劇場公開日 2019年11月29日

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「日本公開版 ZONBI!」ゾンビ banicoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本公開版 ZONBI!

2019年9月19日
iPhoneアプリから投稿

観ました、40年前…劇場で。
中学1年生の時。
SF映画と勘違いして…

ホラー映画なんて見たこと(と、いうか見る気など)無かったので、あまりの恐ろしさに、家に帰ってから一緒に観た兄と2人で部屋にこもってずっと震えてました。

映画のオープニングで、いきなり惑星の爆発後、イタリアのプログレバンド、ゴブリンによる「心臓の鼓動」のような重たいリズムのメインテーマが始まり、パニック状態のテレビ局が映し出されると、観ているこっちもパニック状態!

訳の分からないまま、今度はビードが効いた「ゾンビ」のテーマ曲と共にSWAT隊のプエルトリコ人アパート襲撃、そしてゾンビ達による衝撃映像の連続で、観ているこっちは完全に打ちのめされました…

途中、気分が悪くなり映画館を出ようかと思いましたが、中学生の小遣いで払うには高いチケット代を払っているので、何とか頑張って最後まで観覧しました。

そして、何とも救いようないラスト…

あの当時の中学生が観るには、とにかく衝撃的な映画でした。

ところが、これがきっかけとなり、その後ホラー・スプラッター映画にハマってしまい、数多くのゾンビ・ホラー作品を観ることとなりましたが、この「ゾンビ」を超える映画作品
に出会うことはありませんでした…

あれから40年ですか…😅

今では、すっかりこの手の映画を観ることも無くなりましたが、やはり「ゾンビ」はゾンビ・ホラー映画の金字塔ですね👍

監督のジョージ・A・ロメオでさえ、この作品をしのぐ「ゾンビ」映画を作れていないと思うし…

映画の内容や印象・感想は、好感的なレビューを書いてる方々とほぼ一緒です。
でも、やっぱり「頭を撃つ(破壊する)」のと「ゾンビが走らない(動きが遅い)」は、この映画を成立させる上で重要な設定だと思います。

この「日本劇場公開版」は、数ある「ゾンビ」公開バージョンの中でも1番上映時間が短いですが、その分テンポがよく、BGMも全てゴブリンの音楽なのでの、アメリカ版のようなチグハグ感もなく、スッキリと見れるのではないかな…と。

ただ、ゾンビ襲来シーンでは、当時の日本配給会社が少しでも衝撃シーンを抑えようと、ゾンビが人にかじり付いた瞬間に映像が止まって、食いちぎられる音だけになったり、スーパーマーケットで暴走族がゾンビに襲われるシーンでは、映像がモノクロになったりします。
(しかし、それが逆に妙なリアルさを感じさせるんですが…😅)

まぁ、もう40年前の作品だから、現代のゾンビ映画を見慣れた方や、若い方が観たら怖くない思うかも知れないですが、この機に「日本劇場公開版」を観て「ゾンビ」という作品が、なぜ今尚「高い評価」をうけているのか、その芯の部分を感じ取ってみるのも良いのでは…

自分も、久しぶりにデカいスクリーンでこの映画を見てみたいと思います!

banico
bionさんのコメント
2019年12月28日

ゴブリンがよかったです。
イタリアのプログレなんてノーチェックでしたが、映画とすごくあってました。

bion
キーモ・さんのコメント
2019年11月5日

いいね👍

キーモ・