「良さを失った続編。。」パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト かつさんの映画レビュー(感想・評価)
良さを失った続編。。
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前作でよかった点がことごとく失われて、なんとも面白みの薄い作品になってしまいました。。
特に前半部分に言えますが、全体的に海賊物語感が少ない。ジャックがデイヴィ・ジョーンズを恐れて陸地にいたがったせいか、陸地で展開されるストーリーが多く、なんだか、インディ・ジョーンズや、ロード・オブ・ザ・リングの二番煎じ感がありました。前作で魅力だった海賊vs海賊の戦いもあまりなく、ラスボスもクラーケンで、いわば海賊vs怪物でしたし。
そして、前作で、コミカルで飄々としてるけど、一本筋の通った海賊だったジャック・スパロウが、ただの小賢しい小悪党になってしまったのがこれまた残念でした。終始デイヴィ・ジョーンズを恐れ海賊であるにも関わらず、必死に陸に上がろうとして、自分の保身のために仲間たちを利用し続ける。。なんかホントにガッカリしました。最後で、ようやく船を捨てずにカムバックしたけど、彼の落ちきった評価はあんな程度じゃ戻らないっすよ。。そして、コミカルなキャラも健在であるものの、なんか前作みたいなシャレたものじゃなく、クドいコミカルさというか、ちゃっちいMr.ビーン見てる感じで、ちょっと狙いすぎた辟易とするコミカルさでした。なんか、前作と全然違う人になっちゃいましたね。。
ウィル率いる海賊団とクラーケンとの戦いとか、見るべきシーンもあったので、残念です。。
3作目が、この作品と同じテイストなのか、前作のような雰囲気に戻るのかによって全部見るかどうか決めたいと思います!
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