キサラギのレビュー・感想・評価
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伏線回収が素晴らしい会話劇
最後の10秒でここまで台無しにできるのか
2025年劇場鑑賞42本目。
エンドロール後映像無し。
パンフレット無しにつきマイナス0.5。1600円も固定で取るんだからリバイバルでも作って欲しいです。
十二人の怒れる男や十二人の優しい日本人など室内だけで話が進むクローズドサークルと呼ばれるジャンルが大好きで、この作品も気にはなっていて、スカパーかWOWOWで録画したのを持っているのですが、自分基本映画館でしか映画を観ないので今まで観ていませんでした。
小出恵介と香川照之がメイン5人しかいないのに出演していて、こうなったら残り3人も不祥事起こして干されていたら面白いのにと不謹慎な事を思いつつ鑑賞。
若さと髪型には違和感を感じましたが、デジタルリマスターのお陰で映像自体に古臭さは感じられず。自殺したアイドルの一周忌に集まり、最初はアイドルを偲んでいたのですが、程なく自殺の真相を探る展開になっていき、最後はスッキリした終わりになったな、面白かったな、エンドロールも面白映像だな、と思っていたら、エンドロール途中に映像が挟まれまして、それがマジで蛇足。その後続編が作られていたらいいのですが、考察ドラマ「あなたの番です」の投げっぱなしエンドに通じる、安易に奥行き持たせようとして大失敗した感じになってめちゃくちゃ残念です。
全国リバイバル上映プロジェクトにて鑑賞
無駄のないストーリー展開と俳優陣に拍手
18年ぶりのリバイバル上映。やはり密室サスペンスコメディの最高峰!
「キサラギ」(2007)
2007年の初公開から18年ぶりのリバイバル上映。
今では脚本家満足度ランキング堂々1位の古沢良太氏の実写映画脚本2作目。
自殺したアイドル・如月ミキの一周忌にファンサイトを通じて集まった5人の男が徐々に明らかになる当時の状況から推理を繰り広げ、真相を究明する密室推理劇。
公開当時の2007年といえば「AKB48」が誕生してアイドルがより身近になり、SNSもYouTube、Twitterは産声をあげたくらいで「2ちゃんねる」のような匿名掲示板が盛んでテーマとしては当時の旬のネタ、空気感も実に懐かしかったですね。
一周忌に集まったハンドルネームの家元(演:小栗旬氏)、オダ・ユージ(演:ユースケ・サンタマリア氏)、スネーク(演:小出恵介氏)、安男(演:塚地武雅)、いちご娘。(演:香川照之)の5人の男たちの個性派ぞろいの強烈なキャラクター(キャスティング)、事件の真相に迫るにつれて次第に暴かれる5人の素性の驚き(アハ体験)、密室サスペンスのスタイルをとりながら、息をつかせぬドタバタコメディでトコトン笑わせて、そしてハートウォーミングなラストで涙…。
密室(ワンシチュエーション)にも関わらず、テンポ良く飽きさせない佐藤祐市監督の演出力も素晴らしいですが、とにかく古沢良太氏の脚本が惚れ惚れするぐらい抜群で抱腹絶倒。
『外事警察』『リーガル・ハイ』『コンフィデンスマンJP』のファンにはぜひ観て欲しいですね。
密室劇としては『12人の優しい日本人』(1991)に比肩する傑作、今回のリバイバル上映を機にぜひ多くの人にこの作品の面白さを共有、共感したいですね。
大磯ロングビーチ懐かしい
またみたい!
アイドルの1回忌に集まった5人の男が死の真相を語る話。
見たの2度目ほどですが、内容忘れたころに見るのがオススメ。
ここからネタバレ
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アイドルのいちファン、マネージャー、幼なじみ、友人、父が集まり、全員が如月ミキに関係している。
流れていくように解けていく展開が見ていて気持ち良いです。
音響効果で不気味さがありました。ひやっとしたわ。
最後に謎も残り、最後の最後まで見入る映画でした。
大磯ロングビーチこの時には知ってたはずなのか自分…。
また5年後くらいに見たいです。
13.10.4
痛快で不思議な会話劇とミステリー
古沢マジック
劇場公開の2007年当時は、古沢良太さんのことも全然知らなかったので、今作を観たときの衝撃は途轍もなく大きなものでした。なんとなく観たのもよかったのですが、ビルの屋上階で「一癖ある人たち」が集まってB級アイドルの一周忌をやるという「こんな話で映画になるの?」というような話ですが、全く予想してなかった展開に驚きの連続でした。それは登場人物たちも同じで、みなさんそれぞれが集まってきた人達のエピソードに驚愕し、動揺し、一転二転…しつづけるドラマにぐいぐいのめり込んでいく感じがまさにマジックでした。俳優陣がみなさん、とても名演技ですばらしかったです!笑わせておいて泣かせるところや終わるかと思わせてなかなか終わらないところは「コンフィデンスマンJP」シリーズでもお馴染みですが、でも、やはり今作こそが最高傑作だと、16年ぶりに見直して確信しました。
期待外れ
だいぶ前に観たので記憶違いがあったらすいません。
評価がすごく高かったので期待して観たら、イマイチでした。
理由①
伏線回収のほとんどが後出しジャンケンだったから。
登場人物たちの『そういえば○○は××だったんだ』といった言葉だけでの伏線回収って、なんとでもできてしまうから、あとになって『あーあの時のあれはこういうことだったのかぁ』といった本来伏線回収が持つ爽快感を全く得ることが出来ませんでした。
理由②
何で大団円?
最後アイドルの死の真相が明らかになるのですが、結構悲惨な事実であるにもかかわらずみんなで『よかった、よかった』って。何がよかったんでしょうか?私にはさっぱり理解できませんでした。
理由③
出演者たちの演技が大袈裟でわざとらしく、説明多すぎが気になりました。
5人の中途半端なオタ芸もなんだかなぁ・・・。オタ芸の時にアイドルの顔が映るんですが、今まであえて顔を映さなかったのに何でラストで顔をさらす?しかも全然知らない女優(?)さん。
密室劇映画を観るんだったら、『12人の怒れる男』と『12人の優しい日本人』をお勧めします。
色々書きましたが、私のような批判的な意見は少数派だと思いますので、興味がある方は是非『キサラギ』観てください。
何度観ても名作。 非の打ち所がない作品。 ハリウッドのように壮大な...
良くできてる!
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