劇場公開日 2000年6月24日

ロッタちゃんと赤いじてんしゃ : 映画評論・批評

2000年6月15日更新

2000年6月24日より恵比寿ガーデンシネマほかにてロードショー

小さなスーパー・ヒロイン、再び

あのロッタちゃんがまたやってくる! 大ヒット「ロッタちゃん はじめてのおつかい」で、愛豚バムセとともに日本中の人気者になった、スウェーデンのでこっぱちガンコ娘。今回は自転車でのカーアクション (?) あり、ピクニックでのハプニングあり、夏休みにぴったりのアウトドア編だ。

ロッタちゃんの魅力とは、いわゆる児童映画にありがちな「よい子」のイメージとはかけ離れ、意地っ張りで自立心に富んでいるところ。今回はヘソ曲がり度もぐんと増し、ほとんどビッチ?「お兄ちゃんたちみたいな二輪車がほしいよぉ」とゴネる彼女と、「まだ早いわよ」と許さない気丈なお母さん。大小ビッチ対決 (!?) もある。そんな緊張をやんわりほぐすのが、お人よしのお父さんと、お隣のベルイおばさん。お兄さんとお姉さんは、妹の強烈な個性の陰で目立たないが、ときに“ミニ両親”となってケアしてくれる。まったくロッタちゃんは幸せものだ。

おまけに、北欧の夏の美しいこと! 最近「太陽の誘い」というスウェーデン映画でも短い夏を惜しむような光、野の花、小鳥のさえずりが印象的だった。ロッタちゃんのキュートなサマードレスとともに、スウェーデンの豊かな自然もお見逃しなく。

(田畑裕美)

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