28週後...のレビュー・感想・評価
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ウイルス目線で見るとまた違う
最初に見た時は人類崩壊が再スタートするというドンとその子供2人のやらかしっぷりにイライラしましたが、それだけ視聴者に感情移入させるのがうまい映画だとも思いました。
ところでplague incというウイルスや疫病を広めて人類を駆逐するというゲームがあります。
そのゲームのようにウイルス側からすればこの映画の冒頭ではレイジウイルスの感染拡大に失敗したところからスタートします。
ところが、ドンの子供2人の身勝手な行動により、母親=保菌者を人類の居住権に届けることに成功しました。
さらにいきなりドンは監視の目を潜り抜けつがいである保菌者とチューし始め、粘膜接触に成功して再感染がスタートします(これは感染拡大のために人類の愛情や不信感を利用するplague incの仕様にも似ているかもしれません)。
当然人類側も感染エリアの人間を皆殺しにするなど激しく抵抗するわけですが感染したドンは大暴れするわ子供2人は逃げる逃げるわで瞬く間に拡大、ついに大陸にまで感染を広げることに成功しました。
人類からしたら勝手に禁じられたエリアに行って保菌者を連れてくることになって感染が広がれば抵抗して(この間泣き叫びながら軍隊から逃げるわけですが感染広めておいてなに被害者ぶってんだと突っ込まざるを得ません)、悠々と大陸に逃げてくる迷惑一家の物語です。
2週目を見る人はウイルス目線で見てみるとまた楽しめるなと思った作品でした,
予習第2弾
前作の重厚なドラマ性にエンタメ性をプラス。
続編ではあるが登場人物は異なり、同じ世界を舞台にした第二弾という感じだ。前作と同様に重厚なドラマ性を纏っており、名優ロバート・カーライルを起用していることからもドラマ性を何より重視していることが分かる。
ただ、前作と物語り方が若干違うところがある。前作は主要キャラクターの目線から大きくブレることなく、概ね主要キャラクターの目と手が届く範囲でストーリーが展開されるのに比べ、本作は主人公きょうだい(+父母)がストーリーを引っ張りながらも、街を統制する政府(あるいは軍隊)の視点からの俯瞰するような眼差しが介在する。
もうひとつ異なるのは、前作がホラー映画的なエンタメ性をギリギリまで排していたのと比べ、エンタメ性を加味した作りになっている点だ。ストーリーの運び方、リズムの取り方が、観ていてとてもスリリングだと感じるような作り方をしている。そういう意味では、前作よりもストレートに「面白い」と感じる人も結構いるのではないか。
前作の二番煎じに陥ることなく、きちんとこの作品の個性を打ち出すことに成功している。安心しておすすめできる続編だ。
1作目もいいが、この続編も捨てがたい
インディーズ風の粗い映像を莫大な予算をかけて作り上げた前作と比べ、今作は映像の質、世界観ともに前作を凌駕する規模となっています。映像がくっきりした分、ドキュメンタリーのような荒々しさはあまりありませんが、しかし、感染が広がるロンドンの街を軍が焼き打ちにする大殺戮シーンや、ただっぴろい野原に朽ち果てた遊園地がたたずむシーンなどは、世紀末感にあふれた非常に美しい映像となっており、こうしたスペクタクルシーンや詩情あふれる瑞々しい描写は、綺麗な映像ならではのものだと納得いたしました。寂寞感に満ちたテーマ曲も大変素晴らしいです。変わりゆく世界の行く末をただただ静観することしかできない人類の絶望が、甘く気だるい戦慄によって見事に表現されており、作品により深い奥行を与えていたと感じました。
ただ、この映画に限らず〈家族愛〉のようなものが物語の中心テーマになったジャンル映画は、私個人の思いとしては、総じて登場人物たちの不可解な行動が目につきやすく感じます。本作もまさにそうで、端的に言うと、キャラクターたちの「あんたバカか…!」みたいな言動がちょっと目に余る節がある。唖然というか、「いやいや、そりゃあなたの家族を愛する気持ちは理解できるけど、いくら何でもその行動にはリスクが伴いすぎるだろ…」っといった展開が、個人的には気になるところではありました。
とは言ったものの、そうしたハラハラする言動に対して、真剣に怒り、感情的な想いを抱いている時点で、自分自身もこの映画に夢中になっている一観客であると改めて自覚させられます。ですので、これは批判とかではなく、そうした不可解な点、疑問点も含めて、ジャンル映画はかくあるべきだと、今一度強く思います。
まさか数十年の時を経て28年後という新たな続編が生み落とされるとは夢にも思いませんでしたが、どのような作品に仕上がっているのか、とても楽しみでございます。
(追記)
一作目が低予算だったことを、先日初めて知りました。だとしたらあの冒頭の空っぽの街のシーンは本当にすごい…。人の少ない早朝に撮影したとネットの記事で読みましたが、それにしてもどうやって人払いしたのかは気になるところです。改めて一作目のすごさを思い知りました。
暇つぶしレベル
暇つぶしレベルでワザワザ観るほどの価値は無いように思う。
いわゆるゾンビ映画で多少の目新しさはあるものの、大枠では既視感アリアリの内容。
毎度のことながら登場人物のおバカな行動にイラつくのだが、この手の映画はおバカがいないと成立しないので仕方がないと諦めるしかない。
なお、ゾンビはアメリカ映画では絶え間なく作られ続けているが、日本ではさほど作られることもなく人気のあるジャンルとは言い難い。
その理由を日本は火葬だからとか、他にいくらでも題材があるからなどと説明されてきたが、どうも腑に落ちない。
というのも最近は、この映画を含めてウイルス感染由来が主流だし、アメリカでも他に題材はあるのにゾンビだけが突出して多い。
ゾンビ映画がアメリカで流行る本当の理由は、アメリカ人の本性をゾンビが体現しており、何かしらの要因によって常軌を失えば隣人であれ、友人であれ平気で襲い掛かるという内心の恐怖が根底にあるように思う。
暴動や自然災害が起きれば当たり前のように商店を略奪するような社会の根底にある狂気とも言える本性に対する恐怖が根底にあるような気がしてならない。
ワクチン作れんのかね、。
「28年後」の予習。「28日後」より映画として確実におもしろくなった。
ローズ・バーンは海外ドラマ「ダメージ」のイメージがずっと記憶にあるがとても魅力的な女優である。映画では軍の勤務医のような仕事をしていた。彼女は夫に見捨てられ28週前に感染者に噛まれた妻のアリスが発症することなく保菌者であることを検査で発見した。これがワクチンに繋がるのではと期待したが、夫との再会でキスをしたら夫が感染してしまいアリスを殺してしまう。それにより感染者が爆発的に拡大。もはや感染者と非感染者の区別が出来ないので軍は完全にせん滅させる為、すべての人の射殺を指示。むちゃくちゃな殺戮が始まる。映画を配信で見る直前にトランプがイランの核施設を攻撃したニュースを知ったので、アメリカ軍はすげぇことをするなぁ、と妙に納得した。兄弟2人(弟はアリスと同じ眼をしてる)は逃げた?ようなので次に繋がるのかなぁと思ってるが、、。とにかく「28年後」を見に行こう。
母と同じDNA
知らなかった
28週間を配信のレンタルで
米軍の助けに依って感染者が収まったか
の様にみえたが・・
新たな感染者アンディの母親
感染しても発症しないDNAを持つ
父親を返し
またロンドンの街がパンデミックに陥る
三部作の中で一番リアルさを感じる
ラストは姉と助かったアンディは
母と同じDNAもつ感染者の一人
その先は分からないが…
・・28年後…に続く
三部作を観て…
28日…は
ファンタジィではないけど
ifの世界
そこから28週間…は
パンデミックのリアルな世界
そして28年後…は時は経つのに
ウイルスは撲滅されず新たなるゾンビ
が進化し人は文化的な生活ではなく
食べるものも難しい時代となっている
"ゾンビ"が怖いのは断トツ!28年後…です
容赦がない・・・なさ過ぎる!
20年越しの最新作『28年後...』の前にシリーズ二作目
前作『28日後...』に輪をかけて容赦がなさ過ぎる!
前作と共通の世界、時系列は前作後の設定で主な物語は進んでいく
基本ジャンルとしてはゾンビもの(正確には違うが)
感染すると理性を失い凶暴化してしまうウイルスが広まった英国での物語だ
前作はそんな街中に急に放り込まれた男を明確な主人公として、走るゾンビのパニックムービー→怒涛のバイオレンスムービーという予想ができない急展開を楽しませてくれたのだが、今作でもそのスピード感を失われていない
おいおい、まじかよ。ダメだよ、やっぱり! だからダメって言ったじゃん!!
見ている最中はそんな気持ちになってくるから一見、既定路線を進んでいるようにも感じるのだが、そもそも映画を見始めた私はこの展開を予想していただろうか?
否。全く想像できていなかった
荒い部分もあるし前作が見事なラストだったため、取りようによっては蛇足感もある続編ではあるが、今作の容赦の無さでしか掘り起こされない感情があるのも確かではないだろうか
なんかリアルでした
ウイルスを封じ込めるために、感染してるしてないにかかわらず、皆殺しにするなんて恐すぎると思いますが、現実に起こったら果たしてどうなんだろう。
あり得なくも無いところが恐いです。
全速力で走る感染者も、銃を乱射する軍隊もとにかくスケールアップした恐怖がありました。
28年後には完全封鎖出来ればいいけど。
28週後...‼️
前作に比べると感染者の数も増え、スピード感も増し、アクションシーンも倍増でスケールアップはしてますよね‼️ただ前作の終末観漂う人間ドラマを期待すると、今作は単なるゾンビ映画になってしまった感はあります‼️フツーに面白いけど、エンディングにもうチョット希望を持たせてくれても良かった気はします‼️
人間の悲しさを描いていた💀
日本でもコロナ茶番で感染した()時に、職場やSNS(で謝っていた人が沢山いましたが、怖いと言うより感染する事の悲しみを描いていたと思います。
パパ。。。 ハイw もう悲劇を通り越してこれはもう狙ってんのかって...
今観てもおもしろい!
「28年後…」の公開前に久しぶりに「28日後…」と併せて観たけれど、もうあれから20年近く経つのか…。
コロナが猛威をふるった世界線を経験した今改めて観ると、マネジメントの大切さが身に沁みる。
子供2人が簡単に管理地区から脱出できちゃうし、感染者の保護ルームにあっさりと入れたりと、管理体制が杜撰…!
結局、外部へ出た子供らによって新たな感染が広がり大多数の被害が出てしまった。
アメリカ軍主導の管理がこんなイージーなはずはないよな、などと大人になった自分はそんなつまらない事を思ってしまう。
それでも、映画自体は今観てもおもしろい。
大草原を疾走する開放感にはじまり、ヘリによる大量首チョッパーの爽快感、暗視スコープ視点で何が現れるか分からない恐怖感!など見どころたくさん!
保菌者であるアンディとスカーレットが生き残った28年後はどんな世界になっているのか。楽しみ!
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