「どんなことでも起こりうる。」マグノリア redirさんの映画レビュー(感想・評価)
どんなことでも起こりうる。
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どんな人生もありうる。
さまざまな、苦難とかエッと思いような人、キャラクター、ライフヒストリーが交錯するマグノリア界隈。
PT アンダーソンの、安倍晋三銃撃〜統一教会問題の最中、ザ・マスターが話題となり、遅ればせながら、PTアンダーソンを勉強中。
ストーリー、キャスト見ただけで見たくなり、もちろん結果としては大満足な作品。
誰もが違うレベル感かも知れないけど、あるある、こんな気持ち、あるあるこんな出来事、多少なりとも共感するかなと思う、さまざまなキャラクターと茶飯事だがぶっ飛んでる日常のオンパレードで。親と不仲であったからわかる部分とか、やる気満々なのに空回りする部分とか、なにかしら精神的に投影できる人やシーンがあるのでは?と思う。最後の蛙祭り以外は。
親子の問題、毒親や家庭内の性虐待の問題、いじめ、搾取、や、女性蔑視の問題、メディアの問題、ドラッグの問題、銃の問題、信仰の問題、さまざまなアメリカや先進国の問題が個人的にも社会的にも本線伏線とりまぜ、看護師は天使だな、彼の周辺には温かい空気や人の気配が漂う。電話でスーパーマーケットにデリバリーの注文をするシーンとか、なんか心に残る。一言一言が効いてる台本。
人には良いことも悪いこともどんなことも起こりうるのだ、善悪の彼岸、境界線上のマグノリアでさまざまな人生を垣間見て辛い毎日なんとかやっていこうよ。と。
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