「愛おしい人たち」ダウン・バイ・ロー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
愛おしい人たち
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最初はモノクロームのハードボイルドでありながら、脱力系の台詞のオンパレード。最初からつまらなさ満載だったのだが、ロベルト・ベニーニが加わると、俄然面白くなってくる。
殺人を犯したというイタリア人旅行者のロベルトは英語が得意じゃなく、メモ帳に頼っている。牢獄の中では「アイスクリーム」と大合唱するところが楽しい。
逃亡の末、行きついた先がルイージの店。そこには一人イタリア娘ニコレッタが住んでいて、あっという間にロベルトと恋に落ち、ロベルトはそこに永住することを決意。ジャックとザックは互いに反目しあう仲であるが、なぜか惹かれ会うところがある。ラストの岐路。二人が別々の道を選択するという人生の投影が白黒映像にぴたりと当てはまる。
ロベルト・ベニーニとニコレッタ・ブラスキとは夫婦。彼の映画では必ず出てくるようになった。
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