スリーピー・ホロウのレビュー・感想・評価
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【”斬首!斬首!”19世紀NY郊外での連続殺人事件の顛末をゴシックホラーテイスト満載で描いた作品。衣装、意匠も良く謎解きも面白き作品である。狂気を帯びたクリストファー・ウォーケンの姿は流石である。】
■1799年、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生。
調査に訪れた市警捜査官のイガボット(ジョニー・デップ)は、南北戦争で殺され、自分の首を求めて彷徨う狂気の首無し騎士(クリストファー・ウォーケン)の伝説を聞かされるが、実際に首無し騎士が登場し、村の要職者達の首を刈って行く・・。
◆感想
・今作はホラー映画として観ても、探偵映画として観ても面白い作品である。
・何より、ゴシックホラーテイスト満載の衣装、意匠や”死人の木”を始めとした怪しい妖物が雰囲気を盛り上がている。
・村の中のヒエラルキーが徐々に明らかになる中で、自ら”復讐”の為にやったと名乗り出るカトリーナ(クリスティーナ・リッチ)の義母ヴァン・タッセル夫人(ミランダ・リチャーードソン)が犯行動機を語るシーンはまるで、名探偵が真犯人を告げるようでもある。
・カトリーナがイガボットの身を案じて、彼のベッドの下に書いていた魔法陣も、最初は誤解を招いてしまうが、彼女が村人を襲ってきた時に公会所に入れなかった理由(カトリーナが魔法陣を書いていた)をイガボットが、カトリーナから貰った”まじないの書”を観て悟るシーンや、”まじないの書”のお陰で弾丸が貫通せずに、生き残ったイガボットの姿も良いよね。
<ヴァン・タッセル夫人が幼かった時に、首無し騎士の髑髏を手に入れ、彼を支配し、多くの人の首を刈り、復讐していた事。
だが、彼女の目論見が明らかになった際に、イガボットは首なし騎士にヴァン・タッセル夫人の懐から転がり出た髑髏を首無し首に投げ渡し、首無し騎士が夫人を抱えて”死人の木”に戻るシーン等も、ナカナカでありました。>
面白いサスペンス
ティム・バートンとジョニー・デップの息のあった組み合わせのサスペンスホラー。
主人公と村の娘と少年の3人で協力して事件を解決していく姿が微笑ましい。セットのディテールやいかにもその時代らしい映像も綺麗だ。
ティム・バートンの世界へようこそ
ニューヨーク市警捜査官をジョニー・デップが演じる。ジョニー・デップとクリスティーナ・リッチの美しい顔立ちが、ティム・バートンのクラシカルで独特な世界観に映える。
事件の終末シーンに全てを持って行かれた。
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
ー真実というのも本当は錯覚なのかも知れない
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
感想。
コミカルなジョニーデップ。
ドキッとするような怖い演出のシーンはあるけど、怖い物語ではなく安心して見れた。
はじめは、真面目に推理していいのか迷信や魔法を軸にしてみたらいいのかわからなかった。
昔の作品はよく魔女出てくるけど、どのくらい信じられていたんだろう。
医者じゃないけど解剖してよかったのかな?
所々面白いシーンがあって最後まで楽しめた。
あの場にいたらめちゃめちゃ怖いと思う。
少年は勇気があってすごい。
雰囲気〇。
アダムス・ファミリーのウェンズデーが出ていると聞いて観ました。
ジョニー・デップがかっこよく愛らしいキャラだったのと、クリスティーナ・リッチが可愛くて素敵でした。
マスバスも子どもなのに頭が良くキャラが良くていい。
イカボットがマスバスを盾にする→マスバス、魔女に「子どもは去れ」と言われて即立ち去る→しかし外で(怖い森にも関わらず)ちゃんと待っているマスバス
このコンビいいですね。
最後、マスバスもついてきていて嬉しかったです。
最終的な犯人は、よく考えればそりゃそうだとなったんですが気付くことが出来ず。
首切りシーンが沢山で、怖がるよりも先に、多いな!?となっていましたが、
・血が噴き出す木を切る→大量の頭が。
・最後、アーチャーのヤスリがけしたような歯で口付けられる義母→そのままアーチャーに地獄へと連れていかれる→最後、木から手だけが見える。
ここちょっとぞっとしました。
義母、召使等の首を刈れたのだから、カトリーナの首も自分で刈ればよかったのでは…?とか、死の木の所で待つのは悪手では?とか思いましたが、
衣装とか、雰囲気とか、楽しめて良い映画でした。
不気味な雰囲気増し増しファンタジー。
ジャンルはホラーやサスペンスっていうよりダークファンタジーか。首なし騎士が幽霊として復活し、黒幕の定めたターゲットの首をはねていく物語なので結構ヘビーかと思いきや、妙な安っぽさと演出とビビりなジョニーデップで全然怖くない。
郊外の一つの村が舞台となるので不気味な雰囲気が漂い、もう少し恐怖演出を期待してしまったところもある。一番怖かったのは黒幕妹かな。個人的にはかなり魅力的なキャラクターだったのでその後登場することなくあっさり死んでしまったのは少し残念。
終わりかたも結構良かったかなと思います。ただ評価が別れるのも納得。
人への憎悪は「のろい」で苦しませ、人への愛情は「まじない」で救う
本作の舞台は19世紀目前のアメリカ・ニューヨークから遠く離れた
「スリーピー・ホロウ」という村落。
そこで、首のない騎士が村人たちを襲うという奇怪な事件が起こる。
本作の主人公は過去のトラウマからか
聖書や神、伝説やオカルトの類は一切信じず、
理性と良識を重んじ、知識と科学技術で真実を見極めようとするNY市警の捜査官である。
故に当時当たり前のように行われた拷問による自白の強要や宗教観に基づく習わしには非常に懐疑的で上席に反発的な態度をとる。
そうして、当時としては先駆的な刑事が「鼻つまみ者」として僻地の奇怪な事件を担当することとななり、幽霊との格闘・現実社会の人間模様の捜査を通じて、被害者たちの共通点・犯行の法則・動機、そして事件の真の「黒幕」をあぶりだしていく。
本作の主題は「呪い」と「おまじない」
悲しい過去を持つ超理屈屋の刑事が「呪い」に翻弄され、「おまじない」に救われることで
成長する物語でもある。
また、アクションシーンや本当にあったであろう犯罪捜査や今も昔も変わらない相続争いやムラ社会の負の側面は鑑賞していてとても感慨深い。
ホラーやファンタジーともいえるし、サスペンスや当時の慣習を知る社会派作品ともとらえることができる。
最後にこの世の中にはまだ「非科学」的なものは存在するらしい。
本作を読み解くのも「非科学」的な「呪い」や「おまじない」がキーワードとなっている。
「呪い」は憎しみの対象を苦しませ、「まじない」は愛する対象を救う。
愛憎は紙一重である。その願いは「呪い」か「まじない」か?
悪魔になる前に立ち止まって考えてみたい。
なんだかんだ面白い
最初はグロいだけかと思ったけど、面白かったかも。
結局は殺人事件でしょって予想してたけどまじで亡霊だったのか…笑
ティム・バートンの世界だな〜
ジョニーが演じるイカボットくんが可愛かった!
NY郊外のスリーピーホロウ村の首なし連続殺人事件の捜査の為にイカボ...
NY郊外のスリーピーホロウ村の首なし連続殺人事件の捜査の為にイカボッド(ジョニデ)がやってくるところから物語がはじまる。
ダークファンタジーホラーサスペンス。
首なし騎士はいる。カトリーナ怪しいみたいにみせるが夫人が黒幕。
黒い御伽話を凝った映像でみせるティムバートン色でまくりの傑作。
首無し騎士VS科学捜査
DVDで9回目の鑑賞(吹替)。
初鑑賞時、首無し騎士の強さと怖さに一発で魅了されてしまいました。撃たれても刺されても全然死なないし、めちゃくちゃ強いから始末に負えない。その豪剣で首がポンポン飛んでいく。不気味なんだけれど心底カッコ良かったのです。
無敵の存在をどう倒すのか。何回観てもドキドキが止まりません。人智を越えた存在に立ち向かう物語構造は大好きな怪獣映画にも通底しているし、特撮ファンの私からすれば本作を気に入るのはもしかしたら当然だったのかもしれません。
ティム・バートン節全開のゴシック・ホラーでしたが、ジョニー・デップのコミカルな演技によって怖さが和らいでおり、子供でも観易かった要因ではないかなと思いました。
呪いに科学捜査で挑む。ありそうで無かった組み合わせが面白かったです。真相に迫っていくイカボッドは純情でヘタレ、でもいざと云う時にはやる男で魅力的なキャラでした。
カトリーナ役のクリスティーナ・リッチがとにかくキュートで魅せられました。かわいらしさの中に芯の強さを持った女性の役がぴったり似合う女優さんだなと思いました。
イカボッドとのロマンスもいい感じ。黒幕の正体を探る中で誤解が生まれてしまうものの、真相を突き止めたイカボッドに助け出されハッピーエンド。ロマンティックの極み!
[余談]
私が子供の頃、毎年のように「日曜洋画劇場」や「木曜洋画劇場」で放送されていました。今はどちらの番組も終わってしまい本当に寂しいです。ネット配信での視聴が主流となった昨今、ゴールデン・タイムに映画を放送してくれる機会が極端に減少してしまいました。家族揃ってテレビで映画を観る環境で育ったので、残念な気持ちでいっぱいです。時流なので仕方無いのかもしれませんがやっぱりツラい。
※修正(2023/09/23)
連続殺人の謎を暴く話
予想外に面白かったです。 首無し騎士による連続殺人の謎を暴く話です。 ストーリーが二転三転しながら、 最終的には真犯人にたどり着きます。 そのプロセスが非常に魅力的で興奮しました。 しかし、 真犯人が わかってからは、 [退屈なアクション シーン] が有りました。 激しく視点が変更されるだけで、 何をしているのかも わかりづらく、 幼稚な印象を受けました。 最後のアクション シーンは、 思い切って省略したほうが良かったとおもいます。
ザ グロテスク
子供が見ると必ずトラウマになる!
首狩り騎士は恐ろしい…
ただ首狩り騎士が本当の化け物だったとは…
そこは誰かが化けてやっているかと思った。
あと首の断面を見せないで!
そこは暗くしたりなるべく見せない工夫をしてほしかった。
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