スリーピー・ホロウのレビュー・感想・評価
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蹄の音に振り向けば、、、
ティム・バートンとジョニデのタッグ作品の中でも特にお気に入り。吹きすさぶ風に揺れる不気味な木々。夜霧の中から現れる無慈悲な首狩り騎士。夜の表現が凄まじくティム・バートン的で見入ってしまう。ダークなお伽噺といったところ。ジョニデが役にハマってて良き。
当時はティム・バートンの最高傑作と言われた
幼い頃からホラー映画を愛し、漫画を描くのに夢中だったティム・バートンがディズニー・スタジオ退社後に監督した作品は大ヒットを連発する。
今作は、ディズニーアニメにもなった「スリーピー・ホロウの伝説」(ワシントン・アーヴィングによる32編の物語とエッセイが収められた著書『スケッチ・ブック』の中の一編)の映画化であるが、ティム・バートン監督の最高傑作という人も少なくない。
脚本と原案を手掛けたアンドリュー・ケヴィン・ウォーカーは『セブン』(1995年)の脚本も執筆していた。
共同制作をしたケヴィン・イエーガーは、『エルム街の悪夢』(1984年)のフレディと『チャイルド・プレイ』(1988年)のチャッキーの生みの親である。
音楽を担当したダニー・エルフマンの代表作は、『バットマン』(1989年)、『ナイトメア―・ビフォア・クリスマス』(1993年)、『グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち』(1997年)『メンインブラック』(1999年)など。
衣装デザイナーのコリーン・アトウッドの代表作は、『羊たちの沈黙』(1986年)、『シザーハンズ』(1990年)など。
ヴィジュアル・エフェクト・スーパーバイザーのジム・ミッチェルの代表作は、『ターミネーター2』(1991年)、『ジュラシックパーク』(1993年)、『マスク』(1994年)、『ジュマンジ』(1995年)など。
スタッフも凄い顔ぶれであるが、重厚且つ華やかな個性派演技陣の魅力も引き出されていたし、実在する“スリーピー・ホロウ”を偵察後にイギリスに4ヶ月かけて村ごとセットを作ったという力の入りようで拘りもまた凄い。
今観ても面白い。
【”斬首!斬首!”19世紀NY郊外での連続殺人事件の顛末をゴシックホラーテイスト満載で描いた作品。衣装、意匠も良く謎解きも面白き作品である。狂気を帯びたクリストファー・ウォーケンの姿は流石である。】
■1799年、NY郊外の村で人間の首を切り落とす猟奇的な連続殺人事件が発生。
調査に訪れた市警捜査官のイガボット(ジョニー・デップ)は、南北戦争で殺され、自分の首を求めて彷徨う狂気の首無し騎士(クリストファー・ウォーケン)の伝説を聞かされるが、実際に首無し騎士が登場し、村の要職者達の首を刈って行く・・。
◆感想
・今作はホラー映画として観ても、探偵映画として観ても面白い作品である。
・何より、ゴシックホラーテイスト満載の衣装、意匠や”死人の木”を始めとした怪しい妖物が雰囲気を盛り上がている。
・村の中のヒエラルキーが徐々に明らかになる中で、自ら”復讐”の為にやったと名乗り出るカトリーナ(クリスティーナ・リッチ)の義母ヴァン・タッセル夫人(ミランダ・リチャーードソン)が犯行動機を語るシーンはまるで、名探偵が真犯人を告げるようでもある。
・カトリーナがイガボットの身を案じて、彼のベッドの下に書いていた魔法陣も、最初は誤解を招いてしまうが、彼女が村人を襲ってきた時に公会所に入れなかった理由(カトリーナが魔法陣を書いていた)をイガボットが、カトリーナから貰った”まじないの書”を観て悟るシーンや、”まじないの書”のお陰で弾丸が貫通せずに、生き残ったイガボットの姿も良いよね。
<ヴァン・タッセル夫人が幼かった時に、首無し騎士の髑髏を手に入れ、彼を支配し、多くの人の首を刈り、復讐していた事。
だが、彼女の目論見が明らかになった際に、イガボットは首なし騎士にヴァン・タッセル夫人の懐から転がり出た髑髏を首無し首に投げ渡し、首無し騎士が夫人を抱えて”死人の木”に戻るシーン等も、ナカナカでありました。>
面白いサスペンス
ティム・バートンとジョニー・デップの息のあった組み合わせのサスペンスホラー。
主人公と村の娘と少年の3人で協力して事件を解決していく姿が微笑ましい。セットのディテールやいかにもその時代らしい映像も綺麗だ。
科学はどうなった?
先進的な科学捜査をする、ニューヨーク市警のイカボッド捜査官。田舎の村スリーピー・ホロウで起こった、首切り殺人事件を捜査するよう命じられる。先進的すぎて警察内部でも厄介者扱いされているからか、ちょっとした嫌味人事だ。村では伝説の首なし騎士の亡霊の仕業と信じられているが、イカボッドは否定し、遺体を調べ、現場の痕跡を分析する。しかし、首なし騎士に遭遇し、実際に人を殺すところを目の当たりにする。結局犯人は亡霊という、オカルト展開!
本当の犯人は、首なし騎士を呪術で操っていたのだが、結局科学は出る幕なくなってしまった。首なし騎士に首を返すところは、もののけ姫みたいだった。騎士よ、首をお返しする!
若く見目麗しいジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチ、暗くおどろおどろしいながらも、スピード感ある展開で、なかなか楽しめた。
テレ東の放送を録画で視聴。
ゴシックホラー・ファンタジー
ティム・バートン監督の
ゴシックホラー作品
主演は、ジョニー・デップ
謎めいた
「首なし騎士」事件の捜査を依頼された
捜査官イカボット・クレーンが
(ジョニー・デップ)
スリーピー・ホロウ村を訪れ
犯人を突き止めていく・・・。
随分前に鑑賞済でしたが
テレビ深夜放送で再鑑賞。
Hallowe'en近くなると
観たくなる方が
多いのかも知れませんね。
森や村の背景、影絵ライト等
ゴシックホラー・ファンタジーの雰囲気で
ティム・バートンの世界観が伝わってきます。
キャストも豪華で
ヒロイン役のクリスティーナ・リッチ
「キャスパー」でも可愛かったですね。
ハリー・ポッターシリーズ
ダンブルドア校長役の
マイケル・ガンボン
行政長官役には
元祖「ドラキュラ」の
サー・クリストファー・リー
首なし騎士役は
クリストファー・ウォーケン等
ひと癖あるキャスト陣も楽しめます。
私が、幼い頃
テレビで観たホラー映画
「ドラキュラ」は
クリストファー・リーで
あの、目に見つめられたら
逃げられない そんな目の強さ
この作品でも見られました。
少しの登場でしたが存在感、ありますね。
首無し騎士の
クリストファー・ウォーケンの
凄みある形相もインパクト大で
迫力があります。
若いジョニデさんの表現力も豊かで
途中 幾度か
夢の中に登場する
少年役の子役さんも可愛かったです。
童話の雰囲気もあるシーンや
恐ろしい場面展開も
強く印象に残りました。
ティム・バートンの世界へようこそ
ニューヨーク市警捜査官をジョニー・デップが演じる。ジョニー・デップとクリスティーナ・リッチの美しい顔立ちが、ティム・バートンのクラシカルで独特な世界観に映える。
事件の終末シーンに全てを持って行かれた。
製作総指揮:フランシス・フォード・コッポラ
ー真実というのも本当は錯覚なのかも知れない
テレ東を録画にて鑑賞 (吹替版)
昔、むか~しに観た
クリストファー・ウォーケン(Dear Hunter)とジョニー・デップ観たさに観た記憶がある。
ティム・バートン✕ジョニー・デップはコレ以降観てないと思う。
なんかバートンは苦手だな。
感想。
コミカルなジョニーデップ。
ドキッとするような怖い演出のシーンはあるけど、怖い物語ではなく安心して見れた。
はじめは、真面目に推理していいのか迷信や魔法を軸にしてみたらいいのかわからなかった。
昔の作品はよく魔女出てくるけど、どのくらい信じられていたんだろう。
医者じゃないけど解剖してよかったのかな?
所々面白いシーンがあって最後まで楽しめた。
あの場にいたらめちゃめちゃ怖いと思う。
少年は勇気があってすごい。
私これ昔見た事あるな
最初のシーンのカボチャ🎃とか妊娠してる!で思い出した。でも途中で見てるの辞めてる気がする。最後まで覚えてなかった。
こんなどうでもいい話置いといて(笑)
作りがB級ホラー!!!ポップB級!
若かりしジョニデを見たかったのでよし!
内容も面白かった!途中ハリーポッターかと思った!
9と3/4線です!!!
典型的なバートンワールド
よくも悪くもバートンワールドの世界です。
この人の映画はこの人のファンを中心に観られているので、レビューなどは評価が高いですが、一般的にはクセの塊なのでバットマンやアリスみたようにハナから娯楽作狙ったもの以外は好みが別れます。てか、合わない人の方が多いと思うので要注意。
好きな人には信者が多いですけど、信者が多いというのは賛否両論ということですね。
雰囲気〇。
アダムス・ファミリーのウェンズデーが出ていると聞いて観ました。
ジョニー・デップがかっこよく愛らしいキャラだったのと、クリスティーナ・リッチが可愛くて素敵でした。
マスバスも子どもなのに頭が良くキャラが良くていい。
イカボットがマスバスを盾にする→マスバス、魔女に「子どもは去れ」と言われて即立ち去る→しかし外で(怖い森にも関わらず)ちゃんと待っているマスバス
このコンビいいですね。
最後、マスバスもついてきていて嬉しかったです。
最終的な犯人は、よく考えればそりゃそうだとなったんですが気付くことが出来ず。
首切りシーンが沢山で、怖がるよりも先に、多いな!?となっていましたが、
・血が噴き出す木を切る→大量の頭が。
・最後、アーチャーのヤスリがけしたような歯で口付けられる義母→そのままアーチャーに地獄へと連れていかれる→最後、木から手だけが見える。
ここちょっとぞっとしました。
義母、召使等の首を刈れたのだから、カトリーナの首も自分で刈ればよかったのでは…?とか、死の木の所で待つのは悪手では?とか思いましたが、
衣装とか、雰囲気とか、楽しめて良い映画でした。
この頃のバートン、デップコンビ
22年ぶりに鑑賞。
当時18歳、大作ばかり観ていた僕には、
怪しげで無二。一般受けは狙ってないであろうけど
エンタテインメントとして面白く、
ドキドキしたのを思い出します。
シザーハンズのコンビと知って妙に納得しました。
漫画家を目指してた少年の想像力を掻き立てました。
それから22年、
ボクもそれなりの人生を送ったけど、
特にジョニーデップは色々あって、
こうやって観返すと、
この頃のバートンデップコンビは素晴らしい。
しっかり興行も成功させエンタテインメントとして一流
だけどメジャーには行かないぜって感じが
カッコ良くて潔い。
ジョニーデップも今ではイケメンの代表格だけど、
この頃はカッコ良いけどなんか変。と言う感じが
良かった。
物語はホラーミステリーであり、ミスリードもあって
楽しめました。
モノクロ調の世界観と首無し騎士も格好良かった。
バートンデップコンビは素晴らしいけど、
デップクリスティーナリッチコンビも愛らしい。
いつも頭にある作品。見返したくなる作品です。
18世紀のクラシックと泥臭さが渾然一体となった美術とデップの存在感が光るバートン監督の佳作
18世紀の終わり、オランダ移民の居住区の村を舞台に、魔女と首なし騎士と亡霊が繰り出す猟奇殺人事件に立ち向かうニューヨーク市警のジョニー・デップの命がけの捜査を描いたティム・バートン監督得意のユーモアタッチのあるサスペンスホラー映画。バートン監督には、良くも悪くも映画に遊ぶ余裕を感じる程に、映画を愛し、楽しみ、映画らしく映画にしている努力を買いたい。制作された20世紀から丁度200年前の時代設定の割り切った泥臭さとクラシックに非科学的な想像力を働かせて、犯人捜しの謎解き以上に怪奇映画の面白さを追求している。その完成度も高い。ジョニー・デップは役に嵌り、余りにもピッタリで、演技上の優れたところが却って目立たない不運に陥っている。他の役者では、主人公の存在感は出せなかったであろう。見所は、バートンの映画愛と斬新で幻想的な美術と装置、そしてデップの役に成り切った存在感。役者の経歴に残るデップの魅力を称賛したい。
グロさあり、ダーク色が強いティムバートンの世界。 やはりジョニーデ...
グロさあり、ダーク色が強いティムバートンの世界。
やはりジョニーデップとの相性がいい。
弱そうな感じのジョニーデップも良い感じ。
ストーリーや展開も凝っているので、おもしろかった。
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