劇場公開日 2007年12月15日

サーフズ・アップのレビュー・感想・評価

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イワトビペンギン

2023年3月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

唯一の見所はイワトビペンギンがヤバいね、とペンギンの種類を覚えられた事くらい(苦笑)。

サーフィン好きか小栗旬ファンじゃないと時間の無駄。
まず目立つのが小栗旬の演技の下手さ。
映像作品ではそれなりだが(大河主演するくらいだから少なくとも下手糞ではない)吹き替え/アフレコとなると別の技術が要る。
それと今回は渋谷系サーファーの軽さを狙ったんだろうが、
元々小栗旬は真面目な俳優なんだろう、 軽薄なサーファー野郎なトークが似合わない。
映像作品ではビジュアルがプラスされるから違和感ないが、 声だけだと演技だと違和感丸出しで、とにかく演技力で乗り切ろうとしてる感じで、チャラ男なパリピを演じきれてない。

マイク眞木と共演なんだから息子の真木蔵人と親子共演でも面白い。 サーフィン親子だし流行のイケメン俳優よりも話題性はある。 真木蔵人は元イケメン俳優だし。 一番面白いのは木村拓哉や山口達也等サーフィンを得意とする、 ジャニーズ系の俳優だが、 木村拓哉はジャニーズ事務所との確執(工藤静香と勝手に結婚した既婚者)で無理だし山口達也は売れないTOKIO(苦笑)だし。 とにかく話題性を狙った俳優を使いたいなら、 せめてサーフィンにゆかりのある俳優を起用するべきだろう。

とここまで酷い話なら見た事を後悔するだろうが、 肝心の映画の内容についてはまあまあなのだ、とはいえやはり。

酷い吹き替えのせいでストーリー云々はともかく (強いて言うならアメリカ人はロッキー信者が多い ^^;)、 サーフィンのシーンCGは噂通り素晴らしい。

もっともあえてCGアニメにしなくても実写でも充分通用するだろうが、 色々と大人の事情ってヤツがあるんだろう(ディズニー/ピクサーのトイ・ストーリーが新規開拓したCGアニメの市場)。

とにかくB級扱いで構わないから、 話題性よりも実力派で作り直したらもっと面白くなると思う。

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HILO

3.0ドキュメンタリー風アニメ

2021年10月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 冒頭からインタビュー形式で始まるドキュメンタリータッチのアニメ?と、不思議な感覚に包まれる。そういえばサーフィン映画にはドラマもあるけどドキュメンタリーも多いし、そうした映画をオマージュしていたのかもしれません。山下達郎の曲をフィーチャーした『ビッグウェイブ』もあったし、サーフィン映画はBGMも重要な要素。それを考えると、少し物足りなかった・・・

 主人公コディはイワトビペンギン。『皇帝ペンギン』『ハッピーフィート』に続きペンギン映画でもありますが、そのペンギンが伝説のサーファー“BigZ”に憧れて、ペングーアイランドで催される大会に参加する物語。ペンギンは泳ぐのも得意なんだし、何もサーフィンさせなくてもいいじゃないか・・・と冷ややかな目で見ていたのに、いつしかその違和感も全くなくなりました。

 サーファーのサクセスストーリーだとか、迫力ある波乗りシーンを中心にしたものとか、そんな先入観も打ち砕かれるほど、意外な展開・・・というより、単なる友情物語でした。生きていく目標が大会で優勝することだなんてつまらないこと。サーフィンは楽しむものなんだ、と隠遁生活を続けていたギークは説く。コディはそれを理解できず、ライバルに勝つことばかり考えていたけど、技術的なことも教えてもらえないので焦るばかり。

 なぜかペンギンだけの物語ではなく、大会にも出場するチキンのジョーも物語の中心にいる。もちろんドキュメンタリー風なので、陰では常に人間が彼らを撮影しているはず。どういう趣旨で作られたのか・・・対象年齢がさっぱりわからない内容です。それでも最後にはウルっとさせられ、勝つことが大切じゃないんだと納得させられる。いい映画だったのかな・・・

【2007年12月映画館にて】

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kossy

3.5物語は青春もの

2009年8月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

単純

あまり期待していなかった割には面白かった。

日本で作った青春ドラマとかちょっと前のアメリカの青春ドラマのアニメ版ですね。

ライバルとの勝負あり、恋あり、挫折あり、立ち直りあり

期待しないで見ると結構いけますぜ!

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赤いおじさん

4.0大きな進歩見せたソニー製CGアニメ

2007年10月24日

笑える

楽しい

かなりよく出来ているのでちょっと驚いた。技術的にはソニー・ピクチャーズ・アニメーションの前作「オープン・シーズン」を遥かに上回っているし、主人公の成長を爽やかに描いたストーリーもうまくまとまっている。声の出演者たちも一様によい。特にシャイア・ラブーフ、ジェフ・ブリッジス、ジェームズ・ウッズ、ジョン・ヘダーらは持ち味を十二分に発揮。キャラクターも個性あり、愛らしい。全米で全く当たらなかったのが不思議なくらいだ。

ドキュメンタリー映画の撮影中というコンセプトは賛否分かれるところ。うまく笑いに化けているところもあるが、蛇足に終わっている部分も多い。それでも、個性ある作品に仕上げようという心意気は買える。

おそらく問題は、作品の中身よりも、後追いになってしまった企画自体にある。ペンギンものは「ハッピーフィート」に先を越され、新鮮味がなかった。前作「オープン・シーズン」がこれまたどこかで見た要素の詰め合わせのような亜流作品だったため、作品を見る前に飽きられてしまった可能性が高い。おそらくそうした先入観がなければもっと評価されていたはず。

さて、ソニー・ピクチャーズ・アニメーションの気になる次回作は「ネアンデルタールズ(原題)」。タイトルから推測すると、今度こそオリジナリティがありそう。飛躍のときは近付いている。

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josh lemon lyman