キサラギのレビュー・感想・評価
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とにかく笑いっぱなしだった
とにかく笑いっぱなし。
しかも、客席の8割以上が!
けれども、単なるコメディかと言うと、そうではない。
アイドルの自殺の謎解き、次々に明かされていく登場人物達の秘密。
ミステリーまでプラスされているのに、全く散漫になっていない。
ストーリーのメリハリのよさが一番なのでしょうが、役者達も
本当にお上手。だから、BGMも最小限に抑えることができる。
イコール、演技にリアリティが生まれ、観衆も引き込まれる。
そして、シーンもビルの1室だけで場面転換も一切ないので、
スクリーンなのに、舞台を見ているような感覚になってしまう。
まるで役者達が「俺の芝居を見てみろ」と、役者同士で、芸を
競い合っているようであった。
ラストには、ほんのりと心温まる場面がありつつ、
大爆笑の、ある意味、とっても基本に忠実なダンスシーンを用意。
映画が終わった後、全く見知らぬ人と、
笑いながら、眼をあわせ、気持ちをふれあわせたのは、
初めての経験でした。最高の2時間を過ごさせてもらいました。
当然、A+です!!
展開にビックリ!
小栗旬さんやユースケ・サンタマリアさんなどの有名な方が出てたので前から気になってたのですが、最近やっと見ました。展開がおもしろかったです!
あるアイドルのファンサイトで知り合った人達が、そのアイドルの一周忌に集まり、アイドルについて話し合う、という設定なのですが、話が進むにつれ集まった人達の秘密がどんどん明かされていって、その意外性に何度も驚かされました!
出演者と一緒になって「えーっ!」なんて驚いてしまったり…
最後もまとまっていて、見終わったあとは、すがすがしい気分でした。
機会があったらぜひ見てください。
愛すべき、“超バカ映画”!
吾輩が、今年の上半期に出会った、もっともシンプルで面白い“超おバカ映画”でございました最初、チラシを見たときは『ホストの映画か?』と思っちゃったんですが、なるほどこういう映画だったんですね。もう上映時間1時間48分の間、殆んど笑いっぱなし…(^^;。
冒頭で“おバカ映画”と書いておりますが、俳優陣はみんな大真面目に“バカ”を熱演しております!映画の形式としては、最初から最後までずっと1つの部屋を舞台に展開する“ワンシチュエーション・ムービー”なので、ともすれば退屈な展開に陥りそうですが、この映画の場合、次から次へと話が展開していき、そしてそれがとてもテンポ良く、また笑える(たとえ次の展開が先に読めたとしても、それを見越してまた笑えてしまう…)ストーリーになっていますので、まったく“飽き”は感じられませんでした。事実試写室の中では、常にあちこちから“爆笑”が聞こえてまいりましたから。
『大真面目に演じている』と書きましたが、ここで描かれているキャラクターは、全員が間違いなく“バカ”です。世間的に言えば“アイドルオタク”の類いです。でもこの映画では彼等を“愛すべき大バカ”として描いています。そしてそれは、緻密に練り上げられ書き込まれた古沢良太 氏による脚本と、吾輩が大好きな「シムソンズ」を撮った佐藤祐市 監督による演出、そして“濃厚すぎる”とも言えるキャスティングの俳優達の演技とのアンサンブルによって、初めて成立したモノだと思います(香川照之が、頭に“イチゴのカチューシャ”のせてるところを、想像してみて下さい。この映画、そんなシーンがいっぱい出てきます。しかも役者は“大真面目”…(^^;)。
制作費が山ほど掛かったってことはないでしょうが、極上のエンターテインメントに仕上がっています。この時期最高に楽しめる1本だと、吾輩自信を持っておすすめいたしますよ!
惜しい
絶対に観て下さい、損しませんから
小栗旬、ユースケサンタマリア、ドランクドラゴンの塚地、香川照之、小出恵介というユニークなキャスティングに、ちょっと期待していたのですが、期待通りの面白さでした。
基本的にこの5人によるワンシチュエーションドラマです。
C級アイドルの一周忌にネットのファンサイトで知り合った5人が集まり、自殺だと思われていた事件が、彼らの素性が明らかになるにつれて、二転三転、いや四転五転していくというお話です。
コメディでありながらミステリーでもあり、驚きのトリックによる結末もあり、しっかり感動もさせてくれる贅沢な映画です。
5人の役者さんが皆さんとても良い味を出しています。
特に驚いたのが、小栗旬ってこんな演技が出来たんだという感じです。
ちょっと彼に対する見方が変わりました。
ひとつだけ残念なのは、最後にアイドル自身が出て来てしまった事です。
映画を見て行く中で観客それぞれがこのアイドルに対する自分なりのイメージを作り上げていた筈なので、実際に見せて欲しくなかった人が多いのではないでしょうか。
彼女の歌と一緒に踊る5人のシーンは楽しかったのですが、それでも本人は見せないで欲しかったです。
この点は、スタッフの間でも揉めたと監督さんが話していました。
ちなみにラストに出て来る宍戸錠さんのシーンが謎の終わり方なのですが、
これは、錠、、、、針金、、、ピッキング、、、鍵、、、という意味で、けして続編を意識している訳ではないそうです。
幸せになれる
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