「【今作後、数多制作公開されたゾンビ映画の原点。”ナイト・オン・ザ・リビング・デッド”と、今作がなかったらゾンビ映画というジャンルは出来なかった訳で、それはとても、偉大なる功績だと思った作品。】」ゾンビ NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【今作後、数多制作公開されたゾンビ映画の原点。”ナイト・オン・ザ・リビング・デッド”と、今作がなかったらゾンビ映画というジャンルは出来なかった訳で、それはとても、偉大なる功績だと思った作品。】
■突如生き返った死者・ゾンビが人間たちを襲い始める。
ゾンビに食われた者もゾンビとして蘇り、世界は昏倒となっていく。
そんな中、ヘリで都市からの脱出を試みた4人の生存者SWATのピーター(ケン・フォリー)、ロジャー(スコット・H・ライニガー)、TV局社員フラン(ゲイラン・ロス)彼女の恋人でヘリのパイロット、スティーヴン(デヴィッド・エムゲ)は、郊外の巨大なショッピングセンターに逃げ延びて束の間の平穏を得る。
が、そこにも多数のゾンビがやってくる。
◆感想
・一番、ベーシックな”米国劇場公開版”を鑑賞
・ジョージ・A・ロメロ監督の”ナイト・オン・ザ・リビング・デッド”に続く第二弾だが、関係性はないようである。
・物語は、結構シンプルだが今作後、数多制作公開されたゾンビ映画の基本がキッチリ盛り込まれている。
1.ゾンビはゆっくり歩く
2.ゾンビは生前の生活習慣を残している・・。等々。
・私は、ゾンビ映画は2015年以降にしか見ていないので何とも言えないが、(除く:”ナイト・オン・ザ・リビング・デッド”)静なる恐怖感というモノが漂っている気がするかな。
<醸し出す終末観や、何故にゾンビが発生したのかなど細かい事は一切語られずに、物語は進む。マア、ゾンビ映画ってそういうモノだけどね。
で、思うのだが、ヤッパリこの作品が”金字塔”と言われるのは、この作品でゾンビ映画の基本的な設定は出来上がっているし、ムッチャ怒られそうだが、多くの映画監督を目指す人たちが、”あれなら、私でも作れるかもしれない!”と思ったのではないかな、と私は思ったな。
どちらにせよ、”ナイト・オン・ザ・リビング・デッド”とこの映画がなかったら、ゾンビ映画という今では大きな大きな映画のジャンルは出来なかった訳で、それはとても、偉大なる功績だと思うのだよね。じゃーね。>
ホラー映画で売り出すのが若手監督の登竜門みたいに言われたりすることもありますが、やっぱり商業映画の中では低予算で才能を発揮できるダントツのジャンルなんでしょうね。
NOBUさんがおっしゃるように、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』と『ゾンビ』を観てやる気を起こした映画監督のタマゴたちは多かったでしょうね!
映画監督のくだり、納得です。B級、Z級の監督達がアイデア勝負でやりやすいのがゾンビとサメですよね。一定の需要もありますし。
日本でも「カメ止め」や「温泉シャーク」などの傑作も生まれています。この「不滅」のジャンルを確立させてくれたロメロに称賛と感謝です🙏🏻✨️