ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団のレビュー・感想・評価
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少しずつ疑問点が出始めた
今までに比べると、失速気味な印象。
というのも、今回の核になっている「予言」というものに関する説明が一切ないので、原作未読の自分にとってはよくわからないまま話が進んでしまったから。
ハリーの中の善悪の葛藤など、見どころは十分にあるのだけど、原作をだいぶはしょってしまっている(っぽい)のが気になる。
【ハリポタシリーズ5/8作目!ファンタジーと現実の世界が融合した感覚?!】
・2007年公開のイギリス(アメリカ)のファンタジー映画。
・映画[ハリー・ポッター]シリーズ第5弾(全8作)です。
・初の身内死者を出した前作で、蘇ったヴォルデモートの下僕に殺されてしまったセドリック。それを目の前で見ていない魔法省は「ヴォルデモートが生き返った」事実を認めず、いきさつを話すハリーを嘘つき呼ばわり。それを契機にハリーとダンブルドアに様々な責任を押し付け、ホグワーツ魔法学校をも支配しようと画策。魔法省は上級次官のアンブリッジをホグワーツの先生に就任させ、ホグワーツからどんどんと自由を奪う。一方、裏ではヴォルデモートが力をつけるために着々と計画を進
め、それを懸念している「不死鳥の騎士団(過去、ダンブルドアがヴォルデモート陣営に対抗するべく創設した組織)」の残党も水面下で活動を始める。三つ巴の状況で果たして、ハリーは、ホグワーツは、ヴォルデモートは、不死鳥の騎士団は、一体どうなるのか…という大枠ストーリー。
[お薦めのポイント]
・出来事は多種多様で複雑でも、物語の骨格は明確で「整った映画」
・ハリポタの世界と現実世界がうまく融合されていて、共感度がかなり高まりした
・「不死鳥の騎士団」このフレーズだけでワクワクします
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[物語]
・物語の骨格は「ハリーの心の成長」だと思いました。冒頭から殻に閉じこもりがちのハリーは、ともすれば自分勝手に孤独に落ちて行っているようにさえ見えます。加えて、口をきいてくれないダンブルドア先生。ホグワーツを管理統制しようとする魔法省、そこから派遣されたアンブリッジ先生による何も行動できないくらいの雁字搦めの規則。そんな中でも着々と力をつけようとするヴォルデモート。かなりのピンチに陥ります。しかし、ここで親友であるロンとハーマイオニーが無条件に支えてくれて、他の生徒が支えてくれて、不死鳥の騎士団メンバーが支えてくれる。それによって心を強く持ちヴォルデモートに立ち向かえたハリー。もちろん、様々な出来事が起こる物語ですが、本質はここなのかなぁと。様々な出来事を複雑に絡み合わせて発生させつつも、最後にはこの骨組み部分をわかりやすく観客に提示してくれているなぁ、と感じました。
・特に、様々な規制によって魔法学校の生徒に魔法を使わせなくする魔法省、は悪者ではないけれど、物語(主人公たち)の意思や行動を阻む大きな制約となっていて、物語を盛り上げてくれます。
・その骨組みを覆う外側のエッセンスも楽しめます。例えば、冒頭から過去の様々な人が登場していきなりワクワクさせてくれたり、ことは魔法省を巻き込んだ大事になっていることを感じさせてくれる物語構成、偉い人とはわかっていてもこれまで一度もその強さを見せることがなかったために「本当に強いの?」と疑ってしまうダンブルドア先生自身の強さが初めてみれる、などです。
[演出×映像]
・映像と演出において、これまでの作品とは一線を画すほどに、ハリポタの世界に対する共感度が強まった作品でした。我々の現実世界を思わせるような自然豊かな風景(物語導入部分)、身近に感じる地下鉄の雰囲気、公衆電話の中が魔法世界に通じる、マグルが住むマンションのはざまに不死鳥の騎士団のアジトがある…などなど。マグル(人間)の世界が描かれるときに、私たちが普段過ごすような風景、それがリアルに映像演出されており、「私たちにも見えないだけで、本当にいるのかも」と思ってしまうような作りになっているのです。 これまでの作品では、おとぎの国の話としてしか見ていなかったものが、一気にリアルに身近に感じてしまうのです。 魔法の世界と現実世界をうまくつなげてくれいてる、まさに現実世界×ハリポタ世界の融合!を体感しました。これが私の共感度をかなり高めてくれました。
[音楽]
・特に際立って感じたことはありません。違和感も感じません。いつもどおり、安定のハリー・ポッターの世界に入り込ませてくれるBGMたちでした。
[演技・配役]
・ロンが皆に疑われているハリーをかばうなど、確固たる親友枠を誇示してくれたところが頼もしくて素敵でした。
・一方、ハーマイオニーはいつも通り冷静な立ち位置でいる。これもまたバランスが良くて素敵です。
・1作目で「将来ハリーの宿敵になるだろう」と勝手に予想していたマルフォイが「たかがマルフォイ」とロンに言われるまでになり下がってしまったところが少し残念ですが笑ってしまいました。
・継続して観ていると、あの幼かったハリーが、なんと初のキスシーン!は感動モノです。
[全体]
・これまでのハリーポッターシリーズでは、予想外の伏線に魅了されていました。しかし、5作目の本作はどちらかというと「しっかりとした魔法バトル物語」に仕上がっていますね。もはや、子供向けではなく大人に向けられたしっかりした映画です。
・シリーズ1,2作目は同じ匂いがして、3作目はガツンと様変わりして感動、4作目は何とも言えない変化を感じ少しだけ「…」に、5作目で完全大人向けのファンタジー映画に収まった、というイメージです。ここまでくると、この先がどう変化するのか、しないのか、これも楽しみになってきます。
・個人的には「不死鳥の騎士団」がガンガンに戦う映画にしてほしかったです。笑 しかし、本作はやはり「ハリーの心の成長」だと解釈しました。その為に必要な要素を限られた上映時間に取り込む都合上、そういった話は描けなかっただけかもしれませんね(そもそも原作にそんなシーンがなかったりして笑)。
・そして、ここぞという時にいつも素敵な台詞を発するダンブルドア先生。今回も、「ハリーの心の成長がテーマだ!」と感じさせてくれたのは彼の言葉です。
「どれだけあやつと似ているかではない。どれだけ違うかだ」
・なるほど、この言葉に向かって物語は進んでいたのか…とぞくっとしました。
・残すところあと3作。もう少し時間はかかりそうですが、できる限り一気観して、ハリポタの世界を思いっきり楽しませて頂こうと思います。ありがとうございました。
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#全体3.6 #物語3.7 #演出3.6 #演技3.6 #配役3.6 #映像3.7 #音楽3.6
シリウス、、
シリウス・ブラック結構すきだったのに死んじゃった、、
ヘレナ・ボナム・カーターはハリーポッターに似合いすぎてる。
ダンブルドアが良い人すぎる。頼もしい。
USJ行くまでに全部見たかったが間に合わず5作目までしか見れなかった、、。残念。
イメウダ・スタウントン演ずるピンクおばさんの嫌らしさが、強く印象に残った
新たにデビッド・イェーツ監督による2007年公開の米英映画。脚本、音楽も新しくマイケル・ゴールデンバーグ、ニコラス・フーパー。
イメウダ・スタウントン演ずるピンクおばさんの性格の悪さ!見ているこちら側もこの野郎と思った。それだけ、その演技及び脚本が出色ということか。
ピンクババアが本当にムカつく 顔もムカつくし仕草の一つ一つがムカつ...
ピンクババアが本当にムカつく
顔もムカつくし仕草の一つ一つがムカつく
妙にイラつかせてくる所がやっぱすごい上手いんだろうな〜
キャストも演技もすごい
秘密の部屋で特訓してる時に魔法撃ち合うけど、、、どういうルール???
ヨーイドンも何もないのに先に撃った方が勝つだけの謎の練習
ヴォルとダンブルの対決はよき分からないけどすげ〜と思った
もうすっかりダークファンタジー
唯一無二の世界観
この世界観とキャラクターの魅力は唯一無二ですね。
ただ今作はファンタジーやアドベンチャーより、バトルの色の濃い会でした。
ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが少女から、どんどん素敵なレディに変化をとげて萌えます。
ヴォルデモートとハリーポッターの絆
ダニエルラドクリフ扮するハリーポッターはディメンターに襲われ魂を吸い取られそうになったので守護霊を使う魔法を使ったところホグワーツを退学処分となりそうになった。
ハーマイオニー役のエマワトソンは違和感ないが、ダニエルラドクリフはほぼ大人の顔だね。話はどんどん訳が分からなくなってきてたね。ヴォルデモートとハリーポッターに絆があるなんてね。
ヴォルデモートと戦う
ヴォルデモート復活を信じない魔法省と対立する、ハリーたちとダンブルドアは隠れて騎士団を結成する。
そしていよいよヴォルデモートとの長い戦いへの幕が開く。
ハリーの初恋の行方や、少年から青年への移行の悩みが描かれる。
盛りだくさん、かつ ぶれた軸
自立。大人に守られていただけでなく、自分達でも一人前に行動しようとし、でもやっぱり大人の守りを必要とする。そんなややこしい年代。
大人との関係、仲間との関係、自己像との軋轢。どれをとってもぐちゃぐちゃな面倒臭い年頃。
15歳だとまだ大人の庇護の中で、誇大化した自己が実体なく膨れ上がるだけなのに、この物語では現実への対処も迫られて。
でも俳優たちの実年齢からくるイメージの方が勝って、もう少し一人立ちしていて当然のようにみえてしまうギャップが難しい。
思春期。善か悪かだけで済んでいた児童期から、善の中の悪。悪の中の善と割り切れないものに出会う時期。
両親を理想化したい気持と、否が応でも現実を見えてしまい、そのギャップに悩む時期。
とはいえ、「思春期の…」というにはあまりにも過酷な設定。迫りくる迫害者だけでも怖いのに、自分の破壊性とシンクロしている。それをわかってくれる仲間、大人もいるけど、世間は…。
原作は、そんなこの年代が出会う心の葛藤に、学校内外で起こる出来事・ハリ―にふりかかる出来事と寄り合わせて、丁寧過ぎるほど、執拗に描き出す。
という心のあり様が映画の中でも描かれているんだけど、あまりにもいろいろなことを詰め込みすぎて、消化不良。
ハリ―の悩み・葛藤だけはじっくり描かれているので、とにかく情緒不安定な少年に見えてしまう。
否、こんな状況なら情緒不安定にならないほうが病気。そんなハリーの心の内を中心に描いているのかと思ったら、ラストの衝撃的な出来事に対するハリ―の心の有様はなおざりに描く。次に続く、ヴォデルモ―ト達との戦いに重点を置いた描き方をしてエンディング。
カタルシスが無かったかな。
すごく拍子抜けさせられて唖然。
本当に3部作の前編という切れ方をする。そうかTVドラマの監督か。
この展開でも不満だが、
他の映画なら主人公の心の動きをじっくり見せていただき満足となるのだけど、
『ハリポタ』シリーズであれば、”ファンタジー”を求めてしまうところもあり、う~ん、全方向を満足させるのは難しそうだ。
ル―ラや音楽の先生が目立つようになったのは嬉しいけど、
大好きなスネイプ先生の話もたくさん出てきて嬉しいけど、
マクゴガナル先生やスネイプ先生の格好いい所がなくて残念。(スネイプ先生は活躍でしたが)
ピンクを着た悪魔(『プラダを着た悪魔?』)には笑わせていただきました。
ハリ―の心の描写・スネイプ先生との関係と、ヴォデルモード達悪の勢力が徐々に拡がっていく不気味な様と、それに対する対抗勢力が徐々に結集していく様の描き方が中途半端。
ピンクを着た悪魔と学校側の確執のエピソードは、ちょうど『戦場のピアニスト』で、許しがたい法令を阻止できずにいつの間にかファシズムに呑みこまれていった様を彷彿とさせるし、学園ドラマでもある意味定番の展開で、アンブリッジ先生役の役者さんの怪演もあって、面白かった。
だけど、徐々に登場人物が多くなっていって、主要メンバー以外は「誰?この人?」といった感じや、お気に入りの人物だとあまりに出番が少なすぎてここでも消化不良。
そして何より、いろいろなエピソードがよりあわされていない。
そして繰り返してしまうけど、ラストがねぇ…、「続き…」の部分を魅せねばならぬので仕方ない。ハリ―の身に起こっていることはこういうテンポで迫りきているというのは、頭ではわかるんだけど、もう少し余韻に浸っていたかった。
壮大な物語の一章としてみればしょうがないのだけれど、
一本の映画としては散漫すぎるかな。
不穏な雰囲気の漂う5作目
はじまりから終わりまで不穏な雰囲気の漂う5作目。
意地の悪いダドリー一家から精神的に自立し、ホグワーツで家族を見つけたのも束の間生きづらそうなハリーが辛い。
「例のあの人」が復活し、その元へ導くための新しい出会いと全国行事。
すべては仕組まれ、手のひらで踊らされた5作目だった。
学生ではなく、大人の魔法使いが全力で戦うシーンはこれまでにない迫力で魅力的。
ハリーに救いはあるのかしら。。あと3作品に期待。
第1部 完 って感じ
当時、2年に1回くらいの頻度で劇場公開してました。
ストーリーをしっかり理解しておかないとここら辺からかなり置いていかれます。
当時は観ながら「?」が多く、どうしてこうなるの?これは何?とか疑問だらけで、映画観賞後もいまいちパッとしませんでした。
それこそ一気観する機会があり、その時にこのストーリーの重要性、面白さを理解。
ハリーポッターシリーズの第1部が終わる印象です。
次作から第2部、という感じかな。
成長早!!
とくにハリーポッター、これは予想以上の成長でスタッフもびびったのでは笑
ロンとハーマイオニーも成長してましたがポッターはなんか可愛い感じから逞しくかわっとります。
1〜5作目の中では1番面白いです。
復活したヴォルデモートが本格的に活動を開始して、今までにない緊張感がうまれてます。
前作で死人がでた効果ですね。
魔法省のアホババアが連れ去られるとこはスカッとしましたね。
魔法バトルもとても格好よくてダンブルドアは特に魅力的でしたね、強い!
シリウスブラックが、あっさり退場してビックリ!!
ヘレナの魔女役は似合いすぎてて笑います。
ようやく先が楽しみになりました。
原作ファンとしては物足りない内容
もっと名場面が沢山あったはずなのに
端折られ過ぎててちょっとガッカリしました。
特にフレッドとジョージの大脱走のとこは
原作では物の見事に描かれていたのに、
映画ではただ暴れて終わり....
その後アンブリッジへの生徒達の逆襲が始まって(先生達も含め)、が面白いとこなのに。
と、原作ファンには物足りなさが凄く感じる内容だけど、映画は別物と思えばそこそこ楽しめると思います
楽しい魔法の世界から一変。 ダーク感が半端ない。
第5作目
闇との闘いが始まった。
不死鳥の騎士団を結成し、闇に対抗する。
最後の闘いは圧巻!
偉大な魔法使い2人の闘いは見ものだね!
そして、またしても壮絶な結末!
涙が止まらない!
キャスティングが益々冴えて来た!
ゲーリー・オールドマンの良い人ぶりもめっちゃ良かったが、ヘレナ・ボナム・カーター最高すぎる!
まさに最高のキャスティング。
腹立つアンブリッジの末路も痛快で良かったし、最後の闇と光の闘いも面白かった。
ヘレナ・ボナム=カーター
アズカバンから集団脱走した面々。中でも光るのはヘレナ・ボナム=カーター演ずるベラトリックスだ!いやぁ、魔女がとてもよく似合う。そしてアンブリッジのイメルダ・スタウントン。シリーズも回を重ねるごとに有名実力俳優が名を連ねてきて、名前を思い出すのに一苦労。
中盤のアンブリッジ政権なんて、魔法学校内という狭い地域ではあるけどナチスとか戦前の日本を思い起こさせるくらい空恐ろしいものがあった。だけど、子供向けということもあろうが、その部分は巨人によって簡単に解決してしまう。「嘘をついちゃいけない」って・・・
セドリックとかヴォルデモードとか、それに“名前を言っちゃいけない人”って誰なんだよ。と、復習が要求される内容。しかも、シリウス・ブラックという重要な人も思い出せない。
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