「心温まる映画」サイダーハウス・ルール kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
心温まる映画
扱っているテーマは堕胎の問題や近親相姦だったりで重苦しいはずなのに、孤児院とサイダーハウスの雰囲気がそれを打ち消してくれる。「メーン州の王子、ニューイングランドの王」という言葉が家族愛を感じさせ心地よく眠らせてくれるような・・・また、子供にトラックの運転を習得させたり、無免許産婦人科医を育て上げたりと突飛なのだが、妙に現実感を帯びている不思議な映画。
バスター君(キーラン・カルキン)はマコーレ・カルキンの弟だったのですね。シャーリーズ・セロンやマイケル・ケインもgood。ピタリと役にはまってました。
サイダーハウス・ルールの意味はわかったのだが、「よそ者にルールを作らせないぞ」というテーマが本筋にどうからんでいるのかが不明だ。観る人によって様々な考えになりそう。何となく米共和党と米民主党との政治プロパガンダにも触れているような気がしてしかたないのですけどね・・・
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