アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー・感想・評価
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外国人に優しくなれる。
泣ける。
松田龍平が死んで瑛太がまた孤独になってしまうシーン、涙がツーと流れました。
伏線回収がうまく本でも読んでみたいと思いました!
鑑賞してしばらくは思わずボブディランを口ずさんでしまいます(^^)
ボブディラン
小説をみておもしろい!とおもって、映画を見て今回で2度目。小説に忠実だったのでその分驚きも少なかったですが、うまく再現されていて驚きました。
そして、なんといってもボブディランの風に吹かれてが印象的で、川崎との出会いのシーンがなんだか素敵なんですよね。濱田岳のふつうっぽさと、瑛太の不敵な雰囲気がすごくすきです。
この映画を見てると、穏やかの中の狂気さほど恐ろしくて、何度見ても切なく感じます。
映画は映画でいいよ。
「一緒に本屋を襲わないか?」
伊坂さんの、同名小説を映画化したもの。
伊坂さんの小説はやっぱり題名からして魅かれますね~。
重力ピエロに続くいい映画化作品でした!!
まずは原作から。これまた原作が名作です。
おしゃれで可愛くて、とてつもなくせつない物語。
悲しいとか絶望とか悲惨ではなくて本当に「せつない」物語。
これ読んだらほかの物語に「せつない」っていう形容詞を使いたくなくなる。
この作品のおミソは広辞苑とディランと神様。
そしてドルジと川崎と琴美の物語。その物語に途中から参加した主人公の椎名。
伊坂さん作品の中でもとくに印象的な言い回しの多い作品。
悪いことをして、それを神様に見られないようにするために琴美がボブディランのCDを棚に隠してしまうという一説があり。川崎はディランを神様だと言っていた。だからディランを隠すことで神様を閉じ込めてしまうのだ。
くぅ~!
おしゃれ!おしゃれ!いや絶対そんな会話をね、現実でしてる人なんておらんと思うんやけど、
いいねんそれで。
伊坂さんの作品は低空飛行小説だからそこがいい。
現実世界を書いてるけど現実じゃないファンタジーだから、そんなおしゃれな会話があこがれちゃって素敵。
原作の都合上、はたしてどうやって映画化するのかめちゃくちゃ謎だったんだけど、凄くうまく映像化されてました。女の子が大好きでモテモテのノリの軽い川崎役には松田龍平。
ブータンからの留学生、琴美の恋人、ドルジは瑛太。そしてペットをこよなく愛しペットショップで働く琴美は関めぐみ。主人公の椎名は濱田岳。
キャストはちょっと、松田龍平と関めぐみがうぅ~ん。。って感じでした。松田龍平は大好きなんだけどちょっと川崎ではないかな。。もうちょっとストレートにただの男前で良かった気がする。
で、琴美役の関めぐみさん。琴美は気が強くてちゃきちゃきしてるんだけどもだからこそもうちょっと小さくて見た目の女の子らしいかわいらしい感じの子でないと、ただの気が強い人みたいになってしまうから、個人的には関めぐみさんでは無かったかなって感じでした。
濱田岳くん、いいですね。椎名は主人公なんだけど、本を読みこんでも読み終わってもあんまり印象に残らないっていうかなんのイメージもつかない感じ。
伊坂さんの小説は結構脇役にバババーンと濃い人が多くて主人公はものすごくニュートラルな人が多い。
だから主人公のキャスティングがだれでも違くなってしまう気もするけど濱田君すごい良かった。
小さくてふわふわしてて、川崎(瑛太)がわけのわからないことを言い出した時の表情がいい。「ぇぇぇ」って声にでてないけど顔が言ってる。いいですな~。
あとはやっぱ瑛太!よかった~。
顔がアジアンテイスト?やからブータンからの留学生にもちゃんと見えるし、男前の川崎にも見える。芸達者でした!
最終的に、琴美を死に追いやったやつを懲らしめる?ことでドルジの復讐は完結する。
だけどすごく、さみしくて切ない。川崎も琴美も失ってしまったドルジ。復讐を成功させたドルジ。
でもすごくさみしかった。
ドルジはちょくちょく、川崎や琴美が言っていた言葉を呪文のように繰り返す。それがせつない。
彼の世界は二人で満ち溢れていた。
ドルジの復讐は決して許されることではないのかもしれない。それでもまっすぐで純粋な復讐だった。
その純粋さがせつなくて苦しい。
ブータンの人の思想とかそれぞれの思い。じつは結構深いことが描かれている作品です。
2時間半でうまくまとまってたし、ディランの風に吹かれてがよかった~、
映像もきれい。
ふわっとしたせつなさが最後胸を襲う作品。
原作を読んだ人ほど楽しいかもしれません。
今回は印象的なシーンというよりは印象的なセリフが非常に多いので、
ひとつひとつのセリフを感じ入りながら見ていただければとおもいます。
あしもとをしっかり見て。
気づいたら足跡はひとりぶんになってしまった。
それでもひとりで生きて行かなくちゃ。
風に吹かれて。
て感じ。
最初意味がわからなくなった。
ペットを虐待するヤンキーのリーダーが本やの息子というのが最初わからなくて、最後のほうで縛られていた男が誰かわからなかった。ヤンキーのリーダーの顔は暗闇ばかりで出るので殆ど記憶しておらず、巻き戻しして理解し、そういうオチかとわかった。
瑛太が嘘を言っているのはすぐわかった。もっとわからない嘘の付き方ならいいし、あまりに日本語がうますぎて、外国人と言われても違和感が。
難しい内容。
僕は外国人差別について考えさせられた。
いちばん伝えたかったことは何か。
愛する人を失った悲しみはわかる。
それに浜田を巻き込む意味は?
確かによくわからないけど、あながちむげに出来ない存在感のある映画ではあった。
浜田の誠実な思いと行動、それがいいのかな。
『アヒルと鴨のコインロッカー』
開始そうそう違和感
友達にすすめられたので観ましたが、正直期待はずれでした。
ネタバレは読んでいなかったのですが、映画を観る直前に、雑誌でマンガ家がアヒルと鴨のコインロッカーのワンシーンをイラストで描いたものを見てどういうことなんだろうとひっかかっていました(椎名が河崎と呼んだ男を琴美がドルジと呼びかけるシーン)※原作にはないシーンらしいです
映画を観はじめてからもドルジはひきこもりというわりには、椎名が外でドルジを見かけるシーンがあったので、私の違和感は最高潮に達し、こいつはドルジじゃないなと開始15分位でわかってしまいました。
雑誌のイラストさえ見ていなければもっと楽しめたのかもしれませんが、ひきこもりのはずのドルジを椎名が外で見かけるシーンがある時点でやっぱり違和感を感じます。
瑛太の演技が上手いという評価も、髪型や服装、しゃべり方を変えれば俳優さんならあれぐらいの演技はできると思います。
話の内容もそれがなんなんだろうと思ってしまいました。結局何が言いたいのという感じです。なんか暇な人達だなぁ。自己満足だよ。
登場人物の誰にも共感も感情移入もできませんでした。
なんでこの映画が評価が高いのか私にはわかりませんでした。
思わず口ずさんでしまうよ
コレ観て岳くん好きになったよ。松田龍平はよく覚えてない。
動物虐待とか人種差別とかが根底にあるけど、濱田岳演じる主人公が やんわりと受け止めてくれてた。
優しく切ない物語。
キャスティングが最高。
思いがけない
名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出。
なんといっても、この映画の主役はボブディランの「風に吹かれて」だと思います。
私も大好きな曲ですが、この曲とアメリカンニューシネマっぽい演出がとてもよく合っていて、印象に残ります。
この映画を見た人は、見終わった後、必ず「風に吹かれて」を口ずさんでいることと思います。
テーマとか、メッセージ的なものは特にないようです。
その分、少し不満ですが、名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出が、すごくいい雰囲気を出してました。
主人公の濱田岳さんが、実にいい演技をしていました。
大塚寧々さんの謎の美人ペットショップ店長も、よかったです。(前後しますが、後の「みなさん、さようなら」のコンビで興味深いです。)
小ネタもけっこう入っていましたが、あまり笑える映画ではありません。
謎が謎を呼び、何が本当なのか、最後にわかるという組立です。
この映画の場合、ネタバレは厳禁です。
題名の意味も、最後にわかります。
たとえるなら、内容的に、落語の謎かけ問答(漫才師のネズッチが、やっているもの)的な映画です。
かなりよかったので、名曲プラス、アメリカンニューシネマ的演出が、邦画の一つの流行になってくれるといいなと、少し思いました。
後からつながる
こことここが、こう繋がるのかー!ってなる映画!瑛太が外国人だなんておもわなかったし、やっぱり日本語があまりしゃべれない
外国人とわかると少し距離。をおいてしゃべってしまう。わかる気がする。ほんとに。バス停にいた外国人とか、助けてあげたい気持ちはあるのに助けらんないんだよね
瑛太の微妙な演技も繋がるどんでん返し
内容の割にフンワリとした邦画好き
バックします。(ガッツ石松)
映画「アヒルと鴨のコインロッカー」(中村義洋監督)から。
原作は、もちろん、伊坂幸太郎さん。
素敵な台詞もいっぱいあったのに、最後に選んだのは
「バックします。(ガッツ石松)」
ブータン人留学生ドルジに、日本語を教える河島。
その1コマだったけど、インパクトが強過ぎた。
「バックします。」を何回も口にしていると、
たしかに「ガッツ石松」に聞こえてしまう。(笑)
教えている河島の方が笑い出してしまうほど、面白い。
この作品を観てから、街中でこのフレーズが聞こえるたびに、
1人で「ガッツ石松」と言い換えてしまっている自分がいて、
どうしようもなく可笑しい。
作品の中では、どうでもいいような台詞だけど、
このフレーズを耳にするだけで、作品を思い出すのだから、
それはそれで、成功なのかもしれないな。
主人公「椎名」の名前を、ブータン人が覚える時も、
「しいな、しいな、おかしいな」と口にする。
これまた、耳から離れない。困ったものだ。
ゆるっと観てる間に
伊坂幸太郎は仙台が多いね
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