28週後...のレビュー・感想・評価
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続編という名の別モノ
前作が面白かったので、期待してみたが・・・
正直、ガッカリ
監督と脚本が変わるとここまで変わるのか・・・
何故かヒューマン・ドラマや家族愛を織り交ぜ
それが濃い作風になっている。
いや、このシリーズにそういうのは求めていないんです!
もっとドライな話と作風を期待していただけに拒否反応が・・・
つまらなくはないが、よくある普遍的な映画になってしまいました。
ロバート・カーライルが出演してるのに勿体ない!
前作観ていない方が普遍的な映画として楽しめるかも?
再視聴してみたが
これも28日後と同じくほぼ覚えていなかった…と思ったが、見返すと覚えていたシーンが結構あった。
でも同じく苛々しながら観た。
ちょっと画面暗すぎるし、襲撃シーンが手振れ過ぎるので定点カメラにして見せてほしい。
あと洋画ホラーのひな型で
・最後まで生き残る末っ子が自由行動しがち
・その長女のアイメイクが異様に濃いし取れない
・感染者の血を最後まで拭き取らない
・感染した親族に近づく
この映画に限らずだけど、ディテールが気になってどうしても純粋に怖いと思いながら
没入して観れない作品が多くなった
多分、人生初のホラー映画がロメロ監督のゾンビで、あまりの恐怖からトラウマが強く残って(悪夢まで見た)
その後約30年以上見返すことが出来なかったあの衝撃を超える感覚が無いからだろうとは思う
自分的には、ホラーに愛情要素(ファミリー/ブラザーシスター/カップル)が入ると
駄作に感じる
今作で一番クエスチョンマークだったのが、感染した父親が結局子供を襲撃するところ
なんか一瞬思い留まっている?という間があったように思ったので、
母親のように襲わないのかなと思ったけど虚しく襲って終わりという
ホラーは生存本能だけにストーリーを集中してほしい
前作を超えることは出来なかったかな?
28時間後の続編。前作の登場人物とは関係ない。
夫婦でゾンビから身を隠していたが、ゾンビに襲われ、命さながら逃げ切ったパパ。無事に子供と再会する。パパは子供達にママはゾンビに食べられてしまった説明。しかし、本当はパパはママを見殺しにして逃げてきたのだった。子供達はママの写真を取りに行くため、禁止区域である自宅にいく。そこには死んだと聞かされていたママが生きていた……
暗い場所でゾンビに襲われていて、何が何だか分からなかった。
やっぱり、この手の映画は食料や安全な場所を求めて旅をするみたいな感じで撮ってくれたほうが面白いと思う。今回は都市の中だけの撮影だったので残念です。
前作のほうが面白かったなぁ〜!
ゾンビ作品の金字塔
2008年当時 雑誌で見た「新感覚ゾンビ作品」としてこの映画が取り上げられていたのを思い出した。
つまり2度目
凄まじい感染力の速さに加え、従来のゾンビの設定が夢遊病者のように緩慢であるのに対し、フィジカルモンスター的に全速力で追いかけてくる設定は恐ろしい。
この作品は「28日後」の続編として描かれているが、登場人物は違う。
そして内容も濃くなっている。
このゾンビに被せるように設定されている物語の因果関係が非常に意味深に思える。
その中心人物が父であるダン
ようやく収まった最初のパンデミックから、ダンが引き起こした2度目のパンデミック
映像では指揮権はすべてイギリスに応援に来ていたアメリカ軍、または両軍にあるように見えるが、実際には特権階級があり、軍の指揮下をまったく無視して行動できることがわかる。
この穴こそ、まさにヒューマンエラーの根源
この特別枠は、いつも事件を引き起こす。
そしてこのダン
彼はゾンビに追われながら最後に妻アリスを見捨てる。
これが因果として最初のように描かれているが、実際一家の大黒柱として家族を養い守る重責は非常に重く、もうダメだとは言えないのが一般的だ。
この重責の中発生したパンデミックと、スペイン旅行へ行って離れ離れになった子供たち。
ようやく住む場所を見つけたのに、ゾンビ集団が襲ってきた。
あの状況下で妻を守ることは非常に難しいと思うし、概ね無理だろう。
パンデミックが収束して返ってきた子供たちに話したことは、方便であって嘘ではなかったように思うが、実家で母を発見したことから、姉のタミーは父が母を見捨てたと思った。
このことはダンの方便が嘘に変身した瞬間だったが、ダンにも自責の念がない訳ではない。
だから特権を駆使して妻が収容されている場所に潜入した。
アリスは感染した保菌者だが、発症しない特徴を持っていた。
これがキュアに繋がる可能性があった。
おそらくアリスも、あの状況下でダンが逃げたことに対し、卑怯者だとは思っていない気がした。
助かったという想いと再び子供たちに会えた喜びと、感染者という不安が入り混じり、夫に対する冷めた気持ちまで感情が動きにくかっただけだったように思った。
しかしダンは安易に「許された」と思い込んだことで、二次感染とパンデミックへとつながるのがこの物語。
この夫婦間の裏切りのような事案の背景には、ダンが今まで家族を養い守ってきた「疲れ」を感じる。
ダンは心のどこかで「自由になりたい」と思っていたのだろう。
最後の行動にはそう言ったことが現れるのだろう。
必死で一般地名を守ろうとしたドイル軍曹
彼らを逃がすために仲間の火炎放射器で焼かれる。
この犠牲心は、すべきことを全うする強い意思からくる。
逆に、ダンはアリスを見捨てた。
それ故、ラスボスのように描かれている。
ゾンビになったダンが執拗に子供たちを追いかけるように描かれるのは、ダンこそ自分が家族の犠牲者だと日々思っていたからだろう。
父が普段からそう思っているのをタミーは潜在的に感じていたのだろう。
母を見捨てたことを糾弾し、最後は射殺することになってしまう。
さて、
「28日後」の冒頭で描かれていたウィルスの根源のサル
特殊な実験に使用されていたようで、奇妙なのは世界中のネガティブな出来事のニュースがたくさんのモニターから流れていたこと。
彼らがいったい何をしていたのか?
この「28週後」でも描かれなかった。
ウィルスが一体何者なのかさえわかっていない。
ただ、両目の瞳の色が違ったアリス、そしてアンディには感染しても発症しない特殊性が現れた。
2002年から2008年 この間に練り込まれた脚本
伏線から回収まで意外に早いという特長がある。
そして前回よりも格段に面白さが増した。
この作品を軸に考えると、その後の作品はすべて亜種に感じてしまう。
恐るべしゾンビ映画だった。
28週後は、安全ではなかった…
2002年に公開された、サバイバル・ホラーを描いた『28日後』の続編となる本作。舞台は、感染した人間が凶暴となるウイルスが蔓延し、荒廃したロンドン。あれから15週後に感染した者が死に絶え、24週後からイギリス政府が壊滅した為、アメリカ主導で復興が始まった。その後、感染から免れた人々がロンドンに戻り、アメリカ軍の監視下の中でのが始まった、28週目が描かれている。
但し、キャストやシチュエーションは一新され、凶暴化し、ゾンビ化した感染者の襲撃を逃れた姉弟とそれを命がけで守る軍のスナイパーを中心にし、1作目とは関わりのないキャストが登場。また、今から17年も前の作品ではあるが、ロンドンをナパーム弾で焼き払うシーンやヘリコプターで感染者を薙ぎ倒すシーンは、当時としては最新のCGを駆使し、1作目以上にスケールアップした迫力ある映像を映し出していた。
ドンとアリス夫妻は、感染者から逃れる為に、郊外の家に身を隠していたが、そこも感染者に襲われてしまう。ドンは無我夢中で生き延びたが、アリスは感染者の餌食となる所から物語は始まる。街の復興が始まると、逃げ延びたドンのもとに、スペインに疎開していた娘のタミーと息子のアンディーが戻って来る。そこで、母の最期を涙ながらにきかせたドンだったが、子供たちは、自分の荷物を取りに、封鎖エリアとなっている自分の家に戻る。しかし、そこには死んだはずの母の姿が…。
パンデミックによるゾンビ作品というと、どうしても『ウォーキング・デッド』を思い浮かべてしまう。『ウォーカー』の場合、腐敗したゾンビの気味悪さとその動きに、ホラーとしてのリアルさがある。しかし、本作の感染者は、ゾンビというよりまだ生きた感染者であるため、動きも素早く、全力疾走のダッシュで追いかけてくるのは、怖さという点では、半減してしまう。本作は、ホラーというよりは、バイオレンス・アクション作品のように感じた。
出演者の中に、若き日のジェレミー・レナーが、子供たちを助けるアメリカ軍人の役を演じていた。また、子供たちの父親ドン役には、一時期、ハリウッド大作にもよく出演していたロバート・カーライルが務めていた。
28年後に向けた予習
ウィルスは長生きできない…?!
ウイルス目線で見るとまた違う
最初に見た時は人類崩壊が再スタートするというドンとその子供2人のやらかしっぷりにイライラしましたが、それだけ視聴者に感情移入させるのがうまい映画だとも思いました。
ところでplague incというウイルスや疫病を広めて人類を駆逐するというゲームがあります。
そのゲームのようにウイルス側からすればこの映画の冒頭ではレイジウイルスの感染拡大に失敗したところからスタートします。
ところが、ドンの子供2人の身勝手な行動により、母親=保菌者を人類の居住権に届けることに成功しました。
さらにいきなりドンは監視の目を潜り抜けつがいである保菌者とチューし始め、粘膜接触に成功して再感染がスタートします(これは感染拡大のために人類の愛情や不信感を利用するplague incの仕様にも似ているかもしれません)。
当然人類側も感染エリアの人間を皆殺しにするなど激しく抵抗するわけですが感染したドンは大暴れするわ子供2人は逃げる逃げるわで瞬く間に拡大、ついに大陸にまで感染を広げることに成功しました。
人類からしたら勝手に禁じられたエリアに行って保菌者を連れてくることになって感染が広がれば抵抗して(この間泣き叫びながら軍隊から逃げるわけですが感染広めておいてなに被害者ぶってんだと突っ込まざるを得ません)、悠々と大陸に逃げてくる迷惑一家の物語です。
2週目を見る人はウイルス目線で見てみるとまた楽しめるなと思った作品でした,
予習第2弾
前作の重厚なドラマ性にエンタメ性をプラス。
続編ではあるが登場人物は異なり、同じ世界を舞台にした第二弾という感じだ。前作と同様に重厚なドラマ性を纏っており、名優ロバート・カーライルを起用していることからもドラマ性を何より重視していることが分かる。
ただ、前作と物語り方が若干違うところがある。前作は主要キャラクターの目線から大きくブレることなく、概ね主要キャラクターの目と手が届く範囲でストーリーが展開されるのに比べ、本作は主人公きょうだい(+父母)がストーリーを引っ張りながらも、街を統制する政府(あるいは軍隊)の視点からの俯瞰するような眼差しが介在する。
もうひとつ異なるのは、前作がホラー映画的なエンタメ性をギリギリまで排していたのと比べ、エンタメ性を加味した作りになっている点だ。ストーリーの運び方、リズムの取り方が、観ていてとてもスリリングだと感じるような作り方をしている。そういう意味では、前作よりもストレートに「面白い」と感じる人も結構いるのではないか。
前作の二番煎じに陥ることなく、きちんとこの作品の個性を打ち出すことに成功している。安心しておすすめできる続編だ。
1作目もいいが、この続編も捨てがたい
インディーズ風の粗い映像を莫大な予算をかけて作り上げた前作と比べ、今作は映像の質、世界観ともに前作を凌駕する規模となっています。映像がくっきりした分、ドキュメンタリーのような荒々しさはあまりありませんが、しかし、感染が広がるロンドンの街を軍が焼き打ちにする大殺戮シーンや、ただっぴろい野原に朽ち果てた遊園地がたたずむシーンなどは、世紀末感にあふれた非常に美しい映像となっており、こうしたスペクタクルシーンや詩情あふれる瑞々しい描写は、綺麗な映像ならではのものだと納得いたしました。寂寞感に満ちたテーマ曲も大変素晴らしいです。変わりゆく世界の行く末をただただ静観することしかできない人類の絶望が、甘く気だるい戦慄によって見事に表現されており、作品により深い奥行を与えていたと感じました。
ただ、この映画に限らず〈家族愛〉のようなものが物語の中心テーマになったジャンル映画は、私個人の思いとしては、総じて登場人物たちの不可解な行動が目につきやすく感じます。本作もまさにそうで、端的に言うと、キャラクターたちの「あんたバカか…!」みたいな言動がちょっと目に余る節がある。唖然というか、「いやいや、そりゃあなたの家族を愛する気持ちは理解できるけど、いくら何でもその行動にはリスクが伴いすぎるだろ…」っといった展開が、個人的には気になるところではありました。
とは言ったものの、そうしたハラハラする言動に対して、真剣に怒り、感情的な想いを抱いている時点で、自分自身もこの映画に夢中になっている一観客であると改めて自覚させられます。ですので、これは批判とかではなく、そうした不可解な点、疑問点も含めて、ジャンル映画はかくあるべきだと、今一度強く思います。
まさか数十年の時を経て28年後という新たな続編が生み落とされるとは夢にも思いませんでしたが、どのような作品に仕上がっているのか、とても楽しみでございます。
(追記)
一作目が低予算だったことを、先日初めて知りました。だとしたらあの冒頭の空っぽの街のシーンは本当にすごい…。人の少ない早朝に撮影したとネットの記事で読みましたが、それにしてもどうやって人払いしたのかは気になるところです。改めて一作目のすごさを思い知りました。
暇つぶしレベル
暇つぶしレベルでワザワザ観るほどの価値は無いように思う。
いわゆるゾンビ映画で多少の目新しさはあるものの、大枠では既視感アリアリの内容。
毎度のことながら登場人物のおバカな行動にイラつくのだが、この手の映画はおバカがいないと成立しないので仕方がないと諦めるしかない。
なお、ゾンビはアメリカ映画では絶え間なく作られ続けているが、日本ではさほど作られることもなく人気のあるジャンルとは言い難い。
その理由を日本は火葬だからとか、他にいくらでも題材があるからなどと説明されてきたが、どうも腑に落ちない。
というのも最近は、この映画を含めてウイルス感染由来が主流だし、アメリカでも他に題材はあるのにゾンビだけが突出して多い。
ゾンビ映画がアメリカで流行る本当の理由は、アメリカ人の本性をゾンビが体現しており、何かしらの要因によって常軌を失えば隣人であれ、友人であれ平気で襲い掛かるという内心の恐怖が根底にあるように思う。
暴動や自然災害が起きれば当たり前のように商店を略奪するような社会の根底にある狂気とも言える本性に対する恐怖が根底にあるような気がしてならない。
ワクチン作れんのかね、。
「28年後」の予習。「28日後」より映画として確実におもしろくなった。
ローズ・バーンは海外ドラマ「ダメージ」のイメージがずっと記憶にあるがとても魅力的な女優である。映画では軍の勤務医のような仕事をしていた。彼女は夫に見捨てられ28週前に感染者に噛まれた妻のアリスが発症することなく保菌者であることを検査で発見した。これがワクチンに繋がるのではと期待したが、夫との再会でキスをしたら夫が感染してしまいアリスを殺してしまう。それにより感染者が爆発的に拡大。もはや感染者と非感染者の区別が出来ないので軍は完全にせん滅させる為、すべての人の射殺を指示。むちゃくちゃな殺戮が始まる。映画を配信で見る直前にトランプがイランの核施設を攻撃したニュースを知ったので、アメリカ軍はすげぇことをするなぁ、と妙に納得した。兄弟2人(弟はアリスと同じ眼をしてる)は逃げた?ようなので次に繋がるのかなぁと思ってるが、、。とにかく「28年後」を見に行こう。
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