「ウィルス感染しないだと!?」28週後... いちごだいふくもちさんの映画レビュー(感想・評価)
ウィルス感染しないだと!?
前作の方が良かったですね。ちょっと、話が大きくなりすぎました。その分、怖さも話の面白みも少し下がってしまったのではないでしょうか。ウィルスに抵抗力ある人が居るって設定もなんだかなぁと思うんですが。
それに、事件後28週後であんなに復旧し、まだウィルスの危険があるのに、もう1万人以上の人が住んでるってことが無理ある。28年後ならまだしも。。。
この映画で恐怖どころはとてつもなく足が速い感染者です。思いっきり、走って団体で追いかけられる。“スピード感”という部分は映像としても表現されていました。冒頭のゾンビに襲われるシーンなどは、もうカメラアングル何がなんだか分りません。めまぐるしく、展開し揺れまくります。いったい今は誰が襲われてどうなってるのやら。しかしその何がなにやら分らないスピード感が余計に緊張感が出ます。
またこのシリーズ、終始人間の怖さが表現されています。
今作も、目の前の妻を助けないで逃げてしまう夫。(妻は、結局感染者になった夫に食われるし、踏んだり蹴ったなのだが) 逃げ惑う街の住人には、軍隊が容赦なく撃ち殺します。まさに合法な無差別殺人です。逃げ惑う人間は、感染者と軍隊からも襲われる悲惨な状況。
結局一番恐ろしいのは人間ということを訴える映画です。
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