「タイトルなし(ネタバレ)」ダーク・スター りゃんひささんの映画レビュー(感想・評価)
タイトルなし(ネタバレ)
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今回が3度目の鑑賞です。
初回は輸入ビデオによる上映会(字幕なし)、数年してカルトフィルムの特集上映で『ラスト・イン・ザ・ダスト』との2本立て、です。
21世紀半ばのこと。
人類は新天地を求め、銀河系を越えていた。
宇宙船ダーク・スター号は、人類が移住できそうな惑星を発見することを目的とし、発見したならば、移住可能なような環境に作り変えるため、発見した惑星を破壊することが任務だった。
とはいえ、そんな惑星はそうそう発見できるはずもなく、4人の宇宙飛行士は怠惰な日々を送っていた。
が、宇宙船を制御するコンピュータ回路に不具合が出て、トラブルが起こってしまう・・・
といった物語。
ジョン・カーペンター&ダン・オバノンによる『博士の異常な愛情』&『2001年宇宙の旅』。
物語的には、オバノンの趣味が出ているのだろうと推察する。
宇宙旅行は退屈だと言わんばかりのまだるい前半。
ちょっとウトウトしかかった。
そういうまだるさだから、ビーチボールエイリアンとの格闘も、退屈しのぎのように見える。
狙いなのだろうが、成功しているかどうかは微妙。
終盤行われるコンピュータとの哲学的対話も、「いまじゃぁ、そうなるよなぁ」みたいな感興もあり。
なお、「破壊」と「サーフィン」の組み合わせは、コッポラの『地獄の黙示録』よりも本作の方が早い。
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