劇場公開日 2007年9月15日

「惜しい」スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ αさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5惜しい

2007年9月24日

笑える

単純

他の方も散々書かれているが、これだけ面白い設定なのに、いまいちハジけてない感じがするのは何故だろう…。

随所の小ネタやベタなギャグは笑える。話の内容もあってないようなものだが、それは別にいい。でも、それならもうちょっとテンポよく、せめて90~100分くらいにまとめられればよかったのではないかと思う。

香川照之の二重人格や、石橋貴明のオカマはそれこそ不要だろう(前者はあってもいいがクドすぎて無駄に時間をさいてる)。役者はなかなかいい人選だったと思うけど、主役であるはずの伊藤英明の存在感の薄さは……。周りがあれだけクドいのに、ルックスも含めて薄すぎる。凄みもないし、背負っているものの重さが感じられず。

英語である意味もいまいちわからず、日本語でも十分面白くなったんじゃないだろうか。でも、そうするとタランティーノが日本語をしゃべらなければならなかった? いやいや、彼なら喜んでヘンテコな日本語セリフを披露してくれれただろう。そう思えば、やっぱり日本語のほうがよかったかも。タランティーノはいいスパイスになっていて、出てくれてよかったですね。

期待してなかった分(周りにあまりいい評価がなかったので)、案外面白いじゃんと楽しめたのですが、それだけになんとも惜しいと思ったのでした。サブちゃんの主題歌はいいですね。

α