サーフズ・アップのレビュー・感想・評価
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ペンギンサーファーのドキュメンタリー映画
ドキュメンタリータッチで描かれた青春映画です。
終始ドキュメンタリー風。こういうトリッキーな作り方をしていて予想外でした。
ドキュメンタリータッチで描かれるのは確かにおもしろいのですが、本作ではそれが裏目に出てしまっています。テンポが悪くなり、物語が失速してしまいます。ここはマイナス点ですね。
蓋をあければアニメーション映画らしい内容になっています。テーマは友情、勝敗、夢、努力などド直球です。
良く言えば王道。悪く言えばありきたり。
2007年に公開されたという事なんですが、今(2014年)に観てもCGがきれいで驚きました。ペンギンたちの毛は細部まで描かれていて、揺れたときの感じがリアルです。また、島の木々の揺れかたやこだわったのであろうジャングルなど、映像面はとにかくスゴかったです。
でもやっぱり一番なのは海のCG。きれいでしたね。水しぶきや波の砕けかたなどなど…サーフシーンは圧巻でした。
サーフィンやりたくなりますね(笑)
前半はやや間延びしますが、後半からラストの爽快感はスゴく良かったです。
真剣に観るのではなく、菓子やジュース片手に子供と気楽に観るのがオススメです。
字幕で観たい作品。
サーフィン映画といえば「ビッグ・ウェンズデー」で描かれた
あの大波チューブの素晴らしさが未だに記憶に残っている私。。
多分サーフィンをやっている人なら、一度はあんな風に
波のカーテンの中をくぐり抜けてみたいのだろうなと思いつつ…^m^
CGで波を表現するという、さほど目新しくもない(?)映像美に、
動きが加わっている分、スピーディでリズミカルだという利点と、
音楽がノリノリ(ちょっとウルサイくらいだった)なもんですから、
まずまず楽しめるようになっていると思います。
なんでペンギンがボードに乗るんだよ?なんていう真っ当な疑問は
最初から却下されているみたいですね…。ま、アニメなんで^^;
チャンピオンとか一等賞になることよりも、大事なものがある。
…っていうのがテーマらしいんだけど(汗)、話の主役はまだ子供。
伝説のペンギンサーファーが、それを悟るのはいいとしても^^;
まだ上昇過程の若輩に、それを納得させるのはいかがなもの…?
っていう真っ当な疑問が浮かんだ私ですが、どうなんでしょう。
まずはチャレンジあるのみ!(もちろん彼もそうしてますけど)
やがて味わう挫折の末に、それを熟得するのだと思うんですけど、、
だって若いうちに修練しとかないと、楽しい人生は望めない(汗)
…ハニカミ王子くんだって、プロに転向しましたしねぇ(爆)
やっぱり誰しも、それが夢で頑張ってきたんなら、
一度は挑戦してみるべきだと思いますけどね。後悔しないように。
内容はそんな感じで、ラストももちろん友好的に終わってますが、
序盤から中盤にかけての、ちょっと悪ふざけな描写がしつこいXX
サーファーのイメージは軟派なんでしょうけど(確かにそれも多いが)
プロを目指すくらいになると、波キチガイ&海が恋人!(スイマセン)
みたいにちょっとヲタク化してきちゃうと思うんですが。
まぁそれをアニメで描け、といっても無理な話なんでしょうけど^^;
(吹替えに一言。子供向けじゃない作品は字幕上映を希望!(・へ・))
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