「2000年代はリアリティ志向に変わっていたので・・」007 ダイ・アナザー・デイ ソニー・クロケットさんの映画レビュー(感想・評価)
2000年代はリアリティ志向に変わっていたので・・
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ピアース・プロスナンが演じた最後のボンド映画だが90年代テイストのエンタテインメント要素はやはり2000年代には合わないようだったが時代背景は北朝鮮からのミサイル発射や拉致問題がクローズアップされており冒頭から北朝鮮潜入し捕虜になりボンドの堕落した姿、MI6よりも見限られながらも自分自身をハメた人物を探り出す。この頃辺りからアクション映画もリアリティ志向にシフトしており同じスパイ映画のジェイソンボーンシリーズ等は秘密兵器に頼るよりも自分自身のスキルやCQBやCQC等を取り入れたアクションを重要視している作品に切り替わった為本作でのSF要素がある様なスパイ映画は徐々に衰退していく事となった。
とは言え本作ではアストンマーチンがようやく公用車として復帰したりボンド作品40周年記念としての今までの作品のオマージュがあちこちに散りばめられている。
この映画の公開後にまたしばらくはボンド映画は作られなくなるが次のボンド役起用にはかなり製作サイドが悩まされたことだろう。
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