「CGでおなかいっぱい」トランスフォーマー ヒゲリア超特急さんの映画レビュー(感想・評価)
CGでおなかいっぱい
子供の頃オモチャ欲しかったけど買ってもらえなかったクチ。
アニメに思い入れがあるので、今回の実写化には相当期待してました。
アニメやコミック作品の実写化は常に批判の的にさらされる事が多いけど、それってやっぱり人気の裏返しなんだと思う。
作品の印象としてはやや直球すぎ。
金属生命体同士の戦争が地球で行われるって話なんですが、心を通わせる地球人との友情とかその家族、彼の恋焦がれるヒロインへの想いとか、色々語られてる割には全部浅い気がする。
でも・・・
やはり特筆すべきはリアルにCGで描かれたマシン達でしょう。
予告編が実は全てだった、なんて作品をよく見かけますが、このトランスフォーマーに関しては違うように思いました。
ほぼ毎回フルで変形する姿も描かれている上に、状況が複雑に絡み合うシーンが多いので、挙動、インタラクションも含め、間違いなく劇場で観たい一本。
重厚感あふれるロボット達の肉弾戦とクライマックスのスピード感は観る者を圧倒します。
評価がAにならないのは、ロボットがひょうきんモノ過ぎたり、顔に表情を持たせていることが本当に必要だったのか、という疑問が湧いたため。
またロボット達の描き分けが充分にされておらず、特に展開の速いシーンでは、誰が何をしているのかが捉えにくい。
旧アニメファンとして納得いかない部分も多いですが、最初から最後まで飽きないし中身も濃いので、大人も子供も間違いなく楽しめる作品だと思います。
続編も決定したようなので、是非これからも追いかけたい作品でした。
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