ダーク・スター

劇場公開日:2025年12月12日

解説・あらすじ

まだ無名の存在だった若き日のジョン・カーペンターが脚本・監督・音楽を務め、のちに「エイリアン」の脚本家として知られるようになるダン・オバノンとともに手がけた自主制作のSF映画。

人類が宇宙へ進出した未来。宇宙船ダーク・スター号は、植民地惑星の拡大に向けた開拓ルートを確保するため、「不安定な惑星を破壊する」という地味で危険な任務を担っていた。しかし、20年前の出発以来、ダーク・スター号はほとんど放置されたまま宇宙を漂い続けている。乗組員たちは、かつての理想を失い、機械の故障と慢性的な退屈のなかで、次第に自分たちが何のために働いているのかさえ分からなくなっていく。そんなある日、思考メカニズムを搭載した高性能爆弾が、事故をきっかけに「自分とは何か」「本当に爆破すべきなのか」と、人間以上に真剣に己の存在意義を問い始める。

低予算映画ながら、脳だけが生きている船長、ビーチボールのようなエイリアン、思考する爆弾など個性的なアイデアが満載で、カルト的な人気を誇る一作。2025年、劇場公開50周年を記念してリバイバル公開。

1974年製作/83分/アメリカ
原題または英題:Dark Star
配給:グッチーズ・フリースクール
劇場公開日:2025年12月12日

その他の公開日:1981年(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

2.0 BOX東中野で鑑賞

2024年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

確かにシュールですね。

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ムーラン

2.0 ジョン・カーペンターのシュールな宇宙の旅

2022年10月26日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

ジョン・カーペンター監督の商業長編デビュー作。1974年の作品。
大学時代からの友人で後に『エイリアン』の脚本を手掛けるダン・オバノンと共に、学生時代に作った短編をセルフリメイク。

カーペンターは後にSF/ホラーの鬼才となり、オバノンも多くのSF作品の脚本に携わる(代表作は監督兼の『バタリアン』)。
そんな2人の原点!

まあ確かに、超低予算から捻り出したアイデア、見せ方、独特の作風にはなっている。
が、面白かったかと問われると…。
カーペンターのデビュー作で“カルトSF”なんて聞いて期待したもんだから、ちょっと自分には合わなかった…。

セット、特撮、(ゴムボールに足を付けたような)エイリアンの造形…チープなのは超低予算だから致し方ない。それでも独特のSFの雰囲気は創り出している。
話そのものが…。
大きな見せ場も無く、メリハリも無く、退屈。いや、シュール。
狭い宇宙船内で乗組員たちのシュールなドラマが展開するだけ。
一応彼らには任務があり、危機も発生するが、何と言うか、う~ん…カーペンターの後の作品のようなエンタメ性が無い。
『SW』前。その当時のSF作品の革命作と言ったら、『2001年宇宙の旅』。
コンピュータの反乱、乗組員や宇宙船内でのドラマなど彷彿させる点あるものの、足元に遠く及ばず。

まあ、あちらはSF映画史上に残る名作。
こちらカーペンターはB級SFの鬼才。
パロディを模しつつ、自分の独特のセンスで作ったのだろう。
レトロなOP、シュールさ、選曲、ラストシーンの“宇宙サーフィン”などがまさにそんなノリ。
そういった意味では、鬼才の才気は垣間見れた。

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近大

3.5 フライヤーのキャッチコピーで大損をしている映画

2022年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画、フライヤーのキャッチコピーで大損をしていると思うの。
だって
「伝説の爆笑カルトSF映画、ついに発つ!」ですもん。
決して爆笑するシーンなんてないの。ダダすべりの件ならあるっちゃぁあるんですが(笑)
むしろ『エイリアン』に近いスリラー系の怖さ満点なの。

話は飛びますが私、実は『スターウォーズ』だったり、『スタートレック』だったりが食わず嫌いだったりするのですね。
宇宙って、決してあんなに賑やかな場所なんかじゃないって思っているから。
その点、この作品は、私の思う宇宙を存分に描いてくれていたです。

ただ暗くて広くて寒くて怖い。そんな場所。それこそが宇宙、みたいな。
「爆笑」云々の点は、きっとあの“風船”が戦犯だと思うの。
アレのドタバタを除けばこの映画、完全にスリラーだよ。
爆弾や宇宙船のAIの無機質だけれど、ウィットに富んだやり取りも「爆笑」って見なされちゃっているのかな?
あれ、めっちゃ怖いじゃん!どこが爆笑だよ!誰がそんなこと書いちゃったんだよ!
ラストのカントリーミュージックに乗ったサーフィンも「爆笑」の謳い文句を誘発してるっぽいけれど、あれは絶望の最期を飾るに相応しい、唯一の希望だったと思うの。
そうでも考えなきゃ、やりきれなさすぎるラストだったと思うの。
ほんっと怖い映画なのに。
ほんっとに大損してる。

ちなみに監督は、私ベスト映画の『ニューヨーク1997』のジョン・カーペンター。
お金を持たせるとロクでもない作品しか撮らないくせに、予算に手かせ足かせを付ければ、最高の映画を撮っちゃう不思議な監督さんなのね。

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野球十兵衛、

2.5 珍品。

2021年9月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

設定は良い。爆弾のAIが命令を聞いてくれなくて説得する。この1点だけで観る気になった。

でも、感情移入できる対象がどこにもないので観ていて飽きてしまう。欧米の監督ってこういう感情移入できない映画とるよね。
終盤の爆弾を説得する場面が肝のはずなのに大して感動もせず残念。ここだけ本気出すだけで名作扱いになったかもしれないのに。勿体ない。

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佐ぶ

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