「旧約聖書」マグノリア kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
旧約聖書
冒頭の偶然に絡み合う事故の紹介があったので、もっと事件性がある内容かと思われたのに、徐々に単なるドラマであることに気づいた。確かに蜘蛛の糸を張り巡らせたような人間模様には巧妙さに対して恐れ入ったが、それぞれのドラマがありきたりでつまらない。嘘や隠し事をしていた人物達が何とか真実を伝えたいが、上手くいかない等、きっかけを模索している。それを大群の蛙の落下という珍事で決着させる。
壮大な構想を立てたドラマが途中で収拾がつかなくなった場合に、イナゴの大群等のパニックを起こしてプロットを解決するという映画が多いが、これら旧約聖書を知らない観客には納得できない人も多いと思います(俺も)。
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