「無機的・有機的」トランスフォーマー h@yatoさんの映画レビュー(感想・評価)
無機的・有機的
アメリカの軍隊が全面協力しているだけに、「もしこのような場面に遭遇したら、この行動・指令を命じる。」といったような、演出的な軍事形式ではなく限りなくリアルに近い軍の動きを画面を通して感じられる作品。
そして、ロボットとの間に人間が介入することで、無差別的なロボ同士の戦いに「命」「感情」といった、ただの戦闘アクションでは終わらない、不安定で常に変化する生命の有機性を与えています。また、そのアクセントとして少しのアダルト要素が含まれていて、ここでは生命の神秘を表現しているのだと思います。
つまり、熱い戦いを観てエキサイトするような”冷たい”戦争で終わらない映画なのです。
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