ってた雑貨店のお店の人で主催だけが純粋のファンだった。
最初は誰も正体を明かさずハンドルネームの事などで盛り上がったりして話は進んでいくのだけど「自殺ではなく殺されたんだと思う」と元マネージャーが言い出してから、謎解きらしき事が始まりそれぞれの正体が分かってくる。
主催者は皆の正体を知るまでは自分が持ってる彼女のアイテム関連の記録を自慢したいぐらいの代物だと思っていたけど、プライベートも知らない自分が一番遠い存在で何も知らないんだと悟ってしまいものすごーーーーーく落ち込むのだけど。。。
この映画はかなり舞台向きだなって思ってたら、舞台化された。
そして観に行った。
舞台で観たほうが正直面白かったけどレビュー書いてたらまた鑑賞したくなりました。
心あたたまる、ちょっぷり切ない物語だと思います。
喪服を着れば盛り上がれるんです!
ずっと見たいなぁと思ってた映画。
けっこうヒットしてたし、ほぼ日感激団も薦めてるし、
好きなユースケ・サンタマリア(魚座・B型)出てるし。
『キサラギ』って何かと思ったら、劇中D級アイドル・如月ミキより。
全然内容は知らなかったんだけど、面白い!
こんな話だったのね。
コメディであり、サスペンスであり、ドンドン展開があるのが
気持ちよい。
これは内容知らないで見る映画。で、終わった後、確かめたくなる映画。
<ネタバレ含み感想>
なんかいろんな事が伏線になってて、あー、あれはココにつながり、
もしかしてこういう事と予想したり、気を抜けない!
デブッチャーがこういうこととは読めなかった。
ユースケのオダ・ユージよいなぁ。
香川輝之もサスガ!昔は好きじゃなかったけど、
いつからか、とても良い味の出る俳優さんで、ハズレなしに。
小出圭介と小栗旬は世間でいうほど好きじゃなかったけど、
今作では良かった。
スネークがボトルが全然違うよっていうところが可愛かった。
塚地はジョニーデップ後ろ斜め45度似…。喪服を着ると盛り上がれるんです!
如月ミキの顔は出てこないかと思ったけど、出てきた。
如月ミキ「ラブレターはそのままで」作詞:サエキけんぞうは、なかなか名曲。
洗練されたコント
オリジナル脚本の勝利
登場人物4人によるワンシチュエーションドラマなので、舞台劇の映画化と思ったら、オリジナル脚本だった。これはズバリ脚本の勝利。あるアイドルの自殺の真相をめぐって、ファンサイトで知り合った4人の男たちが織りなす一風変わった推理劇。まずファンサイトで知り合ったという現代的な設定が効いている。匿名によるネット上での交流は相手の正体が分からないという点がミステリー向きだ。案の定、物語が進むうちに集まった男たちが何らかの形でそのアイドルに関わりがあるうことが分かり、他殺の可能性が大きくなって行く(犯人はこの中にいる?)。一幕の室内劇は、登場人物のキャラクター設定がしっかりしていないと面白みが欠ける上に、テンポや間を外すと退屈になりやすい。本作では演技力の確かな俳優を集め、テンポよくコミカルに進み(前半で若干、タルい感じなる所もあるが全体を通すと気にならなくなる)、最後まで飽きさせない。事件の結末も意外性があって良い。ただ、ある意味主役でもある当事者のアイドルの顔をぼかし、観客の想像力を煽るという気の利いた演出をとっていたのに、エンディングでそのアイドルを登場させてしまったことが残念だ。もう1つ、エンディング後のエピローグ(?)はいらなかった気がする。エンディングバックでの4人のキレッキレッのオタ芸が最高だっただけに、蛇足感が否めない。
脚本とキャスティングの面白さ。
ノーマークの最高傑作!
聞いた事も無いタイトルやったけどすごい面白い!
個性溢れるキャストやったから面白そうやなって思ったけどそれ以上やった!
なかでも香川照之のキャラクターがすごいよくて声、表情ともに演じ切ってる感じで引き込まれたw
この映画の現場は楽しかったんやろうなって雰囲気が有り有りと伝わって来てた。
最後の最後まで如月ミキのイメージは見てる側の想像にさせて楽しませるんやなって思ってたらラストに急に出て来てなんとも言えない外見・声に笑い以上のものがこみ上げて来てる所を畳み掛けるように全員揃ってのオタ芸披露にまさにやられたって感じ!
自分が作り上げたアイドルのイメージがおいおいそっちかい!って突っ込まざるを得ないラストにしてやられたって感じ!
久々に期待以上の内容の映画に出会えて、これやから映画は面白いって事を痛感した!
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