「.」カリスマ 瀬雨伊府 琴さんの映画レビュー(感想・評価)
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自宅で鑑賞。脚本・監督が黒沢清。不思議な世界観とリズムが共存している。画面と狂気を孕んだ内容は間違い無く監督印。深読みが出来る寓話なのだろうけど、余り愉しめなかった。“桐山直人”の池内博之は微妙だったが、淡々として自然体に見える役所広司の“薮池五郎”を始め、“猫島”の松重豊等、監督常連組の中、“神保美津子”の風吹ジュンは流石、“神保千鶴”の洞口依子も存在感有り。「世界の法則」とは、なすがまま・あるがままなのか、燃え盛る街に還るラストは印象的。特典映像内のメイキングが佳かった。55/100点。
・森の入口──バス停のシーンで高橋洋の『恐怖('09)』と同じロケ地が使われている事を発見。
・鑑賞日:2012年4月6日(金)
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