劇場公開日 1954年2月23日

「戦争映画と言えば、航空隊、潜水艦、フロッグメン(潜水工作員)、フィリピンのゲリラ等の話ばかりで、捕虜を扱ったものがないのは不満だ・・・」第十七捕虜収容所 活動写真愛好家さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0戦争映画と言えば、航空隊、潜水艦、フロッグメン(潜水工作員)、フィリピンのゲリラ等の話ばかりで、捕虜を扱ったものがないのは不満だ・・・

2023年7月8日
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太平洋戦争下のドイツ、連合国の捕虜収容所を舞台にした傑作‼️物語の大部分は、収容所内にいるナチスドイツへの協力者探し、終盤が脱走ものとなります‼️ウィリアム・ホールデンのクールでちゃっかり者のキャラクターを中心とした捕虜たちの生活ぶりを、天才ビリー・ワイルダー監督がサスペンスとコミカルさをバランスよく描き、改めてワイルダー監督の語り口の巧さに酔わされる‼️ホント何を撮らせても巧いんですよね〜‼️スパイの疑いをかけられ、袋叩きにもされたウィリアム・ホールデンが、最後に本物のスパイを暴き、仲間を助けて共に脱走する‼️電灯コードの謎解きの瞬間の快感は、本当に素晴らしい‼️そして「どこかで会っても知らないフリしような」の捨て台詞を残して床下へ消えたホールデンが、再び顔を出して・・・メチャクチャカッコいい‼️ワイルダー監督の映画であると同時に、ホールデンのカッコ良さが際立つ映画でした‼️

活動写真愛好家